猫のしつけ基本まとめ。噛む力が強いときは?室内飼いの注意点は?

猫と人

猫を飼うにあたって大きな懸念となるのがしつけです。一般的に、猫は犬に比べてしつけに対するリアクションが良くありませんが、全くしつけることができないわけではありません。今回はかわいい飼い猫との幸せな共同生活を営むためのしつけポイントをまとめました。

猫のしつけの基本

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猫のしつけには大きく分けて「適正年齢があるもの」と「生涯通してのもの」の2つがあります。

適正年齢があるもの

猫は、生後2週目〜7週目に社会期を迎えるといわれています。社会期とは、周辺環境からの刺激に対して順応するための学習期間です。この期間に4人以上の人間が1日あたり1時間程度猫と触れ合うことで、猫が人の手を怖がらず、人なつっこく育つといわれています。

生涯通してのもの

基本的には、猫がいけないことをした場合、必ず「その場で」叱ることが大切です。1度では覚えてくれないことが大半なので、根気よく叱り続けましょう。また、子猫のときは遊びで噛んでくることもあります。力が強い場合は、その都度「痛い!」と声をあげるようにしましょう。徐々に噛む力が弱くなっていきますよ。

気になるトイレのしつけは「トイレの場所を決めて、動かさない」ことがとても重要です。猫を飼い始めるときは、以前に使っていたトイレの砂を少し分けてもらい、混ぜて臭いをつけてあげましょう。もしトイレ以外の場所でおしっこをしてしまったら、消臭スプレーを使って拭いてくださいね。臭いが残っていると再度同じ場所で用を足してしまいます。

なかなかスムーズにいかないかもしれませんが、しつけに関しては個体差が大きいので、猫が覚えてくれるまで根気強く続けることが肝心です。

長生きさせたい場合は、室内飼いを徹底!

猫

完全室内飼いとそうでない場合で、猫の平均寿命に−2.8歳の差があることが分かっています(平成25年度全国猫推計飼育頭数調査)。愛猫に長生きを望むなら、室内で飼ってあげましょう。外の世界を知らなければ、家の中の空間が猫の縄張りの全てになります。

室内飼いでは重要なしつけは、「猫のテリトリーを教え込むこと」です。猫に入らないで欲しい場所がある場合は、絶対にそこには入れないようにしましょう。誰かが招き入れたり、抱っこをしたまま入ったりするとそこは猫のテリトリーに入ってしまいます。ドアを開けっ放しにしてしまうのもNGです。

室内飼いでも運動不足が心配になるときには、キャットタワーを設置したり、遊べるおもちゃを置いてあげたりしましょう。ケージをおく場合も、横の広がりよりも高さのあるものを選ぶと、じゃんぷして遊べるのでストレスがたまりにくいですよ。

 

猫と飼い主がお互い幸せに生活するためにはルールが必要

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家の中にいるだけで幸せな気持ちにさせてくれる猫ですが、同じ家に暮らす以上きちんとルールを設けることも大切です。室内飼いをするときは猫の行動範囲を狭めるようなしつけが必要ですが、それだけで猫が不幸せになるわけではありません。猫を飼うルールをあらかじめ決めておくことで、飼い主も猫自身も幸せに暮らせることができます。

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