愛犬が下痢をすると犬自身がつらいのはもちろん、飼い主さんも大変ですし、心配になりますよね。
下痢は他の症状を併発することも多いので、事前に知識を身につけておく必要があります。
✓食欲があるのに下痢になっているのはどうして?
✓下痢がかなり水っぽいけど、原因は?
✓血が混じっているときはどうすればいい?
など、下痢といっても症状は様々ですし、原因も複数考えられます。
この記事では、愛犬が下痢になってしまった時の原因や、嘔吐、血便対策をどうすればいいか、などをまとめています。また、下痢になってしまった子におすすめのドッグフードもご紹介しています。
正しい知識を身につけて、いざという時、愛犬のために動けるようにしておきたいですね。
愛犬の健康について悩んでいませんか?
犬を飼っていて、特に健康についての悩みはありませんか?
多くの飼い主様が、涙やけや毛のツヤ、口臭について悩んでいます。
もし同じようなお悩みがあるなら、一度ドッグフードを見直してみるといいでしょう。
例えば、獣医師の94.4%が推奨する無添加ドッグフード『natural one』なら、新鮮な生肉を50%以上使用し、栄養バランスにも気を遣っているので、健康な毛並みを維持することができるでしょう。
目次
愛犬の下痢、元気・食欲があるときは?食事が原因?
遊び過ぎによる疲れ
食べすぎ
脂肪分の摂り過ぎ
元気で食欲もあるのに下痢をしている場合は、人間にもありがちな一過性の下痢であることが多いです。「犬が遊び過ぎで疲れている」「食べ過ぎ」「脂肪分の摂り過ぎ」などが原因です。
特に子犬は一日中遊ぶと、次の日にも疲れが取れずに下痢になることがあります。
食べ過ぎや脂肪分の摂り過ぎの場合は、食事やドッグフードを工夫することで症状が改善することがあります。
対策
疲れ過ぎによる下痢は、遊ぶ時間を調節してあげてくださいね。特に子犬、小型犬は疲れやすいので注意が必要です。
食事は、栄養バランスや保存性などから、総合栄養食のドライタイプのドッグフードがおすすめです。下痢が続く場合は、食事の量や回数を一時的に減らし、胃腸を休ませてあげてください。
様子を見て、少しずつ量を戻していくといいですよ。下痢のため不足しがちな水分やミネラルを補うためにも、水の代わりにナトリウムやカリウム、糖分をふくんだスポーツドリンクを薄めて与えてあげてくださいね。
犬の下痢が水っぽいときの原因は?
寄生虫
アレルギー・食中毒
ウイルス性疾患
水っぽい下痢を繰り返す場合は、腸に異常がある可能性が高いです。寄生虫、食物アレルギー、食中毒やウイルス性の病気が考えられます。
このタイプの下痢が続くと脱水症状やミネラル不足を起こし、命に関わることもあります。
寄生虫
「糞線虫」「ランブル鞭毛虫症(ジアルジア症)」に特に気をつけてください。寄生されると命に関わります。
糞線虫は、成犬では主に水様性の下痢を起こしますが、症状が現れないこともあります。子犬が感染すると、激しい下痢によって発育不良や体重の低下が見られます。
生後間もない子犬が感染すると急性出血性の腸炎を生じやすいので、著しく衰弱して亡くなってしまいます。
ランブル鞭毛虫症(ジアルジア症)は拾い食いや、水たまり・河川の水を飲んだ若い犬に多くみられます。透明で悪臭のする便が大量にでます。
アレルギー
食物アレルギーで下痢をしてしまう場合はフードを変えることで症状が見られなくなることが多いです。
アレルギーが出る食品は犬によって違いますが、「乳製品」「小麦」「とうもろこし」「大豆」などに注意してくださいね。
対策
数日続くようであれば動物病院に連れていってください。獣医師は「下痢がいつ始まったか」「どれくらいの期間に何度下痢をしているか」「食事はなにか」「寄生虫駆除はいつしたか」「虫下しの薬を飲んだか」などを質問します。
愛犬の様子を細かく記録しておくと、病院での診断がより正確になりますよ。
ふじわら動物病院 藤原 光宏さん
人でも食べ過ぎたり、前日に焼き肉の脂肪分の多いカルビを食べ過ぎたりすると下痢することがあるように犬でもおやつをあげ過ぎて食べ過ぎたり、脂肪分が多かったりすると一過性に下痢することがあるので注意しましょう。また、ストレスによっても一過性の下痢することがあるので、下痢した前日に何かなかったかどうか思い返してみましょう。それを獣医に伝えていただけると診断の術になります。
犬が下痢をして、嘔吐もするときの原因は?
食中毒・食べ過ぎ
ウイルス性胃腸炎
嘔吐は下痢と併発することが多い症状で、原因が同じ場合が多いです。食中毒や食べすぎ、腸閉塞、ウイルス性の胃炎が原因になります。
腸閉塞の場合は何度も下痢や嘔吐をするので、要注意です。
嘔吐も下痢も体から有害なものを出している行為ですが、脱水症状になりやすいので治療は必要です。
「コロナウイルス性腸炎」は突然愛犬の元気がなくなって、食事を与えても食べなくなります。その後、下痢と嘔吐がみられオレンジ色をした下痢便をします。
通常7〜10日間で通常に戻りますが、幼犬の場合には下痢の症状によっては突然死するケースもあります。
対策
元気も食欲もあって、その後嘔吐がなければそのまま様子を見てもいいですが、嘔吐が2回3回と続くときや、老犬・衰弱しているなどの場合はすぐに動物病院に連れて行ってくださいね。
犬の下痢、血便の原因は?緑色やねばつきがある場合は?
病気(大腸炎・出血性胃腸炎など)、食べ物、寄生虫
酸化した胆汁、サプリメント、抗生物質
病気(大腸、小腸の病気)、寄生虫
血便の原因
下痢に血便が混ざっている場合は、大腸炎や出血性胃腸炎の疑いがあります。血便は、赤い場合と黒い場合があり、それぞれ出血している場所が違うと考えられます。
赤い血が混じっている場合は比較的新しい血が混じっている状態なので、肛門そのものや肛門に近い大腸で出血があったと考えられ、大腸炎などが疑われます。
黒いうんちで鉄のような臭いがする場合は、古くなった血が混じった血便である可能性が高く、胃や小腸など、肛門から遠い部位で出血していると考えられるので、出血性胃腸炎などが疑われます。また、口の中で出血して、その血を飲み込んでしまった場合にも黒い血便となることがあります。
食べ物が原因の場合
食べ物が原因の場合は、突然フードを切り替えた、食べさせすぎたなどの理由で消化不良となって血便が出ることもありますし、与えているフードの原材料の中にアレルギーを引き起こすものが含まれている場合にも血便になってしまうことがあります。
寄生虫が原因の場合
寄生虫が原因で血便になってしまうのは、胃腸に寄生虫が大量発生して胃腸炎を引き起こしている場合や、寄生虫が腸壁に噛み付いて、腸が出血している場合が考えられます。
寄生虫以外にもウイルス感染が原因で腸炎などの病気を発症し、血便が出ることもあります。
感染力の強いウイルスに注意
特に注意すべきウイルスは、「犬パルボウイルス」です。重度の胃腸炎を引き起こすウイルスで、血便以外の症状としては水様下痢、嘔吐、食欲不振などがあります。
非常に感染力が強く致死率が高い病気なので、ワクチンでしっかり予防するようにしましょう。ワクチンをまだ打っていない子犬がいる場合は、注意が必要です。
緑色の便の原因
緑色の軟便は、酸化した胆汁が原因です。小腸や大腸が弱って胆汁が再吸収されないようになってしまうと、粘液が緑色に酸化してしまうことがあります。
腸に問題がある可能性がありますので、早めに動物病院を受診しましょう。
他にも、サプリメントや抗生物質を与えた時、腸内細菌が死滅して緑色のうんちになることも考えられます。
ねばつきのある便の原因
ねばつきのあるうんちは、「粘液便」とも呼ばれます。ゼリーっぽい粘液が付着しているうんちのことです。
粘液は、腸の粘膜から分泌されるタンパク質の一種です。それがうんちと一緒に出てきてしまうということは、大腸に何か問題が発生したということが考えられます。
寄生虫がいる場合も、粘液便になってしまうことがあります。鞭虫や鉤虫が原因であることが多く、腸を噛んで吸血するので、血便も併発することがあります。
鞭虫は、虫卵を口から摂取したことが原因で感染します。鉤虫は、経口感染以外にも、鞭虫に規制されている母犬の母乳から感染する場合や、胎盤を通じて感染することがあります。
寄生虫に感染しないためには、飼っている犬のうんちを適切に処理し、常に綺麗な状態を保つことです。また、子犬を迎え入れた時には、糞便検査を行いましょう。
ふじわら動物病院 藤原 光宏さん
一言に下痢と言ってもいろんな下痢があります。水っぽい、泥状、赤色、薄茶色、黒色、緑色、粘液が混ざってる、酸っぱい匂いがする、いつもより臭いなど様々です。その状況によって小腸性の下痢なのか大腸性の下痢なのか、両方なのか、膵臓が悪いのかなど予測をつけることができますので、よくみていただくか、うんちの写真を撮っておいたり、うんちを動物病院に持って行きましょう。
犬の下痢に血が混じっている場合の対策は?
病院へ連れて行くときは、実際の下痢便を持っていくことをおすすめします。人に感染するものもありますので、便を袋へ入れる際はマスクとビニール手袋を使ってくださいね。
多頭飼いをしている場合は、下痢をしている犬に他の犬を近づけないようにしてあげてください。感染が拡大してしまうと大変ですよね。
緊急性の高さを見極めるポイント
犬の下痢は、場合によっては緊急性の高いものもあります。症状や状態によって異なるので、見極められるようにしておきましょう。
2日以上続く
まず、2日以上続く場合には病院を受診しましょう。
下痢が続くと脱水になってしまう可能性がありますので、気を付ける必要があります。
ただ、成犬で下痢以外に症状がなく元気で食欲もある場合には、2日くらいは様子を見ても大丈夫な場合が多いです。
子犬、シニア犬の場合
子犬の場合は、突然症状が悪化することがあります。
他に何の症状もなく下痢だけで元気だったとしても、2回以上続いている場合には病院へ連れていきましょう。
シニア犬も、子犬と同じく体力がないため、突然悪化することがあります。
嘔吐など他の症状も見られる
下痢だけでなく嘔吐もしている場合は、すぐに病院へいきましょう。
また体が震えている、お腹が痛そうにしている、などの症状が出ることもあるので、下痢をした時にはいつも以上に愛犬の様子をチェックしてください。
うんちの状態が悪い
成犬でも、うんちの状態が悪い場合は注意が必要です。
✓ゼリーっぽいうんち
✓血便
✓臭いがいつもと違う
こういううんちが出る場合は、成犬でも脱水を引き起こしていたり、腸の状態がかなり悪かったりする可能性があるので、病院へ連れていきましょう。
元気がない
下痢以外に病気の症状がなくても、食欲がなかったり元気がなかったりするような場合には病気や誤飲が考えられるので注意が必要です。
治療しているのに治らない
下痢の症状が続き、治療を終えた途端症状が再開するという場合や、治療中なのに症状が変わらないという場合にも、再度受診することをおすすめします。
ふじわら動物病院 藤原 光宏さん
うんちは健康のバロメーターになりますので、毎日のうんちをチェックしておきましょう。
うんちの色や形、大きさ、量などいつもと違ううんちがみられたときは、うんちを動物病院に持って行ってうんちの確認をしてもらいましょう。日頃からうんちをすぐに捨てずによく観察しておくことをおすすめします。
下痢をしたときは絶食するべき?
嘔吐や下痢の症状が軽く、下痢をしたときは絶食するべき?普段と変わらず元気な場合は半日から1日絶食絶飲します。水を要求する場合は、少量なら与えて問題ありません。
絶食絶飲して症状を繰り返さないのであれば、普段与えているごはんから半分程度減らした量を数回に分けて与えていきましょう。3、4日かけて通常の量に戻していきます。
症状を繰り返す場合は早急に動物病院へ
絶食絶飲をしても症状を繰り返してしまう場合は、早急に病院に連れていくべきです。水分が体からどんどん排出されていき、体力を消耗していってしまいます。
気になる初期症状は獣医師に相談してみる
「愛犬のウンチが柔らかいかも」「ウンチに血が混じっている」といった飼い主さんだからこそ気がつく初期症状を放置するのはよくありません。
できれば様子がわかる写真や動画を撮ったうえで、些細なことでもまずは獣医師さんへ相談してみてください。
犬に下痢の症状がみられたらすぐに病院へ
犬が下痢をしているときは、嘔吐や血便など、下痢以外の症状も多く発症します。脱水症状や貧血など、命にかかわる症状も多いです。
下痢の症状と同時に嘔吐や血便がみられたら、できるだけ早く動物病院に連れて行ってください。
愛犬といつまでも健康に過ごすために…
フード選びが愛犬の健康の鍵!
愛犬が健やかに暮らすためには、毎日の食事がとても重要です。ワンちゃんも私たちと同じように、日々の食事が健康に大きく影響します。適切なフード選びで、病気のリスクを低減し、医療費の負担も軽減できます。
多くの飼い主さんが、愛犬との楽しい時間にお金を使いたいと思っていますよね。そのためにも、毎日の食事から愛犬を守ることが大切です。
慎重にドッグフードを選んで、愛犬が長く健康でいられるようサポートしましょう!
どのドッグフードがベスト?
結論から言えば、総合栄養食で全ライフステージに対応している「natural one」がおすすめです!
「natural one」は子犬からシニア犬まで、あらゆるライフステージで安心して与えられるフードです。
多くのドッグフードはライフステージに応じて選ぶ必要がありますが、「natural one」なら、その手間が不要。ドッグフードを切り替える際のストレスや体調不良のリスクも回避できます。
また「natural one」なら、成長に合わせたフード変更の悩みを解消できます。さらに、AAFCOの基準を満たした総合栄養食なので、水と「natural one」だけで、1日に必要な栄養素をすべて摂取できます。
「natural one」のおすすめポイント
数ある高品質なドッグフードの中で、「natural one」を選ぶべき理由をご紹介します。
①食いつきと栄養バランスが抜群
「natural one」は、97%のペットオーナー様から食いつきが良いと高く評価されています。新鮮な生肉を50%以上使用しているため、嗜好性が高く、ワンちゃんの健康な体作りに最適です。
お肉だけでなく、野菜や果物、雑穀も含まれており、ビタミンやミネラルが豊富です。腸内環境を整える乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維も配合しており、免疫力の向上に貢献します。
②94.4%の獣医師が推奨
「natural one」は、94.4%※の獣医師が推奨するドッグフードです。食いつきの良さ、厳選した原材料、栄養バランスに優れ、愛犬に安心して与えられます。
③お試ししやすい
「natural one」は、定期購入に縛られることなく、1回だけのお試し購入も可能。さらに、初回割引もあり、お得に試せます。2回目以降も割引が適用されるため、継続がしやすいのも魅力です。