大切なペットを亡くして起こる「ペットロス症候群」は日常生活に大きく影響します。我が子を失ったかのように、心身共に追い詰められる飼い主さんも少なくありません。
この記事ではそんなペットロス症候群の克服法のひとつ「手紙を書く」について、働きや団体「虹の橋」についてまとめました。
虹の橋とは?
犬や猫をはじめとしたペットが亡くなってしまった時に、虹の橋に向かうという表現をよくみかけます。「虹の橋」とは、飼っていたペットとその飼い主が再びめぐり合う場所のことを書いた作者不詳の詩です。
天国の少し手前に虹の橋と呼ばれる場所があり、亡くなったペットたちは虹の橋のふもとに集まります。一番元気だった頃の姿でみんな仲良く幸せに暮らしながら大切な飼い主を待っています。そしてある日、その大切な人がやって来た時に、ペットと飼い主は再会して一緒に虹の橋を渡って行くという内容です。
ペットロスに陥った飼い主の間で広まり、最初はアメリカで広まっていたものが次第に世界中に広がって、日本でも知られるようになってきました。
ペットの旅立ちを受け入れられないときは?手紙を書くと解消できる?
ペットが旅立つ、虹の橋について紹介しましたが、ペットが亡くなってしまった悲しみのあまり、ペットロスに陥る人もいます。
ペットロス症候群はペットを亡くした悲しみを和らげることで緩和されますが、「ペットに手紙を書く」はそのひとつの方法です。
手紙を書くと余計にペットのことを思い出してしまい、辛いのではないかと思われる方もいますよね。
ただ、ペットへの感謝や謝罪、思い出などを手紙に書くことで気持ちが整理されてすっきりする可能性があります。一般的にペットがいない現実を受け入れやすくなるといわれています。
全員に有効というわけではない
ペットロス症候群の飼い主さん全員におすすめできる方法ではありませんが、ペットに気持ちを伝え切れなかった方やもう一度ペットと会話がしたい方は是非試してみてください。
現在ペットの葬儀を実施するとともに、手紙を書く飼い主さんが増えてきています。棺の中に好きだったドッグフードやおもちゃと一緒に手紙をいれるのです。
飼い主さんの気持ちが落ち着く例が多いので、手紙を書くことはペットロス症候群の克服に有効といえます。
飼い主さんの心理状態にあった克服法を
ペットロス症候群を克服する方法は数多く存在しますが、飼い主さんの心理状態にあったベストな方法を選択することが大切です。
合わない克服法を手当たり次第に試しても悲しみはさらに募る一方ですよね。
「手紙を書く」という克服法はペットと今の気持ちを共有したいと強く願う飼い主さんにおすすめの方法です。