猫と触れ合う時間は、飼い主にとっても猫にとっても癒しのひとときですよね。猫がリラックスして喜んでもらえるスキンシップをとりたい思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では猫がリラックスするマッサージ方法や注意点についてまとめました。
目次
猫のマッサージ、触れ合うのが健康管理の基本
愛猫(あいびょう)に元気で長生きしてもらうためには、普段の様子を観察し健康状態を把握することが重要です。
毎日猫に触れたり抱きかかえたりするだけで小さな異変に気づくことができます。毛の手触りや皮膚の張り、体温の変化、触れて嫌がるところや痛がるところが無いか、確認してあげてください。
食事を食べる量や排泄物をチェックすることと同じくらい、猫の健康管理上、大切なことなのです。
猫に対するマッサージの役割は?
猫と触れ合うだけでなくマッサージもしてあげると、ボティケアにも繋がります。
猫の被毛を撫でたり、体をさすったり、揉んだり、つまんだりして、筋肉をほぐしてあげてください。血流促進とストレスを緩和しますよ。
猫とスキンシップをとることは、飼い主さんもリラックスできるといわれていますので、飼い主側が疲れているときこそ、マッサージをしてあげることをおすすめします。
猫のマッサージ、体のどこをしてあげる?
多くの猫は「耳の後ろ」「口の端」「のどから頬」「鼻すじからおでこ」「ひざの裏」「後ろ足の付け根、内モモ」「肉球や指の間」「肩甲骨」を撫でられると喜びます。
猫が気持ちよさそうにしている場所をやさしく撫でてあげてください。目を閉じたり、喉をゴロゴロ鳴らしたりしていればリラックスしている証拠です。
猫は自分で舐めたり、ひっかいたり出来ない場所を撫でられるのが好きなのです。猫の様子を見ながら気持ちいい場所を探してあげてください。
猫のマッサージ、やり方は?
基本的なやり方は、人間に対して行うように揉むのが基本です。
猫には人間のような「痛気持ちいい」感覚はありません。ソフトに、猫が嫌がらない程度の強さでのマッサージを心がけてあげてください。
猫用ブラシでのブラッシングや、人間用の歯ブラシを使ったマッサージもおすすめです。特に歯ブラシは、感触が母猫に舐められている感触と似ていて落ち着いた気持ちになるといわれています。
猫のマッサージ、注意点は?
肉球や指の間、足などは触ると嫌がる猫は多いです。まずは嫌がらない場所から徐々に慣らしていくのがおすすめです。
撫でられることは気持ちよいことと認識すれば、色んな場所を触らせてくれるようになりますよ。ただ、猫によっては触られること自体が苦手なこともあります。
無理にやらず、猫が寄ってきたり、甘えてきたりするようなタイミングでしてあげてくださいね。
猫がマッサージを嫌がるサインは?
マッサージ中に手をあまがみしてきたり、爪を立てたりするときは「もういい、やめてくれ!」というサインです。
マッサージ自体に飽きたか、嫌な場所を触ってしまった、マッサージが痛かったなどの可能性があります。
そのまま続けていると、スキンシップをとることが嫌になってしまうので、すぐにマッサージを中止してあげてください。
猫へのマッサージを控えて欲しいときは?
猫に対してマッサージをする際に触る場所、触り方についてご紹介してきました。
「怪我をしている」「熱がある」「食事の直後」「激しい運動の直後」「ガンを患っている」といったケースでは、マッサージをすることで体調悪化を招く可能性があるので控えてあげてください。