日本でも多く飼われている人気のビーグルは、人気キャラクターであるスヌーピーのモデルとも言われています。そんなビーグル、もともと野ウサギの狩りで活躍していた犬種ということをご存知ですか?
狩りをする中で群れで生活していたということもあり、協調性に優れています。そのため人見知りすることなく、人や犬と仲良くすることができます。
そしてビーグルは嗅覚が優れており、「嗅覚ハウンド」と呼ばれる猟犬種の中で最も小さい犬種です。そんな嗅覚を活かして、ワーキングドッグとしても活躍の場を広げています。
そんなビーグルですが、飼おうかと検討する方も多いでしょう。そこで、
✓ビーグルって初心者でも飼える?
✓なりやすい病気やしやすい怪我などはあるの?
✓どのくいら生きてくれる?
などの疑問がありますよね。そこでこの記事を読んで、ビーグルについて知っていきましょう!
ここでは、ビーグルの性格から体重そして被毛の特徴についてまとめています。他にも、寿命、病気、飼い方、しつけ、歴史についても紹介しています。
ビーグルとの生活をお考えなら、ぜひ一度読んでみてくださいね。
ビーグルの基本情報
歴史
ビーグルの起源は、15世紀頃のイギリスにおいてウサギ狩りに従事していたハウンド種だと考えられています。
1800年代中頃にパーソン・ハニーウッドがウサギ狩りに使用されていたノースカントリー・ビーグルを改良したことで現代のビーグルの基礎ができあがりました。
イギリスの小説「カンタベリー物語」では、著者チョーサーによりビーグルとされる犬が記述されていますが、物語の中では「小さなハウンド犬」と書かれています。ビーグルという名前になったのは16世紀頃のこととされていますよ。
外見の特徴
ビーグルは体重9~11kg、体高33~41cmで、引き締まった体型をしています。ハウンド種としては最も小柄ですよ。
「丸くて大きな目」「真っすぐ伸びた鼻筋」「先端が角ばった口吻」「長く垂れた耳」「上方にピンと立ち上がりわずかにカーブしているしっぽ」が特徴的です。
被毛や毛色
ビーグルの被毛は、艶のあるオーバーコートと短くてフワフワしたアンダーコートからなるダブルコートです。
主な被毛カラーは「トライカラー」「レッド&ホワイト」「レモンカラー」ですが、レバー以外であれば許容されていますよ。
胸とお腹・四肢が白で、頭部や背中に色が入りますが、しっぽの先は白くなければなりません。
性格
ビーグルの性格は、「やんちゃで活発」「甘えん坊」「社交的」などです。
攻撃性も低く穏やかなので、他の犬や知らない子供にも愛想よく振る舞うことができます。コンパニオンドッグとしても人気がありますよ。
ビーグルの散歩の頻度やしつけの方法
散歩の頻度
ビーグルの散歩は、1日2回それぞれ30分を目安にするといいですよ。
もともと猟犬として活躍していた犬種なので、週末はドッグランで思いっきり走らせてあげるのもおすすめです。
しつけの方法
やんちゃでイタズラ好きな反面、寂しがり屋で甘えん坊な面も持っているので、叱るしつけよりは褒めるしつけが適しています。
リーダーは飼い主であることを理解させ、時には毅然とした態度で接することも大切ですよ。
ビーグルのお手入れ
ニオイ対策
ビーグルはニオイのキツイ犬種と言われることも多いですが、これは皮脂の量が多いからです。
栄養バランスのとれた食事、小まめなシャンプーを心がけることでニオイは軽減できますよ。
抜け毛対策
短毛種ですがダブルコートの犬種なので、小まめなケアが欠かせません。
毎日のブラッシングのほか、2~3週間に1回を目安にシャンプーしてあげてください。
その他お手入れ
その他、心がけたいお手入れとしては、「爪切り」「歯磨き」「耳掃除」などがあります。
ビーグルの飼育のコツ
飼育環境を整える
ビーグルとの生活をより快適なものにするために、まずは環境を整えてあげるようにしましょう。ビーグルは室内での生活に向いています。
というのも、ビーグルは寒暖差にあまり強くありません。そのため、温度調整されている室内の方が生活しやすいのです。
そこで室内でビーグルが快適に過ごせるよう、ケージやトイレ用品などを用意していあげましょう。性格的にも交友的で飼い主のことが大好きなので、一緒の空間にいさせてあげると良いでしょう。
飼育のポイント
ビーグルは動くことが大好きな活発な犬種です。そのため、お散歩などでストレスを発散させてあげることが大切です。
お散歩の時間も、朝と夕方30分以上はしてあげられることが理想です。その他にもライフステージごとや季節ごとに気をつけなければならないことがあります。
ビーグルの寿命・病気
ビーグルの平均寿命は12~15歳と言われています。先天的な病気にもかかりにくいとされており、比較的長生きしやすい犬種とも言われています。
そんなビーグルですが、かかりやすい病気はいくつかあります。そのような病気で上げられるものとして、椎間板ヘルニア・クッシング症候群・膝蓋骨脱臼・涙やけなどがあります。
どれも予防ができるものではあるので、食事や生活に気を遣ってあげてください。
ビーグルの迎え入れ
迎え入れ費用
ビーグルの迎え入れにかかる費用は、10万円前後です。
ただ被毛カラーによって差があり、人気の「レモン&ホワイト」は25万円を超える値がつくこともありますよ。
迎え入れ先
ビーグルの迎え入れ先は、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親」の3つです。
それぞれにメリット・注意点があるので、自分にあった最適な方法で迎え入れるといいですよ。
まとめ
この記事では、ビーグルの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。