最近愛犬のチワワの抜け毛がひどい。ブラッシングをしてるのに抜け毛がとれない。そんなご経験ありますか?
抜け毛の原因の多くは季節性のものですが、中には病気を併発していることもあります。
この記事ではチワワの抜け毛の原因と対策法、換毛期における正しいブラッシングのやり方についてまとめました。
目次
チワワの抜け毛対策について
換毛期
病気
チワワの毛が抜ける原因は主に「換毛期」と「病気の可能性」の2つが考えられます。
どちらのパターンでも毛が多く抜けるという症状がおこりますが、病気が原因の場合には「一部の場所が集中的に抜けている」「フケが多い」「やたらと痒がる」などの症状も併発することがあります。
対策方法
まず、単なる換毛期が原因の場合は生理現象なので特に対策はいりません。シャンプーやこの後に紹介するブラッシングで抜け毛を減らすことが対策となります。
一方病気が原因の場合は飼い主さんだけで対策しようとせず、一度病院で診察してもらうことをおすすめします。
・どこの被毛がよく抜けているのか
・フケや皮膚の炎症はないか
・症状はいつから始まったのか
など状況を具体的にしてから獣医師さんに相談してください。
愛犬が嫌がらないシャンプーの方法は関連記事をご確認ください。
チワワの正しいブラッシング法を紹介(ロングコートチワワの場合)
週2~3回
ブラッシングは愛犬の被毛をとかし抜け毛を防ぐ目的だけでなく、マッサージ効果や飼い主とのスキンシップ、皮膚の状態を確認する健康チェックの役割も兼ねています。
ロングコートタイプのチワワは週2~3回を目安にした定期的なブラッシングを心がけるようにしてください。
用意するもの
スリッカーブラシ
ピンブラシ
コーム
ロングコートチワワはその名の通り被毛が長いので、毛が絡みやすく毛玉ができやすいです。そのため被毛をほぐすための「スリッカーブラシ」「ピンブラシ」と、毛玉を取るための「コーム」を用意しておきます。
やり方
まずスリッカーを毛の根元にあてて、毛の流れに逆らわないように優しくとかします。毛玉ができやすい飾り毛や耳の下は優しくほぐしながら進めてください。
被毛の量が多い部分は指2本で被毛を軽く上に持ち上げながら、地肌から毛先に向けて少しずつとかすことがポイントです。
全身が終わったら被毛の根元にあててから毛先へ引いて残った毛を取り除けば完了です。
注意点
力を入れていないつもりでもチワワは痛い思いをしていたり、知らず知らずのうちに皮膚を傷つけてしまったりしていることがあります。
チワワの表情や皮膚の状態をみながら、「想像よりもかなり優しく」ブラッシングをするようにしてください。
ブラッシング法を紹介!(スムースコートチワワの場合)
スムースコートタイプのチワワはそこまで被毛が長くないため、被毛同士が絡まることはほぼありません。ブラッシングもロングコートタイプに比べて大変ではないです。
用意するもの
ラバーブラシ
獣毛ブラシ
濡れタオル
やり方
シャンプー前に行うブラッシングと同じくらいの強さで優しく撫でるように行います。このとき、毛並みと逆方向にブラシを入れて埃や抜け毛を取り除くようにするのがポイントです。血行促進にもなるので、愛犬も喜びますよ。
最後の仕上げに獣毛ブラシを使うと被毛にツヤがでるので、ぜひ使ってみてくださいね。
注意点
スリッカーブラシなどの硬いブラシだと、優しくブラッシングしているつもりでも皮膚を傷つけてしまうことがあります。
皮膚へのあたりが優しいラバーブラシを使うことをおすすめします。
チワワがブラッシングをさせてくれない場合
本能的なもの
トラウマ
チワワがブラッシングを嫌がる理由として、「本能的なもの」「トラウマ」が考えられます。
基本的に犬は尻尾や手足を触られることを苦手としていますし、過去にブラッシングで嫌な思いをしたのかもしれません。
まずは膝の上に座ってもらって撫でたり、まてのしつけをしたりするなど、関係性を構築することから始めてみてください。終わった後にたくさん褒めてあげたり、ご褒美をあげるのも効果的ですよ。
注意点
ホールドスチールという安全にブラッシングを行うための保定方法も存在しますが、信頼関係を壊すことにもなるので無理にやらないようにしてください。
嫌がらず、ブラッシングを楽しむようなしつけを
ブラッシングに限らず、愛犬が嫌がることを強要することはよくありません。それがたとえ身体的健康上必要なケアであっても、愛犬にストレスがかかっている(=精神的健康を害している)のであれば無理に行わないべきです。
その場合、まずは「まて」「なでる」「こい」など基本的なしつけからはじめてみてくださいね。ブラッシングは体中を触るケアなので、愛犬チワワとの信頼関係がありきなのです。