メインクーンの育て方!食事やしつけ、飼育環境は?

メインクーン

メインクーンは大柄な体で優しく穏やかな性格をしていることから「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」という愛称をもちます。

環境適応能力と強調性に優れているので、小さなお子さんがいる家庭でも仲良く暮らすことができますよ。この記事ではメインクーンの育て方、食事やしつけ、飼育環境について紹介しています。

メインクーンってどんな猫?

メインクーン
メインクーンは、アメリカでは非常に長い歴史を持つ猫種であり、家猫の中でも最も大きな体を持つ猫種でもあります。男の子の場合、体重10kg体長1mになる子もいるほどです。

体の模様、狩りの習性などはアライグマによく似ているとも言われており、メインクーンの”クーン”はアライグマ(raccoon)に由来しているそう。

とても大きな体を持つメインクーンは、成猫に成長するまで約15カ月かかります。一般的な猫は12カ月で成猫になりますがメインクーンは成長がゆっくりで、成猫になっても身体が大きくなり続けます。

メインクーンの毛色は?

ブラックやホワイト、レッド、グレー、クリームなどの色に加え、単色や縞模様などパターンも豊富な猫種です。

メインクーンの性格は?温和で友好的?

メインクーン
メインクーンは、温和で友好的な性格で知られています。以下に一般的なメインクーンの性格特徴をいくつか挙げます:

社交的で愛情深い

人やほかの動物との関わりを楽しむ社交的な性格を持っています。

家族や来客との交流を求め、愛情と関心を示すことがあります。また、ほかの猫や犬とも友好的な関係を築くことができます。

知的で賢い

学習能力が高いことが知られており、知的な刺激を求める傾向があります。

転がすことでおやつが出てくる知育玩具など、頭を使った遊びはメインクーンにとって良い刺激になるでしょう。

好奇心旺盛

メインクーンは大胆で冒険心があります。彼らは好奇心が強く、新しい場所や新しいものに対して探検することを楽しむ傾向があります。

キャットタワーやキャットウォークなどの屋内での遊びや、狩りをイメージしたような遊び方がおすすめです。

声が大きい?

メインクーンは大きな声で鳴くことがあり、コミュニケーション手段としてさまざまな鳴き声を使います。飼い主さんとの対話を楽しむことができるので、コミュニケーションをたくさん取りたい方には向いている猫種かもしれません。

メインクーンは大きな体格と温和な性格を持ち、家族との関係を楽しむことができる猫種です。彼らは知的で遊び好きな性格を持ち、家庭内での活動や社交を楽しむことが重要になります。

良い関係を築くためにはメインクーンの愛情と関心に応え、過ごしやすい環境と好奇心を刺激するようなおもちゃや遊びを取り入れるのが良いでしょう。

メインクーンのしつけは?

メインクーン

しつけ

しつけやすい
爪とぎの場所を覚えさせる

猫のしつけは「犬の倍は手間がかかる」といわれますが、メインクーンは知能が高い猫なのでしつけは案外すんなりといきます。

おすすめのしつけは幼猫の頃から「爪とぎ」の場所を覚えさせることです。家の壁をひっかかれて困っている飼い主さんはたくさんいます。メインクーンが過ごす場所すべてに爪とぎを用意することが理想です。

また、「ソファ」や「家具」などひっかかれると困るものに猫が嫌うスプレーをかけて、メインクーンを近づけさせないようにしている飼い主さんもいますよ。

メインクーンの飼育環境は?

メインクーン

広いスペースがあるのが理想的

とても大きな体で活発なメインクーンと一緒に暮らすには、十分に遊べるスペースがありキャットタワーやキャットウォークが設置できるなど、広々した環境が理想的。

部屋の広さと数によりますが、都内のワンルームのような環境は向かないかもしれません。

熱中症対策必須!

長毛種で密集した被毛を持つメインクーンは非常に暑さに弱く、特に夏場の室温管理が必須です。真夏の日にエアコンをつけず外出…なんてことは絶対にNG。

エアコンで室温を調整し、複数箇所に新鮮な飲み水を設置しましょう。日中外出している場合は、自動給水器などを導入して常にきれいな水が飲めるようにしておくのがおすすめです。

メインクーンの育て方、食事は?

メインクーン

1日の餌の量と頻度

1歳未満: 体重×100~200kcal
1歳以上: 体重×80kcal

メインクーンの食事は「年齢」と「体重」によって目安の量が変わります。1歳未満の子猫のメインクーンの場合は成長に多くのカロリーを使うので、1日に体重×100~200kcalほど必要です。

体は幼猫期から大きいですが成猫のように一度にたくさん食べることはできないので、1日3~4回に分けて与えてあげます。

生後1年を過ぎたら1日に体重×80kcalの量を2回に分けて与えます。他の猫種よりは食べる量が多いといえますが、食べさせすぎると「肥満」や「糖尿病」の危険性が高まります。

カロリーをしっかりと計算をして食事を与えるようにしてくださいね。

お互いにとってストレスフリーな環境を

メインクーン

メインクーンは大きな体をしているので一般的な大きさの猫に比べて、餌の量は多く、飼育環境は広く必要です。

賢くしつけやすい猫ですが、爪とぎで大事な家具やソファが傷つけられないように気をつけてくださいね。お互いのストレスがかからないように、十分なしつけと飼育環境で、快適な生活を送ってくださいね。

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