大きな瞳と鼻周りの被毛が特徴的なシーズー。菊の花のような見た目から「クリサンセマム・ドッグ」といわれることもありますよ。
抜け毛が少なく飼育もしやすいと人気ですが、特有のにおいがきつい犬種としても知られています。この記事ではシーズーのニオイの原因やシャンプーの頻度についてまとめました。
目次
シーズーのニオイの原因1:体臭
口のニオイ
一番多いお口のニオイの原因は歯周病です。日頃の歯磨きができていないと歯垢がたまり口内細菌が増えることで歯周病は発症します。
また顔の被毛が多いので、食べカスやヨダレが口周りについたままになることもニオイの原因になります。
耳のニオイ
シーズーの垂れ耳は立ち耳と比べて耳の細菌が増殖して汚れやすいので、ニオイがきつくなりやすいです。
耳を裏返して見える範囲だけでも十分なので、柔らかいコットンにイヤークリーナーをつけてケアをしてあげると臭いが軽減されますよ。
皮脂のニオイ
皮脂がたまりやすいことも臭いの原因となります。
シーズーは皮脂の分泌量が多い犬種なので、こまめなシャンプーをしてあげることが皮脂の減少・臭いの軽減にもつながります。
シーズーのニオイの原因2:トイレ臭
シーズーに限らずおしっこやうんちを放置したり、お尻の周りにくっついたままになっているとニオイの原因になります。
このニオイは犬種に限らず発生するもので、飼い主さんのお掃除不足、お手入れ不足が主な原因です。
シーズーの「口のニオイ」対策!
まず歯周病を予防することが第一です。できれば毎日歯磨きを欠かさずしてあげてください。
また定期的にお口周りをお掃除してあげることも大切です。お口周りが汚れていたら濡れたガーゼで拭き取ってあげる、定期的にお風呂に入れてシャンプーをしてあげてください。
シーズーの「耳のニオイ」対策!
耳掃除の仕方
シーズーは長毛種なので、ムレを防止するためにまず耳の中の毛を抜く・カットする必要があります。
抜く場合はイヤーパウダーを耳の中にかけて人差し指と親指で少しずつ抜くようにしてください。無理をすると外耳炎の原因にもなります。
その後、イヤーローションを耳の中に数滴垂らしてクチュクチュとマッサージを行います。しばらくすると汚れが浮き出てくるので、コットンなどで耳の周辺を優しく拭き取ります。
耳周りの毛をカットする
耳周りの毛が長すぎると、通気性の悪さから外耳炎などの病気を発症することがあります。長くなってきたなと感じたら、カットしてあげてください。
シーズーの「皮脂のニオイ」対策!
シャンプー
皮脂腺の汚れを取る
被毛を綺麗に保つ
月1~2回
シーズーの臭いの主な原因は皮脂腺に溜まった汚れなので、シャンプーを使って「皮脂腺の汚れを取る」「被毛を綺麗に保つ」ことが大切です。
皮脂の汚れは日々生活しているだけで溜まりますし、散歩や外で遊んだ時の被毛の汚れも原因になります。まずは毎日ブラッシングしてあげることを習慣にして、月1,2回シャンプーで被毛を綺麗してあげると良いですよ。
シャンプーをしない方がいい期間
シーズーを家に迎えてワクチン接種の全過程が終わるまで(生後3ヶ月頃まで)はシャンプーをしないようにしてください。
また、発熱時や皮膚に外傷や湿疹、炎症がある場合もシャンプーは控えて、体調の回復を優先させてくださいね。
シーズーの「トイレ臭」対策!
こまめに掃除する
トイレ臭の対策は「こまめに掃除する」が第一に大切です。
トイレのおしっこやうんちは毎日お掃除してください。またお尻周りの汚れもシャンプーや濡れたガーゼなどで拭き取ってあげてください。
この対策をまずして、まだニオイが気になる方は以下の商品がおすすめです。
日頃のお手入れで体臭とサヨナラ!
匂いがキツイといわれるシーズーですが、飼い主や家族が日頃から適切な対処をしてあげることが大切です。
特に定期的なシャンプーをして臭いの原因である皮脂腺の汚れや被毛の汚れを取り除けば、シーズーは飼育しやすい犬種ですよ。