まるで子羊のような独特の風貌に根強いファンが多いベドリントンテリア。日本ではあまり見かけない珍しい犬種ですね。この記事では、ベドリントンテリアの特徴や性格、価格や飼い方についてご紹介します。
目次
ベドリントンテリアってどんな犬?
イギリスが原産地のベドリントンテリアは元々、闘犬や猟犬として飼われていた犬です。聴力と視力が優れているテリア種と、追跡能力に長けたハウンド種との混血種です。足の速さも兼ね備え、猟を得意としていました。カワウソ、イタチ、狐狩りなどで活躍した犬種なのです。
ベドリントンテリアの特徴は?
その風貌は子羊そっくりで、見た目と体的性質のギャップが魅力です。トリミングによって、長く垂れた耳の先にボンボンのような飾り毛をつくった姿でよく知られていますよ。
体高(地面から背中までの高さ)は40~42cm、体重は7~10kg程度の小型犬に分類されます。外見と異なり俊敏な動きをし、体を動かすことを好みます。
ベドリントンテリアはどんな性格?
おっとりとした性格をしていて、飼い主に忠実です。飼い主の気持ちも敏感に感じとる賢い犬で、番犬にも家庭犬にも向いているといわれています。
猟犬としての気質も強く残っており、他の犬とケンカをしたり、一度ケンカを始めると勝つまでやめなかったりします。また、走っている小動物をみつけると捕獲するまでもの凄いスピードで追い駆けるなどの特徴もあります。
囲いの中以外ではリードは外さず、子犬の頃からたくさんの人や他の動物と接する機会を設けて、周囲の環境に慣れさせることが大切です。
ベドリントンテリアの価格は?ブリーダーとペットショップ、どっちがいい?
日本では一般的な犬種ではないので、ペットショップで見掛けることはほとんどありません。値段は15~30万円程度が目安とされていますが、希少犬種なので更に高額になるケースもあります。
入手するには、ペットショップやインターネット経由でブリーダーを探すところから始めてみてください。ブリーダーと連絡がとれたら、お目当ての子犬がいるかどうか確認するために飼育環境の見学予約をします。
毛色や性格、性別など、希望にかなう個体を探すのは手間と時間が掛かりますが、根気よく探してみてくださいね。
どんな子犬を飼えば良い?注意点は?
新たな家族の一員として迎え入れるからには、健康で丈夫、元気があり、毛艶の良い子犬を選びたいですよね。抱っこしたときに体つきがしっかりしており、筋肉質な子犬だと望ましいです。
ベドリントンテリアは体は大きくありませんが、毎日60分以上の散歩が目安で、独特の毛並みを持つためブラッシングは毎日必要です。見た目の魅力を保つためにも、定期的にドッグサロンなどを利用して入念なシャンプーとトリミングをしてあげることをおすすめする犬種です。
おっとりした性格に似合わない猟犬の気質を持ち合わせ、ケンカをしやすい点が要注意ポイントです。しつけ教室、訓練学校などを参考にして、子犬の頃からしつけに時間を掛けてあげてくださいね。日本ではまだまだ見かけることの少ない犬種ですので、家族に迎え入れれば目立ち、ユニークな飼育経験をすることができますよね。