スコティッシュフォールドと楽しく穏やかに暮らすためには、いたずらや事故を防ぐためのしつけをすることも重要です。
子猫を迎えたら、一緒に暮らすためのルールをひとつひとつ教えていってあげると良いですよ。
今回の記事では、スコティッシュフォールドの上手なしつけ方についてまとめました。ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
スコティッシュフォールドの噛み癖のしつけ方は?
スコティッシュフォールドの噛み癖のしつけは子猫の頃から徹底して行うようにします。噛み癖がすでについてしまっている猫には、根気よく向き合って矯正していくしかありません。
噛む理由は何か、どのように対処するのかを説明していきますね。
噛む理由は?
噛む理由はいろいろありますが、子猫の場合は歯が生え変わるときに起こる歯の痒みが考えられます。歯がムズムズするので、何かを噛みたくなり甘噛みをしてしまうことがあるのです。
遊びの中で噛む場合は、おもちゃがなかなか捕まえられずにイライラしたり、そのおもちゃに飽きてしまったことが原因かもしれません。噛まれた時にびっくりして声をあげたり騒いだりするのが面白くて、遊んでくれていると勘違いしている場合があります。
猫が興奮していたり、警戒しているときに近づくと慣れている人でも噛まれることがあるので注意してください。
しつけ方は?
しつけ方としては子猫の頃から噛む癖をつけないようにすることが一番の方法です。あまり痛くない甘噛みでも、許してしまうと手を噛んでもいいと思ってしまうので、歯が痒くなる時期には噛んでも大丈夫なおもちゃを与えるようにするのがおすすめです。
遊んでいて噛まれたとしても、大きな声を出して騒いだりせず、遊ぶのをやめて「ダメ」など短く強めの言葉で叱ります。叩いたり叫んだりしてはいけません。
猫に興奮や警戒が見られる場合は無理に構うのではなく、落ち着くまでそっと見守ることが大切ですよ。
スコティッシュフォールドにトイレをしつける方法は?
子猫が初めて家に来た時からトイレのしつけを始めるのが良いですよ。トイレに行きたくなるとソワソワし始めるので、すぐにわかると思います。その時は慌てずにあらかじめ用意したトイレに連れて行ってあげてください。トイレで用を足すことが出来れば、次からもそこでトイレをするようになるはずです。
用を足している最中に驚かせると、その場所でトイレをしなくなることがあります。大きな音がしない落ち着ける場所に、トイレを設置しておくことも重要です。
もし粗相をしてしまっても叱ったりせず、臭いを残さないようすぐに掃除するようにしましょう。スコティッシュフォールドは環境に慣れるのが比較的得意です。初めは上手くいかなくても根気よく続ければすぐに覚えてくれますよ。
スコティッシュフォールドに爪とぎをしつける方法は?
爪とぎは猫の習性なので止めさせるのは難しいです。爪とぎを設置してそこでなら爪とぎをしてもいいと教えてあげてくださいね。ベッドや普段過ごしている場所、遊び場所などの近くに爪とぎを置いておき、傷つけられたくないものはできるだけ置かないようにしてください。
爪とぎは爪の古くなった部分を削ぎ落すのが目的なので、定期的な爪切りは爪とぎの回数を減らすことにも繋がります。
スコティッシュフォールドに留守番のしつけ方は?
犬と違い、猫にとって留守番はそれほど難しいことではありません。留守番をさせる時には、「トイレをキレイにしておく」「飲み水を用意しておく」「退屈しないようおもちゃを用意しておく」など最低限の準備をしておけば、比較的おりこうに待っていてくれるはずです。
事故を防ぐためにも、出かける前に猫の危険になるようなものがないかも確認しておいてください。留守にする時間が長い場合は自動給餌器などを利用して、時間が来るとエサが食べられるようにしておくと安心です。旅行など長期のお出かけになる場合は、知人やペットホテルに預けるようにするのが得策ですよ。
単独行動が得意な猫でも、あまりにも毎日留守番が続くと退屈してしまいます。スコティッシュフォールドは人好きで甘えたい性格の子も多いので、ストレスを軽減するためにも家に帰ったときはたくさん遊んであげてくださいね。
スコティッシュフォールドをしつけるときの注意点は?
しつけを成功させるには、家族全員で一貫した態度をとることが重要です。これはダメ、これはOKというのを猫が明確にわかるようにしましょう。
しつけは叱りすぎても上手くいきません。怯えさせてしまうとコミュニケーションがとりづらくなるだけでなく、ストレスで問題行動を増やすことにもなりかねません。普段は十分に可愛がり、ダメなことはダメだとメリハリをつけて教えるようにするといいですよ。
スコティッシュフォールドに上手な叱る方法は?
猫が間違ったことをした時上手に叱れるようにしておきましょう。暴力をふるったり怯えるほど怒鳴りつけるようなことは絶対にしてはいけません。「ダメ」とか「コラ」とか短くはっきりとした言葉を使い、き然とした態度で叱ります。
声の大きさは猫が少しびっくりしていたずらをやめるくらいがちょうどいいです。叱るのはネガティブな場面なので、猫の名前を呼ぶのは控えるようにしましょう。
性格を理解してあげる
スコティッシュフォールドは、穏やかで大人しい子が多いです。マイペースで、暴れまわったりうるさくしたりすることも少ないため、しつけやすい猫種だといえます。
しつけの成功には猫の性格を理解して、しっかりコミュニケーションをとることも大切ですよ。