ダックスフンドのような短い足が特徴的なマンチカン。
「ちょこちょこ走り回る」「2本足で直立する」といった可愛らしい動きで飼い主さんを癒してくれますよ。
この記事では、マンチカンの性格や飼いやすさなどについてまとめました。これからマンチカンを飼おうと悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
マンチカンってどんな猫？
マンチカンの最も顕著な特徴は短い脚です。この短い脚は自然発生的な遺伝子変異によって引き起こされたもので、ほかの猫種には見られません。
体格は中型からやや大型で、可愛らしいルックスとは裏腹に筋肉質でがっしりとした体つきをしています。胴体は幅広く、頭と尾は比較的大きめ。
マンチカンの顔は丸く、頬骨が際立っています。目は大きくて鮮やかで、表情豊かな印象を与えますね。
多様な被毛のバリエーション
マンチカンには、短毛種と長毛種のバリエーションがあります。短毛種は滑らかで密度のある被毛を持ち、長毛種は柔らかくフワフワした被毛を持っています。被毛の色や模様も多様で、さまざまなバリエーションが存在します。
マンチカンの被毛は多様で、さまざまな色と模様の組み合わせが見られます。トライカラーやベンガル模様、シャム模様などがあります。
社交的な性格
マンチカンは一般的に社交的で人懐っこい性格を持っています。他の人や他のペットとの交流を楽しむことがあり、愛情深い性格が特徴です。
マンチカンの性格は？
| 性格 | 好奇心旺盛 |
|---|---|
| 社交的 | |
| 甘え上手 | |
| 特徴 | 胴長短足 |
| 寿命 | 12年前後 |
マンチカンの性格
社交的で人懐っこい
マンチカンは一般的に社交的で人懐っこい性格を持っています。家族や他のペットとの交流を楽しむことがあり、人々に対して愛情深く接します。
遊ぶのが大好き
マンチカンは活発で遊び好きな性格を持っています。彼らは知識欲が高く、おもちゃやゲームに興味を示すことがあります。遊びを通じて物理的な刺激と精神的な刺激を得ることが重要です。
賢明で好奇心旺盛
マンチカンは賢明で好奇心が旺盛です。新しい環境や物事に対して興味を持ち、探求心を抱きます。彼らは知的な刺激を求めることがあります。
家族との絆を重視
マンチカンは家族との絆を重視します。一般的に愛情深く、家族の一員としての役割を果たします。彼らは家族との交流やコミュニケーションを大切にします。
声を使ってコミュニケーション
マンチカンは鳴き声を使ってコミュニケーションすることがあります。彼らは自分の気持ちや要求を主張するために鳴き声を発することがあります。
マンチカンの寿命とかかりやすい病気は？
平均寿命は12年前後でほかの猫種と大差はありません。
ただ、生活環境やごはんの内容、遺伝的な問題などによっては平均寿命を超えて長生きする子もいます。
かかりやすい病気は？
マンチカンは他の猫種と比較して特定の病気にかかりやすいというよりは、短い脚に関連する病気に注意が必要です。
以下にマンチカンがより注意が必要な病気のいくつかを挙げますが、これらは全ての個体に必ずしも現れるわけではありません。
骨格や関節の異常
マンチカンの短い脚は、骨と関節に負担をかける可能性があります。脚の骨や関節の異常、肘や膝の関節炎、脊椎の問題などが報告されています。
脚や関節の負担を軽減するために、滑りやすい場所にはカーペットやクッション性のあるものを敷いておきましょう。定期健診をして脚の状態を診てもらうのも必要です。
嚥下障害
マンチカンの一部は、脊椎変性症により嚥下障害を抱える場合があります。嚥下困難や胃食道逆流などが見られることがあります。
食事管理や食べ物の形状・質に注意をし、必要に応じて獣医の指導を仰ぐことが重要です。
歯、口内の問題
マンチカンは一部が歯の問題を抱えることがあります。歯の異常、歯周病、口内炎などが見られることがあります。
定期的な歯石の除去や適切な歯磨きケアが必要です。歯磨きが苦手な子には、グリニーズなどの歯磨きおやつがおすすめ。
マンチカンは飼いやすい？
マンチカンは飼い主さんになつきやすい性格なので、飼いやすい猫といえます。
愛猫とたくさん遊んでかまってあげたい飼い主さんにはぴったりですし、賢いので「壁をひっかく」「トイレの場所を間違える」といった粗相もしつけやすい猫種です。
ただ、繊細で臆病な一面もあるので、長時間の外出や大きな声で?りつけるようなしつけ方は避けるようにしてくださいね。マンチカンの飼育方法の詳細はこちらです。
マンチカンを飼うにはいくら必要？
150万円
マンチカンの飼育にかかる費用は、150万円前後を見積もっておくようにしてください。
主にごはん代や、「トイレ」「ベッド」「キャリーケース」「ブラシ」「爪とぎ」などの飼育グッズ、医療費や保険費が含まれます。
おすすめのおもちゃ
マンチカンは飼い主さんと遊ぶことはもちろん、一人遊びも大好きなので「おもちゃ」も忘れないように用意してください。
「ねこじゃらし」や「レーザポインター」などのおもちゃなどを活用して、活発で運動量の多いマンチカンを満足させてあげてくださいね。マンチカンにおすすめのおもちゃはこちらです。
マンチカンの価格と選び方は？
7~30万円
マンチカンの販売価格は、7~30万円と個体によって幅があります。
迎え入れるには？
マンチカンは他の純血種の猫との交配が認められていない猫種です。
中には勝手な交配を繰り返して純血ではないマンチカンをペットショップに卸す悪質な業者もいるので、子猫選びは慎重に行ってくださいね。
優良なブリーダーを探して子猫と実際に会わせてもらうことが、安心できる迎えいれ方だといえます。
値段を決める要素
マンチカンの販売価格は、「毛色」「柄」「足の長さ」「血統」によって変わってきます。
「生まれてから日が浅い」「足が短い」「両親の血統が良い」ほど価格が高騰する傾向があり、逆に「成猫」だったり「足が長い」場合などは安くなることが多いですね。マンチカンの詳しい価格と選び方はこちら
マンチカンと一緒に暮らすときの注意点は？
肥満に注意！
マンチカンは体質的に太りやすく、肥満にならないような対策が必要です。食事管理はもちろん、一緒に遊んだり一人でも遊べる環境を用意してあげましょう。
キャットタワーやキャットウォークを活用するのがおすすめですが、それぞれのステップの高さは低く調整できるものが理想的。
足が短いマンチカンの負担にならないような高さのものを用意してあげましょう。
体に負担をかけない生活環境を
短い手足ゆえに、四肢の骨や関節に負担がかかりやすく非常に椎間板ヘルニアになりやすい猫種です。
激しい運動で脊髄をはじめ足腰に負担がかかるリスクを考え、滑りやすい場所にはラグやカーペットなどを敷いて活用して足腰の負担を減らすよう工夫しましょう。
マンチカンのお手入れは？
爪切り
爪は定期的にカットしてあげてください。伸びた爪がカーペットに引っかかったり肉球に食い込んだりして怪我に繋がります。
外で飼われている猫はアスファルトなどで爪が研がれますが、室内飼いの猫は爪が伸び続けます。
また、爪は活発に動く猫ほど伸びるのが早いため、マンチカンは特に注意です。
ブラッシング
短毛種: 1日1回程度
長毛種: 1日2回程度
マンチカンの理想のブラッシングの頻度は、短毛種が1日1回、長毛種が1日2回です。
毛球症にならないためにも、換毛期だけでなく普段から定期的に手入れをしてあげてくださいね。
シャンプー
シャンプーは愛猫のニオイが気になった時にする程度で問題ありません。猫の皮膚は敏感なので、やりすぎると炎症を起こしてしまう恐れがありますよ。マンチカンの詳しい手入れ方法についてはこちらです。
耳掃除
耳掃除は月に1〜2回ほどしてあげてください。
湿らせたガーゼで耳を拭いてあげましょう。綿棒は危険なので使わない方がいいです。
なつきやすく可愛らしい猫種！
マンチカンは人なつっこく飼いやすい猫種です。胴長短足という特徴は共通していますが、「毛色」「毛の長さ」「顔立ち」など個体によって個性豊かです。
特定の疾患に対する健康管理の必要はありますが、なつきやすい性格と可愛らしい容姿が魅力的な猫種なので初めて猫を飼育する方にもおすすめ。
