猫がすりすりする、ついてくる、舐める!仕草の気持ちや意味は?

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猫は気分が変わりやすく、一見すると何を考えているのかつかみにくいところがあります。猫の気持ちをもっと知りたい!と思う方のために、今回は猫の仕草や行動に込められた意味や理由をご紹介します。

猫がすりすりと擦り寄ってくる!気持ちや意味は?

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猫は家具や壁、飼い主など色々な場所に体をすりすりします。これは自分の臭いをつけて「ここは自分の場所」「これはお気に入り」「これは自分のもの」と主張する、マーキングと呼ばれる習性です。自分の臭いがついたものに囲まれると安心できるので、猫は多くの物に臭いをつけようとします。また、猫は臭いを交換してお互いを知ろうとする動物です。すりすり擦り寄るときは手をそっと差し出して臭いを交換してあげましょう。

ただ、多頭飼いの注意点として、動物病院などに行くと、猫の体の臭いが変わってしまい、家にいた他の猫に嫌われてしまうことがあります。外へ出ていた猫を家に戻すときはしばらく家の中の猫と離し、タオルで外の臭いを拭ってあげましょう。

 

猫がくねくねとダンスをする!気持ちや意味は?

猫が飼い主の前で寝転がり、お腹を出してクネクネと体を揺らすことはありませんか?無防備なこの姿は安心しきっていて「遊んで!」とおねだりしているポーズです。少しの時間でも良いので相手をしてあげると、猫との距離がグッと縮まりますよ。お気に入りの場所や好きなにおいを嗅いで、気分が高まったときもひとりでクネクネすることがあります。マタタビのにおいを嗅いだときなど、笑ってしまうくらい面白いくねくねダンスが見られることもありますよ。

猫のしぐさ:前足を丸め、後足を延ばして横たわる

無防備に後足を伸ばし、前足を楽な形で丸めて横たわっているときは、安心してリラックスしている証拠です。

猫がリラックスしてくつろいでいる場所はお気に入りなので、猫がいつでも好きなときに利用できるようにしてあげてください。猫が幸せそうな時間を過ごしているときは、声を掛けたり、しつこく撫でたりせず、そっとしておいてあげましょう。

 

猫が視線を逸らす!気持ちや意味は?

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猫は目を合わせることを避けます。視線を合わせたとしても短い時間だけで、ジッと目を見ることはほとんどありません。

猫社会には、視線が合ってしまったら目を細める、逸らす、というルールがあります。これはもともと猫が狩猟を行う習性があり、目をじっと見つめることは「獲物に狙いを定めている」という意味があることに起因しています。信頼している、していないに関わらず、長く見つめられると猫は不安になるのです。

野良猫や友人の猫と距離を縮めたい、と思ったときはできるだけ無関心を装って猫の方から近づいてくるのを待ちましょう。間違ってもじっと見つめることでアピールしようとしてはいけませんよ。

 

猫が狭いところに入りたがる!気持ちや意味は?

猫といえば必ずといって良いほど狭い隙間や、小さな箱の中といった狭い空間に入りたがります。

愛猫を見失ったときは、どこか狭くて見つかりにくい場所を探してみるとよいかもしれません。意外な場所に身をひそめていることが多いですよ。

もともと、野生の猫は外敵に自分の存在を知られないような場所に隠れて休んでいたので、この名残で人から姿が見え難くなる狭い場所に身を隠そうとするといわれています。いつもいる場所から少し離れた物かげなどに小さな箱を置いておくと、猫が落ち着ける場所になるため、喜んでくれますよ。

 

猫が飼い主にお土産を持ってくる!気持ちや意味は?

漫画のようにネズミを捕って持ってくることはあまりないですが、放し飼いの猫はセミやバッタなどの虫をくわえて戻ってくることがあります。これは「狩りが成功したよ、褒めて!」という意味ではなく「エサを自分で取ることができないあなた(子猫)に、私がとってあげたよ」という親猫気分になっている証拠です。

猫は「自分が飼い主を守ってあげている」「自分が飼い主の世話をしている」と思っていることも意外に多く、上から目線の気分になることがあるのです。虫が苦手な方は辛いかもしれませんが、ビックリして払いのけたり叱ったりせず、猫が見ていないところでそっと処分してくださいね。

 

猫が新聞やキーボードの上に乗る!気持ちや意味は?

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新聞を広げて読んでいたり、パソコンのモニターを見ながらキーボードを打っていたりすると猫が邪魔をするように乗ってくることがありますよね。「邪魔しないで」とどけてもすぐに乗ってきて新聞を読んでいられなくなります。

これは「邪魔をしている」のではなく「自分に関心を向けて欲しい」という欲求です。時間があるときは相手をしてあげても良いですが、構ってあげられないときは、視線を合わせず、できるだけ無視をしましょう。どうしても邪魔なときは「ダメ」と短くいって床へ降ろし、中途半端に相手をせず、無視して仕事を続けましょう。

 

猫がしっぽを真っ直ぐ立ててついてくる!気持ちや意味は?

猫がしっぽを垂直に立てているのは、嬉しいときや甘えたいときのしぐさで、機嫌は悪くないといえます。

また、日常生活でよく見られるシーンとして、飼い主が仕事から帰ってきたときや、キッチンに立っているときなどに猫がピンとしっぽを立てて足元にまとわりついてきたら「ごはんまだ?」というおねだりのサインです。

 

猫が呼び掛けに対してしっぽをパタンパタンと振る!気持ちや意味は?

子猫のときは呼べば「ニャァ!」と鳴いてすぐに来ていた猫も、年齢を重ねるごとに反応が鈍くなり、しっぽで答えるようになってきます。

飼い主の呼び掛けにしっぽの先をピクピクと動かすことで返事をするようになるのですが、そこへ飼い主が更に話し掛けると、しっぽを左右に振ってパタンパタンと返事をします。

しっぽで音を立てるくらいのときは「分かってる。しつこいよ!」と少し怒っています。猫の気分を害さないよう、バタンバタンと音が大きくなるまで呼びかけるのは避けましょうね。

 

猫がゴロゴロと喉を鳴らす!気持ちや意味は?

猫が喉を鳴らす仕草は、満足している証拠です。これは子猫が乳を飲んでいるときに「ちゃんと飲めているよ」「たくさん出ているよ」と母猫に伝えるためのシグナルだといわれています。

自分が満足していることを相手に知らせるためのゴロゴロは、喉だけでなく胸全体を震動させています。飼い主がそっと触れるだけでゴロゴロ鳴る猫もいれば、ひとりでくつろぎながらゴロゴロ喉を鳴らす猫もいます。ゴロゴロという鳴き声が消えたときは満足しているので、自由にさせてあげましょう。

 

猫がカカカ鳴きをする!気持ちや意味は?

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お気に入りのオモチャを見て猫が口を半開きにし「カカカ」「ケケケ」と鳴くことがあります。これは狩りの本能を刺激され、アドレナリン全開で興奮している証拠です。野良猫を招き入れたときや、散歩の習慣がある猫が外へ出られないときなどに外を見てカカカ鳴きすることがよくあります。こ

れは獲物を見つけて「狩りたい!」という本能が刺激されている証拠ですが、外出には事故や寄生虫、病気などのリスクがあるのでできれば完全室内飼いにしたいものです。家の中で十分に遊んであげることで、狩りの本能を満たしてあげてくださいね。

猫は元来、群れで生活することなく、独立して行動する生き物です。そのためリアクションが薄く、気持ちの理解が難しいこともあるかもしれませんが、少しでも愛猫との距離を縮められるといいですね。

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