人気の猫アメリカンカール。性格や特徴、寿命、かかりやすい病気は?

アメリカンカール

くるんと後ろ向きにカールした耳がキュートで目をひく人気の猫、アメリカンカール。

この記事では、アメリカンカールの性格や特徴、寿命、かかりやすい病気についてまとめました。

アメリカンカールはアメリカで発見された新猫種

アメリカンカール11

アメリカンカールは、1981年にアメリカで発見された「シュラミス」という名前の猫がルーツといわれています。発見したブリーダーは、外側にくるんとカールした耳と美しい被毛に惹かれてすぐに繁殖を始めました。

アメリカンカールは珍しさから発見後、わずか2年で新しい猫種として認められました。その後の品種改良によって形成された現在のアメリカンカールは、1986年にアメリカンカールとして公式に認められました。

全てが1981年に発見されたシュラミスの血を受け継ぐ子孫たちなのです。

アメリカンカールの耳は、他の猫種と比べて幅広く、中程度のサイズを持ちます。耳の付け根からカールが始まり、外側に向かって優雅にカーブします。この特徴的な耳の形は、遺伝子の突然変異によって生じるものであり、品種固有の特徴として保持されています。

アメリカンカールの性格は?しつけやすい?

アメリカンカール
アメリカンカールは愛嬌たっぷりで明るい性格をしています。ユーモラスな見た目通りの性格といえますね。

人や他のペットとの交流を楽しむ社交的な性格を持ち、人間への警戒心がなく寄り添ってくるため、家族みんなと仲良く暮らすことができます。

知能が高いため、しつけやすいことでも知られています。大きな声で伝えなくとも、優しい言葉をかけるだけでトイレの場所などを覚えてくれます。転がしておやつを取り出せるおもちゃなど、知育おもちゃを用意するのも良いですね。

おとなしく過ごしていることが多く、猫を初めて飼う方やマンション住まいの方も安心して一緒に暮らせる猫種だといえます。

アメリカンカールの最大の魅力は耳

アメリカンカール

アメリカンカールの最大の魅力は、くるんと後ろ向きにカールした耳です。他にも耳に特徴がある猫として、スコティッシュフォールドがあげられます。

スコティッシュフォールドは、耳が前向きに折り畳まれたまんまるな印象がありますが、アメリカンカールの耳は、後ろ無きに反り返り、より強いインパクトがあります。活発でユーモラスな印象を与えますよね。

その明るい魅力からアメリカを中心に各国で人気を集めています。一番の特徴はカールした耳の形ですが、シルクのような手触りの毛並みや飾り毛が豊かなふさふさとした長い尾、鼻筋が通って引き締まった顔立ちもチャームポイントですよ。

アメリカンカールの寿命は?

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アメリカンカールの寿命は、個体によって異なる要因によって影響を受けます。一般的には、アメリカンカールは12歳から16歳程度の寿命を持つと言われています。

ただし、適切なケアや健康管理が行われている場合、さらに長生きすることもあります。一緒に暮らす際は下記のポイントに気を付けましょう。

適切な栄養と健康管理

適切な栄養バランスのある食事と定期的な獣医の診察は、アメリカンカールの健康と寿命に重要な役割を果たします。

予防接種や定期的な健康チェックアップを受けることで、潜在的な健康問題を早期に発見し、対処することができます。

室内飼育と安全な環境

アメリカンカールを室内で飼育することは、寿命を延ばすために重要です。

室内飼育は、外部の危険や感染症のリスクを減らし、安全な環境を提供することができます。

適度な運動と精神的な刺激

アメリカンカールは活発で遊び好きな性格を持っていますので、適度な運動と精神的な刺激を与えることが重要です。

適切な運動は肥満を防ぐだけでなく、健康状態全体にも良い影響を与えます。

アメリカンカールのかかりやすい病気は?

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アメリカンカールは毛が長いので、毛球症(もうきゅうしょう)に注意してあげてください。長毛種の場合、長い毛を飲み込むことで健康を害することがあります。

毎日のブラッシングと定期的なシャンプー、毛玉ケアのできるフードを与えることで毎日の健康をサポートしてあげるてくださいね。尾の毛量が多いので、トリミングの際は特に丁寧にブラッシングしてあげることをおすすめします。

遺伝性の病気にも注意

気を付けたい遺伝性疾患として、骨軟骨異形成症があります。

遺伝性の関節病で軟骨部分に異常が起こり、四肢が腫れることで症状に気付くことが多く、特に手首やかかとに固い骨の塊である骨瘤ができるのが特徴です。

関節部分に触れると固く、通常よりも可動性が悪くなっています。そのため、軽症な場合は無症状ですが、重症化した場合は足を引きずって歩いたり、高いところに登りたがらなくなってしまいます。

関節に負担をかけない環境づくりを

関節に負担をかけないように、激しい運動をさせないようにしましょう。

生活環境にはできるだけ段差をなくしたり、フローリングにはラグやカーペットを敷いたり、足にかかる負担を減らす環境を整えてください。

もしも手首やかかとに固いものが触れたり、歩き方に違和感を感じたらすぐに病院へ連れていきましょう。

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