猫のバーマン、子猫の選び方は?ラグドールとの違いは?平均寿命や病気は?

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バーマンは、ミャンマーの寺院で古くから飼われていた高貴な猫です。温和で物静かなことに加えて、飼い主にも愛情深く接し、一緒に過ごすことが大好きという性格から、とても親しまれています。

この記事では、バーマンの子猫の選び方、ラグドールとの違い、平均寿命やかかりやすい病気についてまとめました。

猫のバーマン、子猫の選び方のポイントは?

バーマン

バーマンの子猫を選ぶポイント

四肢のミ
テッドがはっきりと入っている

毛並みに艶がある
実際に抱っこする

「健康的で」「飼いやすい性格」の子猫を選ぶポイントをいくつか挙げて、それぞれ説明してください。

飼いやすく、健康的なバーマンの子猫を迎えるためには、「四肢のミテッドがはっきりと入っている」「毛並みに艶がある」「実際に抱っこする」をすることがおすすめです。

 

四肢のミテッドがはっきりしている

四肢のミテッドとは先端の白い模様のことで、子猫のうちからのバーマンの特徴です。ミテッドがはっきり入っていると、その子は健康的な証拠です。左右対称でより鮮明なほど良いとされています。

親猫が良いミテッドを持っていても、子猫に必ず遺伝するわけではありません。生まれるまでどんな模様になるかは分からず、生後6週間ごろからはっきりと現れますよ。

 

毛並みに艶がある

猫は子猫であっても毛並みに健康状態があらわれます。「栄養失調」や「体調不良」になっているかどうかを確認することができます。被毛が柔らかく、艶のある子は健康的ですよ。

 

実際に抱っこする

「元気な子がいい」「おっとりした子がいい」「甘えん坊がいい」など自分にあった性格の子猫を選ぶには、実際に会って抱っこしてみることが一番です。実際に触れあってみて、どんな反応をするか確認してみてくださいね。

また「骨太でずっしりしているか」「毛並みが乱れていないか」など、健康面も同時に確認することができますよ。飼いやすい性格というものは一概にはいえず、飼い主の好みによって多少異なりますので、是非自分の目で確かめに行ってみてくださいね。

 

猫のバーマン、ラグドールとの違いは?

ラグドール

バーマンとラグドールの見分け方

体の大きさ
脚先の毛色
血統書を確認

バーマンはしばしばラグドールと見間違われます。2匹とも青い目をして、全身が同じようなカラーのフワフワの毛で覆われているので似ています。

バーマンとラグドールの違いは「体の大きさ」「脚先の毛」で見分けることができます。バーマンもラグドールも大きめのネコですが、ラグドールのほうが一回り大きく体重も重いです。

またバーマンの脚先の毛には「グローブ」「レース」と呼ばれる白い模様が入っており、まるで手袋をしているような見た目になっています。

ラグドールは人の手によって品種改良された猫種で、バーマンの血も引いています。特徴がよく似ていて見分けるのが難しい子もいますので、血統書を確認してみるのがもっとも確実ですね。

 

 猫のバーマン、平均寿命は?気をつけたい病気は?

バーマン

バーマンの平均寿命

13年

かかりやすい病気

白内障
貧毛症
股関節形成不全
肥大型心筋症

バーマンの平均寿命は13年です。バーマンには深刻な遺伝疾患はありませんが「白内障」「貧毛症」「股関節形成不全」「肥大型心筋症」はかかりやすい遺伝性疾患として挙げられます。

 

白内障(はくないしょう)

白内障は水晶体が濁ってしまうことで視力が低下する眼病です。発症すると活発さがなくなったり、物にぶつかったりつまづくことが増えたり、伝い歩きをするようになったりします。

初期の治療法としては内服薬や点眼で対処しますが、進行してしまうと手術で水晶体を取り除かなければなりません。

 

貧毛症(ひんもうしょう)

先天性貧毛症は、生まれつき毛が乏しく、成長しても被毛が増えない病気です。残念ながら治療法はまだ確立されていません。

 

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)

犬の発症例は有名ですが、バーマンもかかることがあります。「股関節形成不全」は太ももと骨盤をつなぐ股関節の異常により、歩く時に大きく左右に揺れたり後ろ脚が折りたためなくなったりする病気です。

症状が軽度の場合、激しい運動を控えて安静に過ごせるよう心掛けることが大切ですが、悪化しないためにも投薬により痛みを緩和しながら治療していきます。

重度の場合は外科手術が必要ですが猫は犬と比べて体が小さいため、手術も困難なことが多く、病気を早期発見することが大切ですよ。

 

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)

肥大型心筋症は心臓の筋肉の壁が厚くなりすぎて収縮機能が低下する病気です。血液が全身に十分行き渡らなくなり、呼吸困難や四肢の麻痺を引き起こす恐れもあります。最悪の場合、脚が壊死(えし)したり脳に血液が詰まって突然死したりするケースもあります。

治療法もなく発見が遅れがちな病気ですが、早期発見が何より大切です。定期的に検診を受け、エコーやレントゲンで心臓の状態を確認してもらうことをおすすめします。

 

上記4種の病気以外にも、10歳を超えると加齢による弱りや病気がみられるようになります。

愛猫と過ごす時間を1日でも長くするには、病気にいち早く気づき対処することが肝心ですよ。いつもと違うと感じたら、すぐに獣医師さんに相談してくださいね。

 

日本ではまだ希少種のバーマン

バーマン
バーマンは、まだ日本では飼っている人が少なく、希少な種類であるといえます。前述のように、似ている猫種もいて素人には見分けも難しいことから、ラグドールをバーマンと思い込んでブリーダーから購入してしまうなどのトラブルも報告されていますよ。

バーマンを購入する際には、血統書の確認を忘れずに行うといいですね。気をつけたい病気もありますが、是非幸せな暮らしをともにしてあげてくださいね。

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