愛犬の散歩には首輪が一般的ですがハーネスを利用している飼い主さんもいます。重心が低くがっしりとした体形のフレンチブルドッグには、首輪とハーネスのどちらがおすすめなのでしょうか。
この記事ではフレンチブルドッグを飼う際の首輪とハーネスのそれぞれのメリットとデメリットをまとめました。
フレンチブルドッグに首輪はおすすめ?
母犬が子犬をしつけるときは首を噛む習性があります。首輪は犬に指示を伝えるときに首に刺激を与えるため、散歩中のしつけに向いていますよ。
また、馬や牛なども含めて、動物は頭の動きを支配するとコントロールできます。犬の方向を頭からコントロールできる首輪はしつけにおすすめです。
デメリット
フレンチブルドッグはぺちゃ鼻で、呼吸があまり上手にできません。いびきをするのもそのためです。呼吸器官の弱い子には首輪でのショックが大きな負担となるので、フレンチブルドッグには首輪はあまり向きません。
「チョークチェーン」などの閉まる形状の首輪は、使い方を間違えると閉まりっぱなしとなり「呼吸困難」の危険性もあります。
フレンチブルドッグに首輪は向きませんが、特に子犬や老犬のフレンチブルドッグの場合は、首への負担が大きくなるので避けたほうがいいですよ。
フレンチブルドッグにハーネスはおすすめ?
首輪は首に直接負荷がかかりますが、ハーネスは胴体につけるため呼吸器官を傷めることがありません。フレンチブルドッグにはおすすめですよ。
ハーネスは首輪と比べて装着範囲が広いので体への負担が少なく、子犬や老犬にも向いているといえます。
デメリット
そもそもハーネスとは「そり犬」がそりを負担なく引っ張れるように作られたものなので、飼い主が引っ張っても犬が負担を感じにくく設計されています。
引っ張り癖がひどい愛犬をしつけるには、ハーネスは向いていませんよ。また、首輪のように「首のコントロール」がありませんので、方向指示が伝わりにくいです、しつけとしてはハーネスよりも首輪の方が向いていますよ。
ライフステージによって使い分ける
フレンチブルドッグは口の部分が短いのであまり呼吸が上手ではありません。「気管虚脱」などの呼吸器系の疾患にもなりやすいです。
散歩では首輪よりもハーネスの方が向いているといえます。あまりにも引っ張り癖がひどいフレンチブルドッグの場合は、ライフステージによって使い分ける工夫がおすすめですよ。