清潔にしているはずなのに、猫からフケが出て驚く飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。フケは清潔にしていても出ることがありますよ。また、間違ったケアが原因で猫からフケが出てくることもあります。猫のフケについて知り、正しい対策を行いましょう。
この記事では、猫のフケが出る原因と対策、おすすめのシャンプーについてまとめました。
猫のフケはどうやってできるの?
フケは新陳代謝によって古くなった皮膚が乾燥してはがれたものです。人間の場合は頭部から出ますが、猫の場合は背中など、全身からフケが発生します。フケは自然に発生するものなので基本的には心配をする必要はありませんが、量が多すぎる場合は病気の可能性も考えられます。
猫のフケ、原因は?
猫のフケは、乾燥が原因となることが多いです。特に冬場は、猫も乾燥するのでフケが出やすくなります。また、シャンプーをしすぎると必要以上に皮膚の油分が洗い流され、乾燥してしまう場合もあります。シャンプー後など、体が濡れた状態のままにしておくと、カビが発生してフケの原因になることもあります。他にも、家の外で菌・ノミ・ダニが体につき、地肌が炎症を起こしてフケが出たり、アレルギーによりフケが出たりすることがあります。
猫のフケ、対策は?
猫のフケ対策は、定期的なブラッシングと適度なシャンプーがおすすめです。毛が柔らかく地肌を傷つけないタイプのブラシで、なるべく優しく、マッサージするようにブラッシングしましょう。毛の固いもので無理にとかすと地肌が傷つき、かえってフケを増やしてしまいますのでご注意ください。
シャンプーは汚れに応じて、2ヶ月に1度位の頻度で行いましょう。すすぎ残しがあるとフケの原因となってしまいますよ。また、長時間濡れたままだとカビの繁殖につながり、フケが出てきてしまいます。タオルでしっかり水気を取り、ドライヤーの弱風で丁寧に乾かしましょう。室内が乾燥していると、せっかくブラッシングやシャンプーをしてもフケを発生させてしまうので、加湿器を使って湿度管理を行うのもポイントです。
猫のフケ対策におすすめのシャンプーは?
人間用の石鹸やシャンプーは洗浄力が強すぎるため、猫専用のシャンプーを使ってください。猫によって肌の状態は違うので、それぞれの猫に合ったものを使うようにしましょう。肌が弱くフケが多めの猫の場合はより乾燥しやすい地肌を持っているため、動物病院などで売られているフケ対策専用シャンプーがおすすめです。適度な洗浄力で地肌への刺激が少なく、フケがおさえられると共に、サラサラの毛並みに仕上がります。
フケの原因が病気・アレルギーの場合は?どうやって見分けるの?
アレルギーや病気によるフケは、ブラッシングやシャンプーだけでは十分ではありません。いつにも増してかゆそうにしていたり、フケの量が多かったりする場合は動物病院で原因や対策を特定し、適切な治療を受けさせてあげてくださいね。