短い足とくりっとした目が可愛いマンチカン。
ちょこちょこ歩きまわる姿は、愛嬌たっぷりで他の猫とは違った魅力がありますよ。
この記事ではマンチカンの寿命や長生きのコツをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
マンチカンの平均寿命はどのくらい?
11~13年
マンチカンの平均寿命は11~13年です。
一般的な猫と比べると少し短めですが、中には猫の平均寿命である15年を超えるマンチカンもいますよ。普段からの健康管理に気をつけて、長生きさせてあげてくださいね。マンチカンの詳しい特徴はこちらです。
寿命の差には何が?
マンチカンの寿命が他の描種に比べて短い理由は、「早期に亡くなる個体が多いため」です。
もともと、マンチカンは足の短い突然変異の個体を交配させることで作出されました。
足の短い個体同士を交配すると短足の子が生まれる確率が高くなる一方で、免疫力が弱かったり、遺伝子疾患を抱えている奇形も生まれてしまうのです。
奇形で生まれてきた子は早期に死亡したり、成猫になる前に臓器に異常をきたし亡くなったりするため、寿命の差が生まれるのです。
マンチカンの年齢と人間の年齢の関係は?
一般的に、1歳の猫は人間の18歳に相当します。その後は1年につき4歳ずつ年をとるので、3歳であれば26歳、10歳であれば54歳と換算することができますよ。
上記の換算方法はあくまでも目安ですが、愛猫のライフステージを把握しておくと健康管理にも役立つので参考にしてくださいね。
寿命を縮める!?マンチカンのかかりやすい病気に注意
椎間板ヘルニア
軟骨異形成
外耳炎
毛球症
マンチカンがかかりやすい病気は、「椎間板ヘルニア」「軟骨異形成」「外耳炎」「毛球症」の4つです。
「椎間板ヘルニア」はマンチカンが最も患いやすい病気の1つで、重症化すると歩行困難になることもありますよ。肥満や激しい運動を避けることが大切です。
また、骨の病気である「軟骨異形成」や、耳の中の外耳道という部分に起こる「外耳炎」など、スコティッシュフォールドの遺伝疾患にも注意してくださいね。
長毛種の場合は、「毛球症」にも注意が必要です。飲み込んだ毛を吐き出せずに体内に溜まってしまう病気で、便秘や食欲不振、ひどい場合は腸閉塞になることもありますよ。
マンチカンを長生きさせるために行った方がいいこと
予防接種や定期検査、健康管理
室内飼い
運動
日頃のお手入れ
正しい食事
予防接種や定期検査、健康管理
予防接種や定期的な健康診断は病気の早期発見に役立ちます。
最初の予防接種は、母乳からの受動免疫が切れる生後2ヶ月頃に受けるようにしてください。
ワクチン接種が1度だと1回目の受動免疫が少し残っていて免疫が十分でない可能性があるので、初めてのワクチンから1~2か月後の生後4か月頃にもう1度ワクチン接種を受けることも大切です。
その後は年1回のワクチン接種を受けつつ、同時に健康診断も受診しておくと安心ですよ。詳しくはこちらです。
室内飼い
放し飼いをしていると、屋外に出た時に様々なウイルスを持つ野良猫と接触したり喧嘩をしたりして病気に感染することも考えられます。
愛猫を様々な病気から守るためだけでなく、予期せぬ交通事故を防止するという観点からも室内飼いをおすすめします。マンチカンの詳しい性格はこちらです。
運動
マンチカンは足が短いですが、運動能力は他の猫と変わりません。
食欲が旺盛で肥満になりやすい傾向があるので、しっかりと運動をさせるようにしてくださいね。好奇心旺盛なので、キャットタワーなどを用意してあげれば遊具で楽しく遊んでくれますよ。マンチカンの運動に役立つおもちゃについてはこちらです。
注意点
過度に運動させすぎるとヘルニアを発症させやすくする場合もあるので、負担がかかりすぎないように気をつけてあげてください。
日頃のお手入れ
健康維持のためには、ブラッシングなどの日ごろの手入れも欠かせません。
普段から習慣づけておくことでちょっとした異変にも早く気づくことができますし、毛球症の対策にもなりますよ。マンチカンの日ごろのお手入れについてはこちらです。
正しい食事
食事は健康に直結するので、栄養バランスのとれた健康的な食事を心がけることが大切です。
肥満にならない為にも低カロリーの食事を与え、塩分の強い人間用の食事は与えないようにしてください。
また、飲水量が少ないと腎臓疾患を起こしやすくなるので、清潔な水をいつでも飲めるように用意しておくことも忘れないでくださいね。
猫の寿命は長くなってきている?
室内飼育の増加や医療環境の発達によって、ペット猫の寿命は年々延長傾向にあります。
寿命が延びつつあるとはいえ、可愛い愛猫が少しでも長く元気に過ごすためには飼い主さんの愛情と健康管理が一番です。より多くの時間を一緒に過ごすためにも、日ごろから様子をチェックしつつ、たくさんの愛情を注いであげてくださいね。