犬や猫に触ったり、近づくだけでくしゃみが出たり、鼻水、涙が止まらなくなったり、ひどいと呼吸困難におちいる事のあるアレルギー。赤ちゃんも、犬や猫に対してアレルギー反応を起すことがあります。
この記事では犬や猫アレルギーに赤ちゃんは敏感なのかどうか、症状や対策にはどんなものがあるのか、についてまとめました。
目次
犬猫アレルギー、赤ちゃんはかかりやすい?
生まれたての赤ちゃんは、肌が弱く敏感なのが特徴です。そのためアレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応しやすく、大人では平気な少しの刺激でも赤ちゃんは耐えられない場合があります。
蕁麻疹などかゆみの出る症状の場合、掻く事を我慢できない赤ちゃんは全身を掻き回してしまい傷ができてしまいます。
傷に細菌が入ると炎症を引き起こす可能性があるため、しっかりと対処する必要があります。
犬猫アレルギー、赤ちゃんに起こりやすい症状は?
くしゃみ
鼻水
咳
湿疹
目の充血
赤ちゃんのアレルギー症には、くしゃみや鼻水、咳、湿疹、目の充血などがあります。
風邪でもないのにくしゃみや鼻水が止まらないのはアレルギーの可能性が高いです。また重篤になると呼吸困難や喘息を起す場合があります。
赤ちゃんの犬猫アレルギー、どんな犬猫が注意?
犬アレルギーは基本的に体毛やフケ、唾液、尿などが原因でおこる事が多く、特に換毛期の時期に注意が必要です。
毛の抜けやすいダブルコートの犬種には特に注意が必要です。ダブルコートの犬種には、ボーダーコリーやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、コーギー、ポメラニアン、柴犬などがあげられます。
猫アレルギーも基本的に体毛やフケ、唾液、尿などが原因でおこる事が多く、換毛期には注意が必要です。長毛種は短毛種より手入れが大変で抜け毛が多くなりがちです。
長毛種にはエキゾチックロングヘアやスコティッシュフォールド、マンチカン、ヒマラヤン、ラグドール、メインクーンなどがあげられます。
赤ちゃんの犬猫アレルギー、対策は?
部屋の換気をよくする
部屋の換気を行うことで、アレルギーの原因となる物質を減らす事ができます。
空気清浄機を使うのがおすすめですよ。
掃除1「掃除機は使わない」
部屋の掃除を行う際、掃除機を使用してしまうとアレルギー物質を舞い上げてしまいます。
フローリングは拭き掃除、カーペットはコロコロやガムテープで掃除するのがおすすめです。
掃除2「ホコリを溜めない」
ホコリは徹底的に掃除する必要があります。角や家具の隙間、床の継ぎ目などホコリが溜まりやすい場所は念入りに行ってくださいね。
フローリングには除菌スプレーで掃除すると清潔にすることができます。
掃除3「カーテンや部屋着はマメに洗濯する」
カーテンにアレルギー物質が付着すると空気の入れ替え時に飛散してしまうので、こまめに洗濯する必要があります。
シーツや部屋着なども定期的に洗濯するように心がけてくださいね。
別々の部屋を作る
一番のアレルギー対策は、アレルギー物質から遠ざかることです。赤ちゃんが生活するスペースと、ペットが生活するスペースを別けるだけでアレルギーの発症を防ぐことができます。
特に寝室は必ず別の部屋にして、アレルギー物質と長時間接触することは避けてくださいね。
ペットを清潔に保つ
なによりアレルギーの原因物質をもつペットを清潔に保つ事も重要です。毎日のブラッシングや、定期的なシャンプー、トイレシーツのこまめな交換など可能な限り清潔に保つ必要があります。
シャンプーが困難な場合、蒸しタオルで全身を拭くのをおすすめします。
どちらも大切な家族
大切な赤ちゃんとペット、アレルギーだからとどちらかをないがしろにしてしまうのはよくありませんよね。一緒に暮すことが大切ですが、症状がひどい場合は無理をせず接触を絶つ必要もあります。
大切な家族だからこそ最善を尽くしてあげてくださいね。