アメリカンショートヘアは人懐っこく元気な性格と愛らしい見た目が人気ですが、かかりやすい病気や寿命など飼うまえに知っておきたいポイントがあります。
この記事では、アメリカンショートヘアのかかりやすい病気や寿命、健康維持のためのコツ、飼い方のポイントをまとめました。
アメリカンショートヘアの寿命ってどれくらい?
アメリカンショートヘアの寿命は、12~13年程度だといわれています。人間での70~80歳程度に相当する年齢です。健康面に気をつけてあげれば10年以上、一緒に過ごすことができます。
アメリカンショートヘアのかかりやすい病気は?
アメリカンショートヘアは病気に強く、体型もがっしりとしているため病気やケガをしにくい猫だといわれています。ただ、食欲旺盛で肥満になりやすいので、肥満が原因となって発症する病気に注意が必要です。
肥満が原因となって発症する主な病気は「糖尿病」「関節疾患」の2つがあげられます。
糖尿病は肥満が原因となって発症する病気の代表例です。糖尿病になった猫はたくさん水を飲み、大量の尿を排泄するようになります。先天的な要因が強いといわれていますが、ストレスをかかえた猫がなりやすいともいわれています。
肥満になって関節に負担がかかると、関節疾患にもかかりやすくなります。関節疾患を発症すると慢性的な痛みに悩まされ、動いたり遊んだりすることを嫌がるようになります。
そのほか、心臓が分厚くなって心臓の機能が低下する「肥大型心筋症」や腎臓の機能が弱ってしまう「急性腎不全」にもかかりやすいといわれています。猫に元気がないと感じたら、はやめに動物病院に連れていってあげてくださいね。
アメリカンショートヘアの飼い方のコツは「運動をしっかりさせること」
アメリカンショートヘアの飼い方のコツは、きちんと運動をさせてあげることです。フレンドリーで活発な性格なので、運動不足が続くとストレスを抱えてしまい、それが肥満の原因にもなります。
室内飼いをする場合は特に、室内で気軽に運動できる工夫をしてあげてください。室内に「キャットタワー」を設置するのがおすすめです。遊び方は、キャットタワーの頂上に猫じゃらしなどのおもちゃを置いて猫を誘い、登ってきたら今度は下に猫じゃらしを持ってきて誘ってあげるのです。キャットタワーを上下移動させることで十分な運動になりますよ。
体重管理を心がけるとともに、何かあったときに相談できる獣医師を見つけ、健康で長い時間、一緒に過ごせるようにしてくださいね。