アビニシアンの長毛種として知られるソマリは、活発で人懐こい性格から人気が急上昇している猫です。高貴さと優しさの中に野生味を感じさせる外見も多くの人を魅了していますよ。
この記事では、ソマリの子猫の選び方や歴史を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ソマリの子猫、選び方は?
被毛のティッキング
体つき
ソマリの子猫を購入する時に見るべきポイントは「被毛のティッキング」「体つき」です。
1本の毛に数食の色が交じり合い縞模様のようになっている状態のことを「ティッキング」といい、綺麗に表れているソマリは栄養状態もよく健康的な子猫だといわれています。
しなやかな体つきが特徴なので、子猫もスレンダーでしなやかな体つきをしている子猫も健康的だといわれています。
はち切れるような弾力のある体つきと太くてガッチリしている足をしており、抱き上げた時にずっしりとした重さを感じる子を選ぶようにしてくださいね。
その他みるポイント
このほかに見るべきポイントは、子猫一般的にいわれることですが「肉球」「目」「お尻周り」「耳の中」などがあります。
健康な猫の肉球は柔らかく、弾力があります。目に瞬膜が出ていたり、涙目、白めの充血、目ヤニが目立つ子は避けてください。栄養失調だったり猫風邪をひいている可能性があります。
お尻周りが汚れている場合は、慢性的な下痢になっていることも考えられますよ。耳の中が汚れている場合は耳ダニになっている可能性がありますよ。
ソマリの選び方、なつきにくい子猫の行動や特徴は?
ソマリは人懐こい性格をしている子が多いですが、神経質だったり警戒心が強い子もいます。子猫の入っているケースやサークルに近づいたり手をさしのべたりしたときに、「怯えている」「噛もうとしてくる」子はなつきにくいといえます。
懐くまでに時間がかかるので、愛情を込めながら辛抱強く飼う必要がありますよ。
ソマリの歴史は?
ソマリは、長毛のアビシニアンをもとに作出されました。長毛の個体は以前から時々生まれていましたが、アビシニアンの基準では失格となるため表にでることはありませんでした。
1900年代初頭にアメリカに到着し、1930年代に改良が始まりました。いわば日陰の存在だったソマリですが、1963年にカナダのキャットショーに登場し、審査員の目に留まります。それをきっかけに注目され、カナダやアメリカのブリーダーにより計画的に繁殖がすすめられて、ソマリが誕生しました。1972年にCFAで公認されると、瞬く間に世界中で人気を集めました。
ソマリという名は、エチオピア(旧アビシニア)に隣接するソマリアにちなんで名付けられました。
出典:早田由貴子監修「まるごとわかる猫種大図鑑」、TICA「Somali Breed」
健康的なソマリを選んでペットライフを満喫しよう!
犬のような猫といわれるほどコミュニケーションが取りやすいソマリですが、一目ぼれでの購入はおすすめできません。この記事で紹介した子猫を選ぶときのポイントを参考にして、健康で飼いやすいソマリとの充実した生活を楽しんでくださいね。