ゴールデンレトリバーは、大型犬の中でも人気がある犬種です。
日本では小型犬が人気なため飼育数自体は減少傾向にありますが、世界中では安定した人気がありますよ。
この記事では、ゴールデンレトリバーのアメリカ系とイギリス系の違いについてまとめました。
目次
ゴールデンレトリバーの2つのタイプ?何が違う?
ゴールデンレトリバーにはイギリス系とアメリカ系の2タイプが存在し、「体型」「マズルの長さ」「毛色」などで見分けることができます。
ルーツは不明な部分が多いですが、イングランドの貴族が生み出したという説が有力で1890年代にアメリカやカナダへ持ち込まれました。
その後、アメリカで独自の改良が加えられたことで、異なる特徴を持つ2種類のゴールデンレトリバーが誕生しました。
イングリッシュゴールデンレトリバーの特徴は?
瞳の色 | 黒 |
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鼻の色 | 黒 |
マズル | アメリカ系よりも短め |
イングリッシュゴールデンレトリバーは、骨太・筋肉質でずんぐりとした体型をしています。
活発な面もあるもののどちらかというと穏やかでおとなしいので、家庭犬として多くの家庭で愛されていますよ。
被毛はややウェーブのかかった短毛で、毛色は白っぽいクリーム色をした子が多いですね。
アメリカンゴールデンレトリバーの特徴は?
瞳の色 | 茶色 |
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鼻の色 | 成長とともに黒から茶色に変化 |
マズル | イギリス系よりも長め |
イングリッシュゴールデンレトリバーに比べると、やや細身でスタイリッシュな体型をしています。
性格は好奇心旺盛でありながら人の役に立ちたいという「作業欲求」が強いため、盲導犬や聴導犬として活躍している子が多いですよ。
被毛は柔らめのストレートで、毛色はライトゴールドや茶色がかったゴールドなど様々な濃淡があります。
どちらが人気?
日本では、アメリカ系のゴールデンレトリバーが人気です。
どちらの血統を引いているか知りたい場合には血統書で確認でき、祖先犬の名前にKCと付いていればイギリス系、AKCと付けばアメリカ系と判断できますよ。
ドッグショーでは米国ゴールデンレトリバーを見かけることが多いですが、一般の家庭で飼う場合、性格の相性や見た目のタイプで選ぶことをおすすめします。
良さを引き出せるかは飼い主さん次第!
アメリカ系とイギリス系、どちらも魅力に溢れていて選ぶのに困ってしまいますよね。
どちらのタイプを選ぶにしても、その子の良さを引き出せるかどうかは飼い主さんにかかっています。