アビシニアンの性格は犬みたいだといわれますね。
甘えん坊な反面、凶暴になるともされますが、実際はどうなのでしょうか。
この記事では、アビシニアンの性格についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
アビシニアンは甘えん坊!
ずっと飼い主さんと寄り添っていたい
猫といえばあまり甘えてこない「ツンデレ」のイメージがありますが、アビシニアンは「甘えん坊王子」「甘えん坊姫」と呼ばれるほど飼い主さんにべったり甘えん坊な性格をしています。
飼い主さんが家にいるときはいつでも一緒にいたいらしく、寒くなると布団の中にも入ってきたり後ろをくっついて歩く姿が見られます。
抱っこをすれば腕に体を擦りつけてきて、飼い主さんをメロメロにしますよ。
構ってアピールが可愛い!
かまってもらいたくて、広げた新聞紙の上に座ったかと思えば、今度は横になって寝てしまい、「全然新聞が読めないよー」と飼い主さんを困らせます。
パソコンのキーボードに乗ってしまうのも、スマホを操作している腕にアゴを乗せてしまうのも、アビシニアンからの「構って欲しい!」アピールです。
飼い主さんを困らせるけど、ちょっと嬉しい「あるある」ですよね。
オスのほうが甘えん坊?
甘えん坊なアビシニアンですが、実はオスの方が甘えん坊な子が多いと言われています。
メスの方も甘えん坊ですが、オスに比べて自立心があるため、時に「ツンデレ」という態度をとることがあるようです。
とはいえ、どちらも基本的には甘えん坊に違いはありませんよ。
アビシニアンは頭がいい!
「アビシニアンは頭がいい」と聞いたことがあると思いますが、その理由は2つあります。
犬のようにコミュニケーションが取れる!
1つは犬のようにコミュニケーションが取れること。言葉の理解力も高く、ボール投げといった遊びやお座りなど、犬に教えるようなことが出来るようになります。
またリードでお散歩することも可能です。名前を呼ぶと反応するだけでなく、きれいな声で返事をすることもあり、人とのコミュニケーションを好む猫と言えます。
玄関までお出迎えをしてくれることもありますよ。
物覚えが良いからしつけやすい!でも・・・
2つめは物覚えが良いこと。そのため、トイレや爪とぎといったしつけも難しくありません。
ただ、飼い主さんの行動をよく観察しているため、引き出しや扉を開けるといった知恵を身に着けてしまうこともあります。
食べ物やゴミを漁ってしまうこともありますので、触れてほしくない場所には鍵をかけるなどの工夫が必要です。
厳しいしつけはダメ!
飼い主に甘える賢いアビシニアンですが、大きな声を出す・叩くなど厳しくしつけてしまうとその恐怖を一生忘れません。
トラウマになってしまいストレスになるだけでなく、飼い主さんにも甘えたり懐かなってしまいます。しつけは、褒めることを中心に行ってくださいね。
アビシニアンは活発でイタズラ好き!
運動神経がよく活発に走り回る!
アビシニアンは活発に動き回ることが大好き。運動神経もいいので、たくさん運動できる環境を整えてあげましょう。
おすすめは背の高いキャットタワーです。しっかり固定できるものを設置してあげて下さい。
気になってイタズラしちゃう!
好奇心旺盛で退屈を嫌うため、イタズラに手を出すこともあります。高い場所から物を落としてみたり、機械のコードを噛んでみたり、窓が開いていると飛び出していってしまうことも。
ケガやトラブルに繋がりかねませんので、触られたくないない場所には鍵をかけたり、絶対に入れないよう工夫したりと環境を整えましょう。
飼い主さんがおもちゃを使って相手をし、退屈させないことが大切です。
アビシニアンはフレンドリーで社交的!神経質な子もいる?
他の動物や子供とも仲良くなれる
アビシニアンは人懐っこく社交的な性格をしているので、初対面の人に対して人見知りをしない子もいます。フレンドリーな一面もあるので、他のペットとの生活やお留守番も上手にできます。
多頭飼育の環境でも飼育しやすい猫と言えますよ。
神経質なアビシニアン?
個体によってなは神経質なアビシニアンもいます。小さい物音やふいに動く物といった細かいところにまで気が付き、未知の物事にも敏感に反応します。窓の外に野良猫が歩いているだけでパニックになることも。
知らない人が家に入ってくるとビクッとして逃げてしまう子もいますので、ストレスを溜めさせないようしっかり発散させる必要があります。
「おもちゃで遊ぶ」「背の高いキャットタワーを設置し身を隠せる場所を作る」「スキンシップでリラックスさせる」といったことを取り入れてみて下さいね。
迎え入れる時に確認したいこと
アビシニアンの性格には個体差があります。子猫を選ぶときにどのような親猫なのかを確認することも大切です。
神経質な親同士をかけ合わせて子供を産ませると、どうしても似た性質のアビシニアンになります。これは他の猫にでも言えることかもしれませんね。
アビシニアンは凶暴になるって本当?
パニック
嫉妬
ストレス
病気
ふとした時に凶暴化するアビシニアンがいる、といった飼い主さんからの報告もあります。原因としては「パニック」「嫉妬」「ストレス」「病気」が考えられます。
「初めて野良猫と出会った」「新しい家族が増えた」「スキンシップが過剰」などの内容から、アビシニアンが嫌がる反抗心から凶暴化してしまうのかもしれませんね。
これはアビシニアンに限った話ではなく、どの猫ちゃんにも言えることです。
病気は早期発見が大切!
アビシニアンが凶暴化する原因の1つである「病気」は、早めに気付いてあげたいところですよね。
アビシニアンは肝臓や腎臓が弱い猫種であり「肝臓脳症」を患うと興奮状態や反抗心から凶暴化する子もいるようです。
「食欲がない」「歩行がふらつく」などの普段とは違った様子が見られる場合は、病院で診てもらうことをオススメします。
アビシニアンにおすすめしたいキャットフードは?選び方は?
アビシニアンには、栄養バランスの取れた高品質なキャットフードを与えることがおすすめです。以下に、アビシニアンに適したキャットフードの特徴をいくつかご紹介します。
体を作るタンパク質が重要
アビシニアンは活発でエネルギッシュな性格を持つため、タンパク質は重要な栄養素です。タンパク質は筋肉の発達や健康な毛皮の維持に役立ちます。
キャットフードの成分表を確認し、タンパク質の割合が高いものを選ぶと良いでしょう。
動物性タンパク質源に注目!
アビシニアンは肉食動物であり、動物性タンパク質を摂取することが重要です。
キャットフードの成分表には、鶏肉、魚、トルキーなどの動物性タンパク源が含まれていることを確認しましょう。
無添加・自然食材
食品添加物や人工的な成分をできるだけ避けることも大切です。無添加や自然食材にこだわったキャットフードを選ぶと、アビシニアンの健康維持に役立ちます。
穀物は苦手?グレインフリー
アビシニアンは消化器系が繊細な場合があるため、穀物を含まないキャットフードを選ぶことがおすすめです。
穀物フリーのキャットフードは、消化の負担を軽減し、食物アレルギーや消化不良のリスクを低減する助けとなります。
飼いやすさが人気の秘訣!
いかがでしたでしょうか?
アビシニアンは、外見の美しさだけでなく、飼いやすい性格をしていることから人気がある猫種です。
ただ、人気であるがゆえに無責任に気性の荒い親同士で繁殖した場合、産まれてくる子猫の性質にも問題が出てきてしまいます。「アビシニアンは凶暴」というレッテルを貼る前に、私たち人間側が適切なブリーダーを選び、迎え入れることが大切ですよ。
個体によっての性格の差はどんな猫種でもありえます。子猫のうちからしっかりコミュニケーションをとり、愛情を注いであげるようにしてくださいね。