アロマの香りは犬にもリラックス・リフレッシュ・幸福感を与え、嗅がせてあげることでストレスを解消させられますよ。
この記事では、犬のアロママッサージの仕方を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
犬のアロママッサージ、準備するものは?
エッセンシャルオイル
オレンジ
カモミール
ラベンダー
ローズマリー
アロマオイルには様々な種類があります。使用量は数滴で十分です。犬により好みが分かれるので、愛犬の好みの香りを嗅がせてあげると良いですよ。
オレンジ
オレンジには健胃作用、抗うつ作用、消化促進作用、消毒作用、食欲増進作用、鎮静作用などがあります。
気分を明るくする、元気付けるオイルなので、ストレスを感じやすい犬や臆病な犬に向いています。比較的マイルドな香りで、オイルが初めての犬や月齢が若い犬に使うことが多いですよ。
カモミール
カモミールには鎮静作用、鎮痛作用、通経作用、健胃作用、抗アレルギー作用、消炎作用、消化促進作用、鎮痙作用、止痒作用などがあります。
不安や緊張、恐怖を和らげてくれるオイルで、ストレスケアに適しています。
ラベンダー
ラベンダーには、鎮静作用、鎮痛作用、殺菌作用、消炎作用、通経作用、解毒作用、血圧降下作用、忌避作用、健康回復作用などがあります。
緊張をほぐしたり、免疫力を高めたり、炎症を抑え痛みを和らげたりと、様々な活躍をするオイルです。
その他のオイルとの相性が良く、ブレンドして使うと良いですよ。
ローズマリー
ローズマリーは頭脳明晰作用、強心作用、強壮作用、鎮痛作用、通経作用、血圧上昇作用、抗リウマチ作用、忌避作用などがあります。
若返りの香りとしても有名で、頭も皮膚も若々しくしてくれます。
ベースオイル
エッセンシャルオイルを薄めるために、ベースオイルが使われます。
ホホバオイルが使われることが多く、その他スイートアーモンドオイルやグレープシードオイル、ツバキオイル、シアバター、マカダミアナッツオイルなどを使うこともありますよ。
犬のアロママッサージ、手順を詳しく解説
1:マッサージオイルを手に取り体温で温め、犬の全身に塗る。
2:手のひらで頭から尻尾にかけて、毛並みに沿ってなでるようにマッサージする。
3:軽く目を覆い、目の下を通り耳の後ろの付け根に向かって流す。
4:耳の付け根を持って広げ、引き上げるようにマッサージする。
5:軽く拳を握り、首筋を上から下へ軽く指圧する。
6:足の付け根から足先にかけてマッサージする。
7:マッサージオイルを付け、肉球一つ一つを揉んでなじませる。
8:最後に2と同様にマッサージする。
マッサージする前に
オイルマッサージをする前にかぶれやアレルギー反応がないか調べるためにパッチテストをすると良いですよ。
10mlのベースオイルにエッセンシャルオイル1適を混ぜ、足の内側に少し塗ります。1日様子を見て、皮膚に何も変化がなければ問題ありませんが、皮膚にかゆみが出たり赤くなったりしたら、すぐに水で洗い流し、使用をやめます。
また始める前に、飼い主さんの手首にオイルを付け遊んだり、おやつをあげたりして、少しずつ香りを愛犬に慣れさせます。
気に入らないにおいだとかえってストレスになってしまうので、マッサージ前に嗅がせて様子を見ると良いですね。
マッサージのポイント
トリートメント時間は全身で10~15分が理想です。嫌がる場合には無理をさせず、短い時間で始めて徐々に時間を伸ばします。
犬の毛がベタベタになってしまわないよう、少量のマッサージオイルでマッサージします。
オイルの香りが口や鼻から体に入ることで、リラックス作用が得られます。顔周辺をマッサージするときは、マズルの上で親指を重ね手で三角形を作るようにして嗅がせてあげると良いですよ。顔まわりは優しくマッサージしてあげてくださいね。
愛犬の好みの香りを!
アロマの香りを嗅がせながらマッサージすることで、通常のマッサージ以上のリラックス作用が期待できます。
色々な香りがあるので、愛犬の好みの香りを見つけてあげたいですね。