「ミニブル」の愛称でも親しまれているミニチュアブルテリアは、19世紀に生み出されたイングランド原産のネズミ狩用犬種です。
闘犬として使われた歴史はありますが、家族に対しては情愛が深く子供に対してもフレンドリーなので初心者の人にも飼いやすい犬です。
この記事ではミニチュアブルテリアの販売価格やおすすめドッグフード、餌代など生涯でかかるお金をまとめました。
目次
ミニチュアブルテリアの販売価格は?
40万円前後
ミニチュアブルテリアの子犬の販売価格は、40万円前後です。
一般的なペットタイプであれば20〜40万円ほどで購入することもできますが、ショータイプを希望する場合は50万円近い値がつくこともあります。
ペットショップではあまり見かけませんが、専門のブリーダーさんもいるようなので購入を考えている場合は様々な子犬を見てお気に入りの子を見つけてください。尚、ホワイト種を購入する場合は、聴覚障害を持っている子もいるので必ず検査をするようにしてくださいね。
まれに里親の募集をしていることもあるので、子犬にこだわりがなければ里親制度もおすすめです。
ミニチュアブルテリアのおすすめドッグフードや餌代は?
ミニチュアブルテリアは遊んだり運動したりすることが大好きですが、体のわりに体重が重いので膝蓋骨脱臼などの関節疾患を発症しやすい面があります。
肥満になると関節にかかる負担も大きくなるので、普段の食事で体型を管理してあげることが大切ですよ。
約9,000円
ミニチュアブルテリアのような中型犬の1か月の平均のドッグフード代は約9,000円ほどかかる見込みとなりました。(Qrasippo調べ)
量販店で購入できる手に取りやすいものや、無添加にこだわったプレミアムフードなど様々なドッグフードを10個選定し、平均価格を算出しました。
そのため、実際に購入してみたら案外安く済んだ、高くついたということがあるかもしれませんので、この値段はあくまでも参考にしてみてください。
ドッグフードには様々な種類があるので、愛犬にぴったりなドッグフードを選びましょう。
ミニチュアブルテリア、飼育環境を整えるのにかかる費用は?
ケージ
食器類
寒さ対策グッズ
トイレ用品
寝床
ケア用品
首輪・リード
ミニチュアブルテリアを飼育するためには、「ケージ」「食器類」「寒さ対策グッズ」「トイレ用品」「寝床」「ケア用品」「首輪・リード」などが必要です。
総額で7万円で揃える事ができます。
ケージ
ミニチュアブルテリアには、90×60cmサイズのケージが最適です。
犬にとってケージは安心できる場所になりますし、1万円程度で購入できるので必ず用意してあげてください。
食器類
様々な素材の食器が販売されていますが、ステンレス製か陶器製がおすすめです。プラスチック製だと噛んだ時に傷がつくので、衛生面が気になってしまいますよね。
100円ショップのものでも問題ないですが、軽すぎると食事の時に動いてストレスになります。重さがあるものを選ぶようにしてください。
寒さ対策グッズ
ミニチュアブルテリアは寒さに弱い犬種なので、洋服を着せたりペット用ヒーターを使って快適に過ごせるようにしてあげてください。
洋服類は1万円ほどあれば2~3枚ほど、ペットヒーターは5,000円ほどで購入できます。
トイレ用品
トイレは大きいサイズのトイレトレーがおすすめで5,000円前後、ワイドサイズのトイレシートは300枚入りが6,000円程で売られていますよ。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用のブラシ」「シャンプー&リンス」も揃えるようにしてください。
短毛種なので普段の手入れは神経質になる必要はありません。獣毛ブラシを使った週1回程度のブラッシングと汚れが気になった時に濡れタオルで拭いてあげる程度で十分です。
首輪・リード
ミニチュアブルテリアには、首輪でもハーネスでも問題ありません。
中には興奮しやすい子もいるので、愛犬のしつけの入り方などに合わせて最適なものを選んであげてください。5,000円程度で様々な素材のものが販売されています。
ミニチュアブルテリアの飼育はどのくらいお金がかかる?
215万円
犬の飼育にかかる生涯費用は「初期費用」+「年間費用」✕「寿命」で計算することができます。
ミニチュアブルテリアの飼育にかかる初期費用は「子犬価格」「飼育環境」を合わせた約47万円です。年間費用には「餌代」「ケア用品」「トイレ用品」「医療費(ワクチン代)」が含まれます。中型犬の医療費は年間3万円ほどなので、年間費用は14万円になります。
ミニチュアブルテリアの平均寿命は12年ほどなので、生涯費用は47万+17万×14年=215万円ほどになる計算です。
「膝蓋骨脱臼」や「水晶体脱臼」などの眼の疾患に注意したい犬種なので、ペット保険への加入も検討してみてくださいね。
最後まで愛犬を可愛がれる覚悟があるかをもう一度考えよう!
ミニチュアブルテリアは「失明」や「聴覚障害」など親からの遺伝疾患も多いため、生涯にわたって飼い主さんが生活の援助をしなければならないこともあります。
途中で飼育放棄をすることが無いように、十分な資金的余裕を作り万全の態勢を整えてからミニチュアブルテリアとの生活を楽しんでくださいね。