われわれ人間と同じように、犬もアレルギーを発症することをご存知でしょうか?「なんか最近、愛犬の目の下が赤くなってきたような…」と、気になっている飼い主さんも多いと思います。
これは、「涙やけ」と呼ばれる症状です。
✓涙やけって病気?
✓どうして涙やけができるの?
✓どうやって予防すればいい?
など気になることも多いと思います。結論から言うと、涙やけそのものは病気ではありません。でも、愛犬の可愛い顔に涙やけがあると、病気じゃなくても気になってしまいますし、その裏には病気やアレルギーなどが隠れていることもあります。
この記事では、犬の涙やけについて、原因や対策、予防策や、涙やけにおすすめの商品などについてまとめました。
目次
涙やけとは?
涙やけとはいったい何かわかりますか?
目の下の被毛がクマのように色づいてしまう症状を、涙やけと言います。
名前の通り「涙」が関係していて、目の下がクマみたいに赤茶色っぽくなっているのは、目から溢れた涙が酸化したり、細菌が繁殖したりして、毛が変色してしまうからです。
通常、私たち人間の瞳も、犬の瞳も、涙の膜で覆われています。瞳の表面を覆っている涙は、乾燥を防いだり、老廃物を流したりする役割を持っているのです。
そして、涙は、鼻涙管という管を通って鼻の方へ流れていきます。
目薬をさした時に鼻の方へ流れてきてしまった、という経験はありませんか?あれは、目薬が涙の通り道を伝って、鼻の方へ流れてしまったからです。
その鼻涙管が詰まってしまったり、涙の量が急に増えてしまったりすると、まるで泣いているかのように、涙が瞳からこぼれ落ちます。
人間と違って、犬は涙を拭うことをしません。しかも、目の下にも被毛があるので、涙が毛に絡まり、涙がその場に留まってしまいます。
瞳から涙が溢れてしまう原因は、鼻涙管閉塞、逆さまつげなどがあり、それぞれ、なりやすい犬種があります。
犬の涙やけ、原因は?
鼻涙管が詰まっている
ゴミや抜け毛が目に入る
逆さまつげ
体内の水分不足
アレルギー
排泄環境のトラブル
涙腺、涙管の気管的な問題
犬の涙やけとは「あふれでた涙が目の周りに溜まること」です。何らかの原因で涙が通常よりも多く分泌されてしまい、目の下が涙でぬれた状態が続くと細菌が繁殖し、涙やけを発症します。
涙が過剰に分泌される原因はいろいろありますので、それぞれご紹介していきます。
鼻涙管が詰まっている
涙やけの主な原因はこちらです。「鼻涙管閉塞」という病名でもあります。
鼻涙管とは涙腺で分泌された涙を、鼻の奥へと排出するための細い管のことです。鼻涙管が詰まると涙は行き場を失い、通常排出される涙もすべて目から外へ溢れでてきてしまいます。
鼻涙管が詰まる原因は「生まれつき鼻涙管が細い」「老廃物が蓄積している」の2つが主です。
前者の場合は手術が必要ですが、後者であれば後述するドッグフードや化粧水で緩和することができます。もちろん動物病院で診断して、薬を処方してもらうことで涙やけが治ることも多いですよ。
特にマルチーズやプードルに多くみられ生まれつき鼻涙管が狭かったり、閉じていたりすることがあるので、鼻涙管閉塞を起こして涙やけの症状が出やすい犬種です。ひどい時には皮膚炎を起こすことがあるので普段から注意してあげてくださいね。
ゴミや抜け毛が目に入る
人間と同じで目に異物が入ると、取り除くために涙が大量に分泌されます。特に被毛が生え変わる「換毛期」には目に被毛が入りやすいため、愛犬が涙やけになりやすいです。
飼い主さんが部屋でタバコを吸う場合、煙が目に入って涙が止まらなくなるケースもありますよ。
逆さまつげ
上記のゴミや抜け毛と少し似ていますが、逆さまつげも原因に上げられます。瞳の表面にまつげが当たることで、涙が急激に増えてしまい、涙やけの原因となります。
トイプードル、ブルドッグ、パグ、シーズーなどの犬種が逆さまつげになりやすいと言われています。
体内の水分不足
体内の水分が足りないとおしっこがでなくなり、体の中の老廃物は代わりに「汗」や「涙」となって排出されるようになります。
濃い黄色のおしっこは水分が不足している証拠となります。水分が少ないと老廃物の濃度が濃くなるため、おしっこの色も濃くなるのです。
涙が大量に出ていて愛犬が常に濃いおしっこをしている場合には、上記の原因の可能性があります。
対策法は水分を十分に飲ませることです。涙を止めるために水分を与えるのは少しおかしな気もしますが、有効な対策ですよ。特に夏場の水分不足は熱中症にもなりかねないので注意が必要ですよ。
花粉症・食物アレルギーの場合
犬のアレルギーは、ノミ・ダニなどの外部寄生虫によるものや、花粉など外部からの刺激によるもの、食べ物が原因のものなどさまざまです。鼻炎や結膜炎などを引き起こすことで、涙の量が増えてしまうことで涙やけが発生します。
また、目元だけでなく全身の毛で色が変わったり、痒がる仕草が増えたりした場合は食物アレルギーの疑いが強まります。こうした場合はアレルギー検査が必要になります。病院に行って検査を受けて、治療薬を処方してもらいましょう。
アレルギーが出やすい犬種は、柴犬、ヨークシャーテリア、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどです。また、ここでは犬で多く見られる一定の食べ物によるアレルギーを紹介します。
穀物アレルギー
犬は肉食動物なので、穀物に含まれる「植物性タンパク質」を消化するアミラーゼという酵素を持っていません。穀類#1#を食べ続けることで体に蓄積され、アレルギーを発症してしまうのです。
アレルギーを発症すると、「体をかゆがる」「フケが出る」「抜け毛が増える」「下痢、嘔吐」「目の周り、顔や耳の内側、口周り、股の内側などが赤くなる」「足の裏や指の間など、執拗に舐めたり噛んだりする」などの症状が見られます。
価格は高くなってしまいますが、穀物を使用していない良質なフードに変更することをおすすめします。アレルギーになってしまった時の治療費や愛犬の苦しみに比べれば安い買い物ですよ。
牛肉・鶏肉アレルギー
犬にとって最も欠かせない栄養素は、動物性タンパク質です。
牛肉や鶏肉は動物性タンパク質が豊富に含まれているのでドッグフードの主原料に使われることが多いですが、アレルギー反応を示す犬も少なくないです。
もし、牛肉や鶏肉でアレルギーが出てしまうのであれば、哺乳類肉の中でも比較的アレルギーを起こしにくい「ラム肉」や「魚肉」を主原料にしているフードを選んでみてください。
排泄環境のトラブル
愛犬のおしっこが日中いつも濃い黄色の場合は要注意です。
その場合は水分が足りていない可能性があるので、排泄物から老廃物が出ないため、目や耳、毛穴など、全身の穴から老廃物が滲み出てしまいます。
これが原因で涙やけを起こしてしまうこともあるので注意しましょう。
涙腺、涙管の気管自体の問題
涙腺、涙管が何らかの問題で詰まってしまっている場合、涙が鼻にうまく抜けすに目から溢れ出してしまいます。
こうした場合、目の周りが常に濡れてしまうため、涙やけの原因になります。
涙腺、涙管の問題が原因の場合はその解決が大切です。
獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
涙やけの原因は多くあり、病気として何か問題があるときは、動物病院にて処置などが必要になる場合があります。
それ以外では、環境要因が原因となる場合もありますので、先ずはその原因がどういうもので、何を改善していけばより良くなるのかを理解しながら、生活していく必要があります。
犬の涙やけ、3つの対策法は?
慢性化する涙やけの多くは「鼻涙管に老廃物が詰まっている」ことが原因として多いです。対策法は主に3つあります。
鼻涙管の老廃物を取り除く
体の消化・吸収・排泄リズムを整える
目の下の症状を除去する
犬の涙やけ対策法1「鼻涙管の老廃物を取り除く」
老廃物の正体は主に「添加物などの消化されなかった物質」です。
無添加で愛犬に合ったドッグフードをあげることで、鼻涙管の老廃物は減らすことができますよ。
平成21年にできた法律「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)によって、粗悪なドッグフードは減ってきていますが、まだまだ日本では人が口にする食品ほど厳しい品質管理はされていません。
涙やけ対策ドッグフードを選ぶ際におすすめする基準は「動物性タンパク質が主原料」「人工添加物を使用していない」「値段で選ばない」の3つです。
おすすめ基準1. 「タンパク質の種類」
ドッグフードに含まれるタンパク質は「植物性」と「動物性」の2種類があります。
植物性タンパク質は消化吸収率があまり高くないので体内にて老廃物化しやすいです。体質に合わないタンパク質は体内で老廃物になり、鼻涙管が詰まる原因になるのです。
植物性タンパク質は涙やけの原因になり得るということです。
お肉中心の「動物性タンパク質」を主原料に使用しているドッグフードがおすすめですよ。
おすすめ基準2.「人口添加物を使用していない」
市販のドッグフードには、人工の保存料・着色料・香料など添加物が含まれていることがよくあります。残念ながら日本製のドッグフードはその傾向が強いといえる現状です。
ドッグフードの保存期間の延長や大量生産を助ける成分ですが、犬の体にとっては「有害」そのものです。
添加物は消化できず犬の体に蓄積され、涙やけだけではなく様々な病気を発症する原因にもなります。
おすすめ基準3. 「値段で選ばない」
ドッグフードは値段ではなく成分で選んでください。
例えば上記の「植物性タンパク質」は、「動物性タンパク質」よりも原価が安いので、安価なドッグフード(2kg1000円台)ほど使用している割合が多くなります。
日本に安価なフードが多いのは、植物性タンパク質を使用して製造コストを抑えているからであるといえます。逆にいえば、動物性タンパク質のみを使用している「プレミアムドッグフード」はどうしても値段が高くなるのです。
一概に高いドッグフードを買えばよいというわけではありませんので、こちらでおすすめのドッグフードを紹介しています。
犬の涙やけ対策法2「体の消化・吸収・排泄リズムを整える」
犬の涙やけ対策は、体に溜まっている老廃物をちゃんと外に出して、鼻涙管に老廃物を溜めない・詰まらせないことが大切です。
老廃物を溜めにくいフードとはつまり、消化・吸収のいいフードです。
・添加物が含まれていない
・穀物が含まれていない
・良質なタンパク質が使用されている
などの条件が揃っていると、犬にとって消化しやすいと言われています。
また、粒のサイズを選ぶことも大切です。小型犬の場合は小粒で、ホロっと砕けやすく質感で、噛みやすい形状のものがおすすめです。
よく噛んで食べないと消化不良を起こし、便秘や下痢などになってしまうこともあります。
犬の涙やけ対策法3「目の下の症状を除去する」
涙やけは、目の下の毛が変色して、目の下に「クマ」があるように見えてしまいます。
ドッグフードなどを工夫して老廃物を減らすことで、徐々に症状は和らいでいくはずですが、専用の化粧水やふき取りシートを使って、外側からケアしてあげることもできます。
ふき取りシートの方が飼い主さんにとっては手軽ですが、皮膚の弱い子にはちょっと刺激が強くなってしまいます。多頭飼いしていてみんなに使用する場合や、皮膚や体が弱い子に使用する場合は、化粧水(ローションタイプ)がおすすめです。
化粧水は、涙やけにも効果的ですが、被毛そのもののケアにもなりますよ。
また、まだ毛が変色していない初期段階で、涙をこまめに拭き取ってあげることも、涙やけの予防となります。
獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
対策方法もいくつかありますが、場合によっては動物病院にて獣医師と相談しながら、今の状態を確認し、食事療法であったり、色々な方法で、涙やけのケアを行っていく必要があります。
犬の涙やけを事前に回避するには?
犬の涙やけは、対策をしっかりしてあげることが大事です。主な対処法をご紹介していきますので、試してみてくださいね。
目の周りのケア
目の周りのケアは涙やけの対策にとても大切です。まずは目の周りの変色した毛をカットしてあげましょう。カットをする際、目にくしやハサミが当たらないようにしっかりと頭を抑えてあげましょうね。
自分で切るのが難しい場合は、トリミングしてもらう時に涙やけの部分をカットしてほしいと伝えましょう。
次に、専用化粧水やホウ酸水などで涙やけをふき取るように、優しく拭ってあげてください。重曹やオキシドールなども使えますが、ホウ酸は殺菌作用もありながら刺激が少ないのでおすすめです。
ホウ酸水は、目の中のゴミを洗い流すのにも使用できます。お水そのままだと塩素なども含まれているので、毎日のケアにはあまり向いていません。
拭き取る時には、綿棒やガーゼを濡らして拭き取るのがおすすめです。
ストレスの緩和
別の犬が家庭に迎えられた、引越しをした、家の中で誰かが常にイラついているなど、犬は様々な変化や人間の雰囲気を敏感に感じ取ってしまいます。そして、それが精神的なストレスとなり、涙やけを引き起こしてしまうこともあるのです。
他にも、運動不足、運動しすぎ、家の中がうるさい、眩しい…などが原因でストレスを溜めてしまうこともあります。
人間の感じるストレスと、犬の感じるストレスは、少し、性質が異なります。それは、人間よりも犬の方が聴覚、視覚、嗅覚などが優れているからです。
人間にとっては快適な空間でも、犬にとっては明るすぎる、うるさすぎる、臭すぎる…なんて状態になっていることも。
できるだけストレスが溜まらない環境を用意してあげることも大切ですし、普段から一緒に遊んだりコミュニケーションをとったりして、ストレスを発散させてあげることも大切ですよ。
生活環境を整える
ハウスダスト、花粉など、目や鼻に外部から刺激を受けることでも涙やけを発症します。ハウスダストや花粉はアレルギーの原因になり、鼻づまりを引き起こす原因になることもあります。
花粉が原因の場合は、窓から花粉が入ってくる他、飼い主さんの髪の毛や服に花粉がついていて、家の中に持ち込んでいる可能性もあります。家に帰ったら、着ていた上着を玄関で脱ぎ、鞄などはできるだけ部屋へ持ち込まないようにするなどの工夫が必要です。
ハウスダストは、家の中で舞っている目に見えない細かなホコリやチリを指します。この中には、ダニの死骸、カビ、繊維クズ、フケなどが含まれていて、鼻炎や皮膚炎などの原因となります。
花粉やハウスダストが舞うことを防ぐには、毎朝、起きてすぐ、フローリングワイパーで床を拭くのがおすすめです。
花粉やハウスダストは、人が動くと宙に舞います。そして、寝ている間にゆっくり床へ落ちていき、朝起きた時には床に溜まっている状態なので、このタイミングで床を拭くのが一番効果的です。
また、空気清浄機などで、空気を綺麗にするのも効果が期待できます。部屋の中やケージの中などもこまめに掃除するようにしましょう。
食事に気をつける
老廃物がたまりやすいフードや、アレルギーを起こしてしまうフードは、涙やけの原因となります。
老廃物がたまりやすいフードとは、
・合成添加物が使用されている
・穀物の割合が多い
・フードの質が悪い
こういったフードのことを指します。
消化・吸収が悪いフードは、体に老廃物を溜め込んでしまいます。また、消化不良を起こして便秘や下痢を引き起こし、涙やけだけでなく他の病気の原因になってしまうこともあります。
アレルギーの原因となるフードを食べている場合も、涙が出たり老廃物がたまったりして、涙やけが起きやすくなります。
アレルギーはその子によって原因となる食べ物が異なりますが、消化しにくいタンパク質が原因となることが多いようです。
アレルギーにならないためには、低アレルゲンの食材を使用した、質のいいフードを食べさせてあげることが大切です。それでもアレルギーになってしまった場合は、病院に連れていってあげましょう。
獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
涙やけが重症化する前に自宅でのケアであったり、環境を整えていくことで、事前に予防することで、重症化を防ぐことができる場合があります。
またケアや予防の中でも、どういうものには効果があり、どういうものにはあまり効果が無いのかを理解しながら、対処していくことがより効果的に治していくために大切です。
それでも涙やけが治らない時には病院へ
「フードを変えてみたけど効果がない気がする…」
「目を痛そうに気にしてる…」
「可哀想で見ていられない…」
と、解決策や予防策を試してもなかなか治らない場合は、心配になってしまいますよね。涙やけそのものは病気ではありませんが、それが原因で皮膚炎を起こしてしまったり、裏に病気が隠れていたりすることもあります。
なので、次のような場合には、早めに病院へ連れていってあげましょう。
✓涙やけ周辺の皮膚が赤くなっている
✓目やにの量がすごく多く、ずっと出ている
✓対策をしているのに涙やけが減らない
フードを消化の良いものに変えても、目やにの量が多すぎる場合などは、鼻涙管閉塞などの可能性があります。鼻涙管がふさがっている場合、治すには手術が必要となります。
鼻涙管閉塞は先天性のものと後天性のものがあり、マルチーズ、チワワ、トイプードル、シーズーなどの犬種に多く発生すると言われています。
また、アレルギーなども原因を特定して治療を行う必要があります。涙やけ以外に、痒そうにしている、うんちが柔らかくなった、何時もと違うにおいがする、などの症状が出た場合も、病院へ連れていってあげましょう。
フローレステスト
フローレステストは、「フルオルセイン」という眼専用の染色液で鼻涙管が開通しているかを検証するテストです。
フルオルセインを眼にたらします。
1~2分間待って、フルオルセインが鼻の穴からにじむように出てきたら、鼻涙管が開通しています。
時間がかかり、少ししか出ない時には、鼻涙管が詰まってしまっている可能性が高く、治療・処置が必要です。
涙管洗浄
フローレステストで鼻涙管が狭まっていたり、閉鎖されていることがわかった場合、全身麻酔で涙管洗浄を行う場合もあります。
涙管洗浄は生理食塩水を鼻涙管に注ぎ込んで管内を洗浄する方法で、費用は20,000〜25,000円かかります。ただ、この処置を行っても再発してしまうケースが多いです。
逆まつ毛の治療
涙やけの原因の一つとして逆まつ毛が目の表面を刺激している場合があります。
こうした場合、逆まつ毛を抜くことで治療しますが、再び生えてきた場合、その都度抜かなければいけません。
費用は平均的に3000円前後となっています。
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)の手術
涙やけの原因の中で、まぶた(眼瞼)が目の内側に入り込んでしまい目の表面が刺激されて涙が大量に出てしまう、「眼瞼内反症」があります。
眼瞼内反症にかかっている場合は手術による治療が必要になります。
手術費用は平均的に35,000円前後ですよ。
アレルギーは、原因別にフードを慎重に選ぶことが大切!
食物アレルギーと一概に言っても、発症する原因となる食材は様々です。愛犬がアレルギーを発症してしまった場合は、まず原因となっている食材をしっかりと見極めた上で、その食材が含まれていない、またはあまり含まれていないフードを選択するようにしてくださいね。
ただ、動物性タンパク質は犬にとって最も欠かせない栄養素なので、アレルギーが発現しにくい原材料のフードに切り替えることをおすすめします。
また、うんちを観察すると、愛犬とドッグフードとの相性がわかります。うんちは柔らかすぎても固すぎても良くなく、ちょうど良い固さのうんちがでていれば、今与えているドッグフードが相性の良いものだとわかりますね。
ドッグフードを選ぶときは、愛犬のうんちも参考にしてみてくださいね。