愛犬とのコミュニケーションや健康チェックの方法としてあげられるブラッシング。犬種によって、ブラッシングのやり方は少し違います。やり方を間違えるとブラッシング嫌いになることや傷ついてしまうなど注意も必要です。
この記事では、犬種ごとのブラッシングの違いについてまとめました。
目次
犬のブラッシング、長毛種はどうする?
スリッカーブラシ
ピンブラシ
代表的な犬種としては、マルチーズやシーズーなどがいます。
毛のもつれが酷い場合は毛先から行うこともありますが、基本的には根元から行います。力加減に気をつけながらスリッカーを使って優しくブラッシングするようにしてくださいね。
足の下を手入れするときは足を横に広げないようにします。犬は関節の構造上脚を横に広げることを苦手としているので、関節を痛めたり脱臼の危険性があります。
毛玉を見つけたら、無理にブラッシングせずに揉みほぐしてみてください。抜け毛が取れたら、ピンブラシやコームで整えると良いですよ。
犬のブラッシング、短毛種はどうする?
スリッカー
ラバーブラシ
獣毛ブラシ
代表的な犬種としては、ダルメシアンやボストンテリアなどがあげられます。
短毛種も長毛種と同じようにスリッカーを使いますが、力加減に気をつけてブラッシングをするようにしてください。力を入れすぎるとピンの先端で皮膚を傷つけてしまうことがあります。
ラバーブラシや獣毛ブラシを使う場合は、使用後に蒸しタオルで体を拭いてあげると艶が出ますよ。
犬のブラッシング、ワイヤー種はどうする?
スリッカーブラシ
スクラッチャー
トイプードルやミニチュアシュナウザーが代表的な犬種としてあげられます。
毛がふわふわしたタイプの犬種は、抜け毛取りにスリッカーを用いますよ。換毛期など抜け毛が多い時期はスクラッチャーを使用するとより良くなります。基本的には長毛種と同じですよ。
ひげや眉毛の手入れにはコームを使用しますよ。ブラッシング時は、目に入らないように注意してくださいね。
犬のブラッシング、大型犬はどうする?
大型犬は体が大きくブラッシングにも時間がかかってしまいますよね。また嫌がって暴れてしまうとなかなか作業をすすめることができません。
特にダブルコート(冬に防寒対策用の毛が生える犬種)であり大型犬でもある、ゴールデンレトリバーはとても大変ですよね。
暴れてしまう場合は、小型犬と同様にマッサージやおやつを与えるなどして落ち着かせることがおすすめですよ。他にもリードで柱につなぎながらブラッシングするのもかなり作業が楽になりますね。
犬のブラッシング、小型犬はどうする?
室内飼いをしているため被毛があまり汚れないような犬も、毎日してあげるのが得策ですよ。シャンプーをする前のブラッシングも毛玉が絡まるのをより防ぎます。
抜け毛や毛玉を減らすことができ、フケも除去できるので皮膚病ケアにもなりますよ。
ブラッシング時に用いるスリッカーはソフトタイプがおすすめです。小さな毛のもつれや、毛質のやわらかい小型犬には大活躍しますよ。
毎日のブラッシングで愛犬とのコミュニケーションを
愛犬に見合ったブラッシング方法を見つけることはできましたか?
愛犬にとっても飼い主さんにとっても苦労、苦痛のないような楽しいコミュニケーションのツールになるに違いありませんよ。また健康のチェックにも最適なので毎日のブラッシングはおすすめです。