ゴージャスな毛皮とたくましい大きな体が魅力のノルウェージャンフォレストキャット。人と触れ合うことが大好きな種類ですよ。
この記事では、ノルウェージャンフォレストキャットの大きさや体重、特徴、寿命、値段相場、多頭飼いについてまとめました。
目次
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史は?
「ノルウェージャン(Norwegian)」の名の通り、ノルウェーの森林地帯が原産の猫です。起源ははっきりしていませんが、有力な説としては、8〜10世紀頃にバイキングによってトルコの長毛種の猫が北欧に持ち込まれたのが始まりとされています。
北欧神話に登場しており、雷神が猫を連れ去ろうとしたが大きすぎて持ち上げることができなかった話や、女神が2匹の大きな猫に車を引かせて走らせた話などのモチーフが、ノルウェージャンフォレストキャットであるといわれています。
キャットショーに登場したのは1930年代です。第二次世界大戦中に絶滅の危機に瀕しましたが、ノルウェーのブリーダーたちによって危機を回避し、1970年代にヨーロッパで猫種として公認を受けました。
出典:早田由貴子「まるごとわかる猫種大図鑑」
出典:タムシン・ピッケラル著/五十嵐友子訳/アストリッド・ハリソン写真「世界で一番美しい猫の図鑑」
ノルウェージャンフォレストキャットの大きさや体重の特徴は?
体長 40cm
体重 3.5~6kg
ノルウェージャンフォレストキャットの大きさは体長40㎝、体重3.5~6kgで光沢のある豪華な被毛が特徴の大型猫です。
「ロング&サブスタンシャル」とよばれる筋肉質で骨太、前足より後足が長い腰高な体型をしています。「つりぎみで大きなアーモンド型の目」「飾り毛の付いた大きめの耳」「首回りのワイルドな飾り毛」「先細りのふさふさの尻尾」も特徴のひとつです。
被毛の特徴
被毛は空気を含む長いオーバーコートと密に生えたアンダーコートの2種類の被毛から成り立っているダブルコートです。
雪や雨も弾くフサフサの被毛はノルウェーの寒さから体を守っています。
毛色は「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「シルバータビー」「ブラウンタビー」「レッドタビー」などが認められています。
ノルウェージャンフォレストキャットの寿命や値段相場は?
11~14年
8~15万円前後
寿命は11~14年前後で一般的な猫の平均寿命と変わりませんが、幼猫期が3~4年あるので成猫の期間は短い猫種といえます。
値段相場は8~15万円前後で販売されていることが多いですが、ショータイプの場合は25万円ほどすることも珍しくありません。
ノルウェージャンフォレストキャット、多頭飼いは?
ノルウェージャンフォレストキャットは多頭飼いに向く猫種です。先住猫や犬、小さな子供がいても物怖じせず、興味津々で寄って行くほどフレンドリーな性格ですよ。
ストレスにも気をつける
ただ、ノルウェージャンフォレストキャットはストレスに弱いので、多頭飼いをする際には環境作りに気を配ってあげてください。
猫にしては珍しいほど温厚で我慢強い性格ですが、縄張り意識が強い猫種でもあります。
多頭飼いにおいては年齢に関わらず先住猫がすべてにおいて優先権を持ちますので、飼い主は新しい猫に対しては二番手として対応するようにすることが、実な多頭飼いのコツでもありますよ。
まずは単体で飼ってみることがおすすめ
ノルウェージャンフォレストキャットは多頭飼いでも飼える猫種と紹介しましたが、個体差があることは確かです。「多頭飼いには向かない」と紹介しているウェブサイトもあります。
ですので、まずは単体で飼育してみることがおすすめですよ。