子猫がミルクを飲んでいる姿は、かわいらしいですよね。YouTubeでも子猫にミルクをあげている動画は視聴数が伸びやすいようです。
子猫は生まれてすぐに、母猫の母乳を探します。生まれたての子猫は、母猫からの授乳を通して免疫力を高めるので非常に重要です。しかし、母猫からの授乳ができない場合もあるかと思います。この記事では、子猫へのミルクの与え方をご紹介します。量や頻度、回数やいつまであげるかについてまとめましたので子猫を飼い始めた飼い主さんは確認してみてくださいね。
目次
子猫のミルク、飲ませ方は?
子猫のミルクを準備
子猫専用の哺乳瓶、子猫用の粉ミルク、お湯を用意してください。哺乳瓶は耐熱性のものを準備し、使用するたびに数分ほど煮沸消毒をすると安心です。ペット用の粉ミルクは、必ず子猫用のものを準備してあげてください。
子猫のミルクの分量・温度
ミルクを作るときの分量や温度はミルク缶の表記の通りに作ります。ミルクの温度は、自分の手首に数滴たらし、人肌程度になっているかを確認します。
子猫へのミルクの与え方
飲ませ方は、うつ伏せで飲ませる姿勢が基本です。仰向けで飲ませると消化不良を起こしやすいので注意してあげてくださいね。
子猫に与えるミルクの量は体重測定でわかる
子猫の体重によってミルクの量は違います。生後1週間の子猫はおよそ150グラム、生後3週間では350グラム程度になります。150グラムの子猫の場合は1回におよそ7cc、350グラムの子猫ならおよそ20cc程度が適量です。
メーカーによってミルクの分量が多少前後しますが、記載されている量を守って与えるのがポイントです。
子猫にミルクを与える回数は?
体重が少ない赤ちゃんは1回に飲む量が少なく、回数が多くなります。150グラムの子猫は1日に6回、350グラムの子猫は1日に4回与えてあげてください。
注意するべきは、回数が少なくなり1日に必要な量を下回ってしまうことです。栄養失調になってしまうことがあります。子猫のときは少し多めにあげても問題ないので、1日の必要量を守ってあげてくださいね。
子猫の卒乳の時期とポイント
子猫は生後20日ほどで歯が生えてきます。歯が生えてきたら、徐々に離乳食に変えてあげてください。離乳食は最初、柔らかくふやかしたものがおすすめです。離乳食に慣れ、たくさん食べるようなら順調な証拠です。
最初はフードをあまり食べずに栄養が足りないことが多いです。その場合はミルクで補いましょう。フードをたくさん食べ、充分な栄養が取れるようになったらミルクを与えるのをやめます。目安は、離乳食スタートから10日程度で卒乳できるのが理想です。
子猫がミルクを飲まないときは?
子猫がミルクを飲みたがらないときは、ウンチをしているか確認してみてください。ウンチが出ないと、お腹が空きづらくなりミルクを飲まないことが多いのです。していない場合は、お尻をティッシュなどで優しく刺激して排便を促してあげてください。排便をすればお腹が空くので、ミルクを飲むようになりますよ。
哺乳瓶の吸い口が小さく、うまく吸えずにミルクを飲まないこともあります。その場合は吸い口を少し大きくして、ミルクを飲みやすくしてあげてくださいね。
子猫用ミルクの種類は?
子猫用のミルクには、液体タイプと粉末タイプの2種類あります。液体タイプは作る手間がなく、飲ませやすいのが特徴です。ただ、使い切りが多いので長い期間の保存ができません。値段は100mlで100円程度です。
粉末タイプは、作る手間こそかかりますが保存がきき、費用も液体タイプよりも抑えられます。値段は、300gで1,500円程度です。
子猫には牛乳は危険。子猫用ミルクで育てる
イ子猫に牛乳を与えようとする人がいますが、やめてあげてください。牛乳に含まれる成分を分解できず、下痢や軟便になってしまうからです。また脂肪分が高く、病気になることもあります。子猫専用のミルクを用意してあげてくださいね。