グレートピレニーズはルイ14世のいた宮殿で飼育され、後にフランス王室犬として定められたフランス原産の犬です。
誰でも飼えるという犬ではないですが、非常に穏やかで子供にも寛容に接することができるので小さな子供がいる家庭にもおすすめできますよ。
この記事ではグレートピレニーズの迎え入れにかかる費用や食事代などの生涯費用をまとめました。
目次
グレートピレニーズの飼育にかかる初期費用:迎え入れ費用
グレートピレニーズの迎え入れにかかる費用は、およそ30万円です。
迎え入れ費用に差が出る要素としては、血統書の有無や幼齢などが関係しています。
グレートピレニーズの飼育にかかる費用:食事代
1カ月の食事代
約12,000円
グレートピレニーズのような大型犬の1か月の平均のドッグフード代は約12,000円ほどかかる見込みとなりました。(Qrasippo調べ)
量販店で購入できる手に取りやすいものや、無添加にこだわったプレミアムフードなど様々なドッグフードを10個選定し、平均価格を算出しました。
そのため、実際に購入してみたら案外安く済んだ、高くついたということがあるかもしれませんので、この値段はあくまでも参考にしてみてください。
ドッグフードには様々な種類があるので、愛犬にぴったりなドッグフードを選びましょう。
グレートピレニーズの飼育にかかる初期費用:飼育グッズ費用
約10万円
グレートピレニーズ を飼育するために必要なものは「ケージ」「床材」「食器類」「首輪・ハーネス」「ケア用品」などです。
総額で10万円ほどなので揃えてあげてくださいね。
ケージ
グレートピレニーズは体重が40kg程度にまで成長する超大型犬なので、ケージはステンレス製のジャイアントケージがおすすめです。
床材
股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの関節疾患に注意が必要な犬種なので、フローリングの床で滑ったりしないように対策が必要です。
コルクマットや1万円程度で販売されている滑り止めのワックスを床に塗ってあげることで関節疾患のリスクを下げることができますよ。
食器類
食器は耐久性のあるステンレス製の丸ボウルがおすすめです。
お皿は直径20cmほどの大きめのものを選んであげるとドカ食いを防げるので胃捻転の防止にもなりますよ。
水飲みは、ボウルタイプだとイタズラで倒されてしまうこともあるので給水ボトルタイプがおすすめです。食器は2,000円程度、給水ボトルは1,000円程度で購入できます。
首輪
グレートピレニーズは主人に対して忠実な性格をしていますが、大型犬で力が強いのでしっかりとした素材の首輪を選ぶようにします。
ブラシ
白くて美しい被毛を維持するためにも、コームやスリッカーブラシを使った毎日のお手入れが欠かせません。
グレートピレニーズの飼育に月々かかる費用:その他費用
年間約30万5000円
トイレシート
トイレトレーとその中に敷くトイレシーツを揃えてもいいですが、洗って繰り返し使えるおしっこパッドがおすすめです。年間5,000円にはおさまるはずです。
トリミング費用
サロンを利用する場合、月1回が目安になります。
1回あたりの費用を2万円と考えると、年間で約24万円になる計算です。
医療費
大型犬の場合、1年間にかかる医療費はおよそ6万円になります。
寿命がおよそ12年なので、72万円前後を見積もっておくといいですよ。
グレートピレニーズの飼育に生涯かかる費用を計算
約600万円
犬の飼育にかかる生涯費用は
「初期費用」+「年間費用」✕「平均寿命」
で計算することができます。
初期費用は「迎え入れ費用約30万円」と「飼育グッズ費用10万円」を足して、約40万円ほどかかります。
年間費用は「食事代15万円」と「その他費用30万5000円」を足して、約46万円ほどと概算できます。
グレートピレニーズの平均寿命は約12年なので、生涯費用を計算すると40万+46万×12年=600万円ほどになる計算です。
最後まで責任をもって飼育する覚悟はあるかをきちんと考えよう!
大きな体に白くふさふさした被毛を持つグレートピレニーズに一目ぼれする方も多いのではないでしょうか。
しかし、大型犬ということもあり生半可な資金や覚悟で飼える犬種ではない事も知っておかなければ愛犬を不幸にしてしまいます。
しっかりと見積もりをしてお互いに無理のない状況で飼育ができるようにしておくことが大切ですよ。