フラットコーテッドレトリバーは、イングランド原産のレトリバーであり、その名の通りフラットコート(直毛)が特徴的です。
愛嬌たっぷりで優しい性格が魅力的な犬種ですよ。
この記事では、フラットコーテッドレトリバーの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
目次
フラットコーテッドレトリバーの基本情報
歴史
フラットコーテッドレトリバーは、回収犬として活躍していたレトリバー種にセッターやポインターを掛け合わせ、さらに直毛の犬種と交配して生まれた犬種です。
第二次世界大戦末期には絶滅の危機に瀕していましたが、現在は安定した繁殖のお陰で危機を脱し、人気犬として世界中でかわいがられていますよ。
性格
フラットコーテッドレトリバーの性格は、「忠実」「陽気」「明るく優しい」などです。
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーよりもさらにフレンドリーで愛想がよく、尻尾をブンブンと振って嬉しさを表現してくれますよ。
大きさや特徴
フラットコーテッドレトリバーの大きさは、体高60cm前後、体重30kg前後です。
大型犬の中ではやや細身ながら程よく筋肉がついた体型をしており、「ふさふさの長毛」「アーモンド型の瞳」「垂れ耳」が特徴的です。
フラットコーテッドレトリバーの快適な飼育環境について
フラットコーテッドレトリバーとの生活をより快適なものにするために、「サークル」「床剤」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
フラットコーテッドレトリバーの食事について
食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
フラットコーテッドレトリバーのお手入れについて
フラットコーテッドレトリバーとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
日々のお手入れが自宅で行うのが難しい場合は動物病院やトリミングサロンなどにお任せすることも視野にいれるといいでしょう。
フラットコーテッドレトリバーの運動について
1日2回、それぞれ60分程度の運動を心がけます。
フラットコーテッドレトリバーはもともと狩猟犬として活躍していた犬種で、十分な量の運動量が必要だからです。
フラットコーテッドレトリバーのしつけについて
飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことが大切です。
賢い犬種なので飼い主さんを困らせることは少ないですが、関係の構築が出来ていないとワガママになり、手に負えない猛犬になってしまうこともあるからです。
フラットコーテッドレトリバーの寿命や病気について
フラットコーテッドレトリバーの寿命は10~12年ほどで、大型犬としては平均的です。
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
股関節形成不全では、うさぎ跳びのような歩き方やモンローウォークと呼ばれる腰を左右に振る歩き方をします。このような歩き方をしていたら動物病院を受診しましょう。
フラットコーテッドレトリバーの迎え入れについて
迎え入れ先
迎え入れる方法としては、「ブリーダー」「里親制度」の2つがあります。
それぞれにメリットや注意点があるので、自分に適した方法で迎え入れるようにしてくださいね。
迎え入れにかかる費用
フラットコーテッドレトリバーの迎え入れにかかる費用は、およそ20~40万円です。
両親の血統のほか、遺伝子検査をしているかによっては高くなることもありますよ。
まとめ
この記事では、フラットコーテッドレトリバーの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。