今ペットして大人気の猫。テレビで特集されていたり、SNSなどでも話題になって飼いたいと思っている方も多いのではないでしょうか!
しかし、犬と違って「猫アレルギー」と聞くことが多いほど、アレルギーを起こす人が多いですよね。飼いたい気持ちはすごくあるけれど、、自分や家族が猫アレルギーを発症することがないか不安になるのも事実…
✓猫アレルギーってどうして発症するの?
✓飼っていて途中から発症することはあるの?
✓治療すれば治るもの?
飼うことを考えたとき、このような疑問が生まれますよね。猫アレルギーはいつ発症するかわかりませんし、猫を飼っていても突然発症してしまう可能性があります。
そこでこの記事では、猫アレルギーがどうして起こるのか、どのような症状が出るのか、そして治療法や克服方法について紹介します。猫との生活を考える方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。
猫アレルギーってどんなもの?
猫アレルギーとは
猫アレルギーとは、猫のフケや毛、唾液や尿に含まれる「アレルゲン」と呼ばれるアレルギー誘発物質です。猫アレルギーは5人に1人が発症すると言われており、多くの人が悩んでいるアレルギーと言えます。
このアレルゲンは、アレルギー体質の人の体内に入ると「異物」や「危険物」と認識されます。異物に対して抵抗するために過剰に免疫反応が出ることによりアレルギーが発症します。
アレルギーが現在出ていない人でもアレルギー体質の人はいるため、今後アレルギーが出てくる可能性はあります。
猫アレルギーの症状は?
猫アレルギーの症状は、皮膚や目、鼻、喉にわかりやすく現れます。花粉症と似ている症状も多く、目のかゆみや充血、くしゃみ、鼻づまり、咳などの症状があります。
また、風邪の症状ともよく似ているといわれます。ひどい場合は喘息になってしまうリスクもあります。
皮膚にも赤みやかゆみ、じんましんなど出る場合もあり、人によって症状や軽度はさまざまでしょう。
ただ、猫アレルギーは比較的わかりやすく、同じ空間に猫がいたり猫と接触したりするとすぐに反応が出始めます。疑わしい症状が出てきたらまずは病院に行き、内科で診察を受けてください。
猫アレルギーは治療可能?薬を飲む?
現在の医療では、猫アレルギーは完治できないと言われています。しかし、症状を軽減させたり悪化を防ぐことは可能です。
一般的な方法としては、薬を飲むことです。アレルギーなので、花粉症と同じと考えたらわかりやすいでしょう。
症状が軽い場合であれば市販の薬でも効果がありますが、アレルギー反応が重度のものであれば病院で診察してもらいましょう。最悪命の関わることもあります。
治療ができないため、完全に克服することはできないのが猫アレルギー。しかし、症状を緩和させるために「アレルゲンが発生しづらい環境をつくる」ことで対策することはできます。
重度の猫アレルギーの方は猫との接触を控えるべきですが、市販の薬で効果がある方や、次でご紹介する対策方法が対応できるのであれば、猫との生活もできるかもしれません。
猫アレルギーの対策方法は?
猫アレルギーは、残念ながら治療で完治できるものではありません。しかし、これから紹介する方法をしっかり守れば、猫との生活も夢ではありません。
また、これらの対策方法は猫アレルギーがまだ発症していない方にとっても役立つ方法となっています。習慣づけられると良いでしょう。
ご自身の症状を考慮しつつ、ぜひお試しください!
猫自身のお手入れをしっかり行う
なんと言ってもこれが最大の対策方法でしょう。できれば週に2~3回のブラッシングと月に1~2回シャンプーすることが望ましいです。
シャンプーが苦手な猫ちゃんは多いかと思いますので、濡れタオルなどで拭いてあげるだけでも良いでしょう。とにかく猫の体を清潔に保つことが大切です。
ブラッシングをするならトリマーや獣医さんなどのプロに頼むことをおすすめします。もしご自身でするならマスクをし、終わったあとは手も腕までしっかり洗いましょう。
部屋をこまめに掃除する
動物の毛というのはいつの間にか抜けて、至るところに落ちていたり付着していたりします。そのため、床だけでなくカーテンなど、至るところをしっかり掃除する必要があります。
洗濯ができるものはこまめに洗濯することが望ましいですが、大変と感じるのであれば布製品をへらすことをおすすめします。例えばカーテンをブラインドにしたり、カーペットを短毛のものにするか、いっそ敷かないようにするなどです。
さらに空気清浄機で空中をキレイにすることも効果的です。
健康的な生活を心がける
猫アレルギーなのに健康的な生活?と思われるかもしれませんが、ご自身の体が健康的であることが一番の対策となるでしょう。
例えば睡眠。睡眠不足は、人間にもともと備わっているアレルギー反応を抑制する機能の働きを低下させます。さらに免疫力の低下にもつながり、アレルギー反応が出やすくなる可能性があります。
食事もそうです。偏った食事をしていたり、食べていなかったりすると体力は落ちますし、睡眠同様免疫力の低下が考えられます。
部屋をキレイにすることも含め、きちんとした生活を心がけるだけで健康に繋がります。
猫アレルギーが心配な方は、まず検査を
いかがでしたか?猫アレルギーの症状が出た場合やこれから猫を飼うに当たって心配な方は、一度病院を受診し、猫アレルギーの検査を受けてみてくださいね。
猫アレルギーの克服方法は自分自身のためだけではなく、愛猫が快適に生活するための生活習慣でもあります。楽しいペットライフを過ごすためにも、掃除やブラッシング、シャンプーは忘れずに行うようにしてください。