猫を飼っていると、避けて通れないのがトイレの掃除です。ちょっと面倒だなと感じたり、どうやって掃除したらいいか分からず悩んだりすることはありませんか。
この記事では猫のトイレ掃除の頻度や方法についてまとめました。
目次
猫のトイレ、掃除の頻度は?
猫がトイレを使うたびに掃除するのがおすすめです。
猫の排泄物は臭いが強いですし、放置しておくとそこから雑菌が繁殖します。こまめに掃除すれば、臭いや汚れを抑えることができます。
仕事などで長時間留守にする場合でも、1日1回は掃除してあげてくださいね。トイレがきれいだと、猫も喜んで使ってくれますよ。
トイレ本体を洗う頻度は?
月に1回が目安です。
普段こまめに掃除していても、やはり毎日使うものなので、徐々に汚れがたまったり臭いがついたりします。月に一度は本体を丸洗いして、スッキリさせるのがおすすめですよ。
猫のトイレ、掃除の仕方は?
猫のトイレは、次のように掃除します。
おしっこやうんちのとり方
おしっこは、固まったり濡れたりしている砂をスコップで取り除きます。おしっこをした直後はまだ砂が固まっていないことがあるので、しばらく待ってみてくださいね。
うんちもスコップですくい、余分な砂を落としながら取り除きます。スコップで取りづらい場合はビニール袋でつかんでもOKですよ。
最後に、減った分の砂を足して表面をならしておいてくださいね。
トイレケースの洗い方
砂を出したトイレケースにお湯を張り、しばらく置いておきます。
こびりついた汚れがふやけてきたら、柔らかいスポンジで洗います。猫は嗅覚が鋭く、香りの強い人間用の洗剤を嫌がることがあるので、ペット用の洗剤があると便利ですよ。
洗っても臭いが気になる場合はクエン酸を使うのがおすすめです。トイレケースにお湯とクエン酸を入れて30分ほど置くか、クエン酸スプレーを吹きかけると、アルカリ性のおしっこが中和されて臭いが消えます。
洗い終わったらよく水気を拭き取り、天日で干せば清潔なトイレのできあがりです。
猫砂の捨て方は?
猫砂は種類によって処理の方法が異なります。
燃えるゴミとして出せるものが多いですが、地域によっては不燃物扱いとなる場合があるので、一度お住まいの自治体に確認してみてくださいね。
人間のトイレに流せる猫砂も市販されていて便利ですが、大量に流すとトイレが詰まることがあるので注意が必要ですよ。
トイレの猫砂が散乱する!対策は?
猫砂が散乱するのには、次のような理由があります。
猫が砂をかける
肉球の間にはさまる
猫が砂をかける
猫は自分の排泄物に砂をかける習性があります。
屋根付きのトイレを使ったり、スペースに余裕があればトイレを大きくしたりしてみてください。周りを段ボールで囲っても良いですね。
肉球の間にはさまる
肉球にはさまった砂がポロポロと落ちて、トイレの周りに散らばってしまいます。
猫砂の大きさを変えてみてはいかがでしょうか。大きめのものだと肉球にはさまりにくく、重さも適度にあるので飛び散りにくいですよ。
猫のトイレ、周辺の臭いや汚れを取り除く方法は?
猫がトイレから出る時、足に砂がついていると、周りに散らばって臭いや汚れのもとになります。トイレの出入り口にマットを敷いておけば、汚れた時すぐに交換して清潔な状態をキープできますよ。
床に汚れがついてしまった場合は、ペット用の消臭スプレーを吹きかけてから拭くと、臭いが消えてスッキリします。
あわせて空気清浄機を置けば、トイレの臭いだけでなく気になるペット臭も軽減してくれるのでおすすめです。
猫のトイレ掃除、簡単な方法はある?
毎日のトイレ掃除を簡単にしたい時は、システムトイレに変えてみてはいかがでしょうか。
システムトイレは、おしっこが砂とすのこを通過して下に落ち、容器の底に敷いたシートに吸収される構造になっています。おしっこの度に掃除する必要がなくなり、シートの交換は1週間に1回でOKです。
毎日行うのはうんちの処理だけになるので、掃除が楽になりますよ。
猫がトイレ掃除をすると怒る!どうする?
猫がトイレを自分の縄張りだと思っているのかもしれません。
飼い主さんは猫が怒っても動揺せずに、素早く掃除を終わらせるのが一番です。
どうしても猫が邪魔したり攻撃したりする場合は、寝ている間に済ませるか、掃除の時だけ他の部屋に連れて行ってくださいね。
猫のトイレ掃除を怠るとどうなる?
デリケートできれい好きな猫は、汚れたトイレを使いたがらず、おしっこやうんちを我慢してしまうことがあります。
我慢しすぎると膀胱炎などの病気になる場合があるので、気をつけてあげてくださいね。
また、我慢しきれなくなった猫は、トイレ以外の場所でしてしまうかもしれません。猫の粗相には理由があることが多いです。トイレが清潔かどうか確認してみてくださいね。
トイレ掃除で健康チェック!
トイレ掃除は単にきれいにするだけではなく、排泄物を見て猫の健康状態を確認するチャンスでもあります。
おしっこやうんちにいつもと違うところがないか、よく観察しながら掃除すると、愛猫の体の変化に早く気づくことができますよ。