ベンガル猫とピーターボールドを交配させて誕生したブランブル。世界でもっとも稀少な猫種のひとつに数えられています。
まだ猫種として確立される途中にあり、かかりやすい病気などについてデータが少ないのが現状です。
この記事では猫のブランブルの性格、体重や被毛の特徴、歴史について確認されている限りの情報をまとめました。
目次
ブランブルの歴史は?
原産国はアメリカで、「ケイリー・ブラムレット氏」の経営するキャッテリーで最近生まれた猫種です。交配には主にピーターボールドとベンガル猫が用いられました。
個体数が少ないことから、稀少品種の登録を受け持つ専門機関REFR(Rare and Exotic Feline Registry)に稀少品種として登録されています。
ブランブルという名前は「ブラムレット(Blamlett)」というブリーダーの名前と、英語で「いばら」というの意味の「bramble」をかけて命名されました。
猫のブランブル、性格は?
大らかで人見知りをしない
特定のお気に入りを作る
野性的で遊び好き
大らかで人見知りをしない
ブランブルは人見知りをしない性格で有名です。そのため来客が多い家での飼育も大丈夫でしょう。大らかで友好的な性格なので子供がいる家庭でも問題なく飼育できます。
特定のお気に入りを作る
ブランブルは多くの人間と仲良くなれますが、特定のお気に入りを作る猫でもあります。気に入った相手との間に強い絆を作ろうとするようです。
野性的で遊び好き
ブランブルはヤマネコの血が入っているからか、おもちゃを見つけるとトラのように忍び寄り、やんちゃに遊びます。運動することが好きなので、活発に動き回れる飼育スペースを整えてあげるといいですね。
猫のブランブル、体重や被毛の特徴は?
体重 統計不足
被毛 短毛のワイヤーヘアー
被毛カラー 様々なカラー展開
ブランブルの平均体重はまだ統計が出ていませんが、一般的な猫よりもやや大きいと予想できます。推定3~8kg程くらいはありそうです。
最大の特徴である被毛は、猫にしては珍しい短毛のワイヤーヘアーです。ロゼッタパターンの肌をもつブランドルが一番人気のようです。
猫のブランブル、寿命は?気をつけたい病気は?
寿命
寿命についても統計は取れていませんが、一般的な猫の平均寿命と同じ10~16年といわれています。長生きの秘訣は運動量を充分に確保できる環境を整え、肥満などの生活習慣病にならないように気をつけてあげることです。
病気
感染症
下部尿路疾患
ブランブルはまだ猫種として確立される途中にあり、かかりやすい病気などについてのデータがない状態です。
ただ猫ちゃんが気を付けたい、真菌症などの「感染症」などに注意が必要です。また、猫に多い「下部尿路疾患」などにも気を付けましょう。
染症
真菌(カビ)からの感染症などに気を付けましょう。外部からの感染のほか、何かしらの原因により内部から発症する感染症があります。
予防としては「完全室内で飼育する」「部屋は綺麗にしておく」などの普段の生活で気を付けることが大切です。
下部尿路疾患
猫は「結石」「膀胱炎」などの尿路疾患になりやすいと言われいます。栄養バランスの偏りが無い食事や、適度な水分摂取により防ぐことが可能です。悪化すると「腎臓」に影響を及ぼすこともあります。
トイレの行動に違和感を感じたら、病院での診察してもらいましょう。
猫のブランブル、飼い方は?
運動ができる環境
運動好きの猫種なので、普段から運動ができる環境を整えてあげましょう。ねずみを連想させるオモチャなどは獲物を狙うかのように興奮することも。しっかり固定できるキャットタワーの設置もおすすめですよ。
定期的なお手入れ
短毛のワイヤーヘアーは抜け毛が少ないのでお手入れは難しくありません。ブラッシングは週に1回~2回を目安に行いましょう。
被毛の汚れが目立ったりべたつきが気になる場合はシャンプーを取り入れてみて下さいね。
食事・キャットフード
成長期には、健康な体づくりのためにも高タンパク質なフードを与えるようにしましょう。不足すると免疫力が低下し、病気や感染症にかかりやすくなります。
成猫以降は、肥満に気を付けて食事量をコントロールしてくださいね。食事の品質を上げることで、ストレスが軽減されて長生きにつながることもあります。
猫のブランブル、キャットフードはどう選ぶ?主原料は肉類がいい?
キャットフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているキャットフードを選びましょう。
これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるキャットフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。
手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているキャットフードがおすすめです。いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。
食事量
キャットフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛猫が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
フードを選ぶときのポイントは?
ブランブルは確立されて間もない猫種であり、ブランブルだからこそこのキャットフードがおすすめだというのはありません。肉食動物であるからこそのポイントを押さえて選びましょう。
動物性タンパク質源が重要!
猫は肉食動物であり、たんぱく質は重要な栄養素です。優れたキャットフードには、動物性たんぱく源(鶏肉、魚、肉)が主原料として含まれているものをおすすめします。
適切な脂質バランス
健康な皮膚や被毛の維持には、適切な脂質の摂取が必要です。オメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸などの必須脂肪酸が含まれているキャットフードを選ぶことが良いでしょう。
穀物は適度に!
穀物は猫にとって必要ではありませんが、適度な量であれば問題ありません。ただし、猫は主に肉を消化するため、穀物の含有量が過剰でないキャットフードを選ぶことが良いでしょう。
添加物や人工成分の少なさ
キャットフードの原料表記を確認し、遺伝子組み換えや人工着色料、防腐剤などの添加物が少ないか、または含まれていないかを確認しましょう。
ネコ好きでも知らないほどの、超マイナー猫種!
いかがでしたでしょうか?
ブランブルはネコ好きの方でも馴染みが薄い猫種ではないでしょうか。
人見知りをせず遊び好きなので飼い主を楽しませてくれること間違いなしですが、現状では個体数が少なすぎて簡単には飼えない猫種です。もし飼育することができた場合は、たくさん愛情を注いであげて下さいね。