愛犬には、いつまでも元気で長生きして欲しいですよね。
病気の中には早期発見・治療が欠かせないものもあるので、飼い主さんが愛犬のちょっとした違和感に気づいてあげることが大切です。
この記事では、オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気5種についてまとめました。
目次
オールドイングリッシュシープドッグの寿命は?
オールドイングリッシュシープドッグの寿命は、およそ11年です。大型犬の平均寿命が10~12年なので、平均的といえますね。
オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気1:拡張型心筋症
拡張型心筋症は、心臓の筋肉の収縮力が下がることで心臓の4つの部屋が拡張する病気です。
初期段階では無症状ですが、進行するにつれて「咳」「食欲低下」などがみられるようになります。重症化すると、努力性呼吸やチアノーゼ、不整脈などが起こることもありますよ。
治療は内科療法で、強心剤や利尿剤、血管拡張剤などが使われます。
オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気2:甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が低下する病気です。
「左右対称の脱毛」「元気がなくなる」などの他に、「体重の増加」といった症状がみられます。
完治が見込めない病気なので、「甲状腺ホルモン」を生涯投与する必要がありますよ。
オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気3:白内障
白内障は、眼の水晶体が白く濁る病気です。
「老化」のほか「糖尿病」や「外傷」が原因で発症し、「物にぶつかる」「よろめく」などの症状がみられます。
症状が初期の段階であれば点眼薬や内服薬での治療を行いますが、症状が進行している場合は外科手術を行わなければなりません。
明確な対策法がないので、早期発見&治療が大切です。
オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気4:股関節形成不全
股関節形成不全は大型犬に多くみられる、生後4ヶ月~1年の間に発症することが多い病気です。
骨や筋肉の成長を妨げる遺伝子要因や栄養のアンバランスが原因で発症し、「歩行困難」「横座り(お座りが出来ないため)」「歩行時に身体が揺れる」などの症状がみられます。
治療は、軽度であれば安静療法、ある程度症状が進行していれば鎮痛剤や抗炎症剤などの内科治療、重症であれば外科手術が行われます。
オールドイングリッシュシープドッグが気をつけたい病気5:外耳炎
外耳炎は、真菌や細菌、寄生虫など様々な原因で発症する病気です。
「痒み」「痛み」「ベトベトした耳垢が溜まる」などの症状がみられることが多く、耳の洗浄と並行して原因ごとに治療を行います。
真菌や細菌などが原因であれば、抗真菌剤や抗生物質を用いて治療します。ミミヒゼンダニによる寄生が原因であれば、駆除薬を投与して治療します。
外耳炎は再発・慢性化しやすい病気なので、根気よく治療しなければなりません。
少しでもおかしいなと思ったら病院へ
愛犬がかかりやすい病気について、理解を深めておくことはとても大切です。
命に関わる病気も多いので、少しでもおかしいなと異常を感じたら病院で診察を受けるようにしてくださいね。