「猫と一緒に外を散歩したいけど、どこかに行ってしまわないか不安。犬みたいにリードやハーネスはいるのかな?」など、猫の散歩に関して悩みや不安がある飼い主さんは多いものです。
今回は猫と散歩をするときの方法やコツ、注意点についてまとめました。
散歩の前に、猫の状態を確認!
まず、愛猫が散歩に連れて行っても良い状態かどうか把握することが大切です。犬と違って極端に外出を嫌がる猫もいますし、今まで家から出たことがない猫であれば、知らない人と遭遇するだけでストレスを感じる可能性もあります。
ストレスは猫の健康や病気、長生きにもつながりますし、無理やり外に連れ出しても良いことはないので、最初からアクティブにお散歩できるとは思わないほうが良いかもしれませんね。
猫を散歩に慣らす方法と注意点は?
まずは、猫を抱っこしたまま散歩してみましょう。それでは運動にならないのは?と思うかもしれませんが、外の世界に慣れてもらうのが目的なので、あまり刺激はせず、散歩範囲も家の近隣にとどめておきましょう。
ある程度慣れてきたら、公園で地面に下ろしてあげて様子を見てください。できれば、ボールが飛び跳ねてくるようなグラウンドのようなところではなく、散歩道があるような場所や比較的静かな場所を選びましょう。
猫は知らない人に触られるとストレスを感じやすいので、公園で遊んでいる好奇心旺盛な子どもたちから、しっかり守ってあげてくださいね。
猫の散歩にリードやハーネスは必要?
急に大きい物音がして驚くなど、ハプニングが発生するとどこかへ走っていってしまう可能性がありますし、知らない人に噛みついてしまう可能性もあるので、散歩に出るときは犬と同様、リードやハーネスの準備をしておきましょう。
ただし、首輪型のリードを嫌がる猫は多いので、できるだけ避けるか、家の中で何度かつけて慣れさせてから出かけましょう。ハーネスを使う場合も体に慣れさせてあげる必要があるので、あらかじめ室内の飼育環境内でハーネスをつけて過ごさせてください。
猫の散歩ルートはどうする?
猫の散歩は犬以上に気を使うものです。外部環境に敏感なため、何かあると反射的に動いてしまうことも多いので、事故を避けるためにも、散歩のルートには自動車や自転車の少ない道を選んであげましょう。
理想は住宅街や静かな公園です。街の歩道や繁華街だと、ストレスをため込んでしまう恐れがあります。猫を散歩に連れて行く際は「ストレスを与えないこと」と「いざとなったら退避できる状況をつくること」を意識してあげてくださいね。
猫の散歩後のケアは?
足ふき
室内で飼っている場合は、散歩から帰ってきたら足の汚れを落とします。「部屋を汚さないようにする」「足についた雑菌を猫が舐めてしまわないようにする」ことが目的です。
タオルなどを濡らしてからよく絞り、優しくふき取ってきれいにしてあげてくださいね。特に汚れがひどい場合はシャワーで洗い流すこともおすすめですよ。
注意する点は、「足を濡らしたままにしない」ことです。指の間が濡れたままの状態だと蒸れてしまい、指間炎などを引き起こしてしまうことがあります。濡れたタオル・シャワーで足を洗った後は、必ず乾いたタオルなどで水気をとってあげてくださいね。
ブラッシング
お散歩後の猫の被毛は、砂やほこり・枯れ木などで汚れてしまっています。帰ったらブラッシングをして、汚れを落としてあげてください。
ブラッシングをすることで、ついてしまったノミやダニの早期発見・駆除にもつながります。草むらや芝生などで遊んだ日は、とくに念入りにケアしてくださいね。
猫と快適な生活を
犬とは違い、猫の散歩は気をつけるべきポイントが多くあります。猫の様子をよく確認しながら、徐々に慣れさせてあげてくださいね。