「アメショー」というニックネームでも愛されているアメリカンショートヘアは飼いやすい猫として有名です。ただ太りやすい体質で肥満に注意が必要ですよ。
肥満を見分ける時に飼い主さんを惑わせる要素として、「ルーズスキン」という特徴がアメリカンショートヘアにはあります。この記事では甘えん坊な猫、アメリカンショートヘアの肥満体質やルーズスキンとの見分け方について詳しくまとめています。
アメリカンショートヘアは太りやすい体質?
アメリカンショートヘアは太りやすい体質の猫です。太る原因としては「キャットフードの与え過ぎ」「運動不足」「ストレス」などが考えられますよ。
ご飯を多めに与えている飼い主も多いですが、フードは多く与えたほうが良いわけではありません。運動量に見合って量を調節してあげる必要があります。
肥満防止のために大切なことのもうひとつは「運動」ですが、アメリカンショートヘアの場合は飼い主が遊んであげるだけでは運動量が足りません。「キャットタワー」を設置して日常的に運動量を確保できるようにすることがおすすめです。
また、「ストレス」から暴飲暴食にはしるアメリカンショートヘアもいます。過剰なスキンシップや劣悪な飼育環境がストレスの原因になりますので、節度ある接し方を心がけることと、爪とぎやトイレ、キャットタワーは常に清潔に保ってくださいね。
アメリカンショートヘアの肥満、ルーズスキンとは違う?
お腹の皮膚が垂れている
お腹に脂肪がたっぷりついている
アメリカンショートヘアは「ルーズスキン」といわれるお腹の皮膚のたるみが目立つ猫種です。よく飼い主さんが肥満と間違えるため注意が必要ですよ。
ルーズスキンとはお腹の皮膚が垂れている状態のことなので、脂肪が付いているわけではありません。肥満と勘違いされることもありますが、健康上の問題はありませんよ。
狩猟猫だったアメリカンショートヘアは素早く獲物を追いかけるための跳躍を繰り返し、皮膚が伸びるように進化したのです。
ルーズスキンと肥満の見分け方は?
見分け方 | ルーズスキン | 肥満 |
---|---|---|
真上から観察 | 腹が膨らんでいない | 腹が横に膨らんでいる |
真上からアメリカンショートヘアの体を観察してください。「ルーズスキン」の場合、真上からみてもお腹が横に膨れていません。一方、脂肪がたっぷりとつく「肥満」の場合はお腹が横に膨れているのがみてとれます。
また、ルーズスキンは子猫のころから少しずつ形成されるため、「急に外見が変わる」ことはありません。ある日突然お腹が膨れた場合は「肥満」の可能性が高いですよ。
急な肥満は病気も疑われますので、病院で受診することをおすすめしますよ。
太りやすいし、太っている様にみえる!
アメリカンショートヘアは太りやすい体質なだけでなく「ルーズスキン」のせいで太っている様にみえる体質をしています。
肥満は病気にもつながる避けるべき状態ですが、ルーズスキンはもともとアメリカンショートヘアがもつ体の特徴で害はありません。飼い主さんルーズスキンと肥満をしっかりと見分けて、肥満対策をしてあげることが大切ですよ。