猫と触れ合っているときに突然噛まれることがあります。どうしてなのでしょうか。子猫だとしても歯が尖っているので痛みますし、かわいがっている猫に噛まれるとショックですよね。
この記事では、猫が噛み付いてくる理由と対策をまとめました。
猫が噛む、理由は?
猫は理由なく飼い主を噛むようなことはしません。噛まれた場合、以下の状況ではなかったか振り返ってみてください。
子猫である
じゃれあっていた
なでてゴロゴロと喉を鳴らしていた
神経質になっていた
子猫である
子猫は、飼い主を噛むことがあります。人の赤ちゃんと同じで、歯が生えてきて歯茎がムズムズするからだといわれています。
人の赤ちゃんは歯がかゆくなるとおもちゃを噛んで「歯固め」をして解消します。子猫も原理は同じで、ムズムズする違和感を軽減するために飼い主を噛むことがあるのです。
対策として、噛んでも良いおもちゃを与えてください。ゴム製の子猫用おもちゃは噛みつきやすくて気に入ってくれることが多いです。噛むことは歯磨きにもなるのもポイントです。
じゃれ合っていた
じゃれ合っていたり、遊んでいたりすると、力加減がわからずに噛むことがあります。この場合は、威嚇や怒りでの噛みつきではなく、猫が間違ってしまっただけです。
対策は「手」で猫と直接遊ばないようにすることです。猫じゃらしやボールを転がす方法で遊ぶようにし、飼い主の手をおもちゃにしないようにします。噛まれずに遊んであげることができますよ。
なでてゴロゴロと喉を鳴らしていた
ゴロゴロ言っていた場合は特殊で、猫の習性を理解する必要があります。なでられて心地よくなるとゴロゴロと喉を鳴らしはじめますが、その嬉しさが強くなると興奮して噛みつくことがあるのです。興奮状態であり、嬉しさの表れだと解釈してあげてください。
嬉しさからくる噛みつき対策は、ゴロゴロ鳴りだしたらなでるのをやめることです。鳴らなくなり、興奮状態が収まったのを確認してから、またなでてあげてくださいね。
神経質になっていた
びっくりした直後など、他のものに気を取られている時に触ってしまうと噛みつくことがあります。
また「ダニ・ノミがついている」「体がかゆい」「病気がちである」など、体の異変が原因で神経質になってしまうことがありますよ。
対策としてはしばらくの間そっとしておくことや、体の異変を取り除いてあげることです。特に様子がおかしい場合は獣医さんに診てもらうことをおすすめします。
猫の噛みクセ、直す方法は?
噛み癖を直すには、叱るよりも驚かせた方が良いです。猫は大きな声で叱られても、何がいけなかったのかを理解できないことが多くです。反省したようなそぶりを見せてもすぐに忘れてしまいます。
猫のしつけには「危険を感じさせる」「嫌な気分にさせる」ことが重要です。噛み付いたら大きな音を立てる、猫の嫌いなミントの匂いをかがせるなどして、嫌がることをしてください。「噛むと危険なことや嫌な気分につながる」と認識させれば、噛みクセをなくすことができますよ。
猫が噛む理由の大半は攻撃行動ではない
猫が飼い主を噛む行為のほとんどは愛情表現からくるものです。飼い主のことが嫌いで噛むということはほとんどありません。原因を知っておけば、猫に噛まれないような対策もとれますよね。猫が自然と噛まなくなるようにしつけてあげて、楽しい生活を楽しんでくださいね。