犬や猫は長い時間を一緒に過ごす大切な家族なので、ペットショップで購入する場合は信頼できるショップを選びたいですよね。
今回の記事では、信頼できるペットショップを選ぶためのチェックポイント、店員にしておきたい質問についてまとめました。
ペットショップのチェックポイント
ペットショップのチェックポイント1「店内の臭いと清掃管理」
ペットショップに行ったら確認したいのは「ペットが清潔な環境で飼育管理されているか」です。「オシッコやウンチ、食べ残しがケースに残っている」「強い臭いがする」ペットショップはおすすめできません。
衛生管理のためだけではなく、体調や病気の有無をチェックするためにも掃除は欠かせません。ペットショップ内の掃除の行き届いているかどうかは、ショップがペットのお世話をきちんとしているかどうかの大切なポイントだといえますね。
ペットショップのチェックポイント2「動物取扱業者標識の店内掲示」
動物を販売したり、商用で飼育する業者は、自治体から「動物取扱業者」としての許可をもらう必要があります。許可を取っているショップなのかを確認するために、店内に「動物取扱業者標識」が掲示されているかどうかをチェックしてください。
ペットショップのチェックポイント3「販売しているペットの健康状態」
販売しているペットが「元気がない」「痩せすぎている」「毛艶が悪い」状態である場合、動物の世話が行き届いていないペットショップである可能性が高いです。ペットが元気いっぱいで、人に向かって尻尾をふったり、遊んでほしいと近付いてくるような状態であれば安心ですよ。
ペットショップのチェックポイント4「ワクチン接種の情報」
ペットショップで販売されている犬や猫のショーケースには、「品種」「生年月日」「価格」が記載されていますが、あわせて「ワクチン接種履歴」も書かれているかどうかを確認してください。
犬の場合、生後42日目頃から母親から受け継いだ免疫がなくなってくるため、ワクチンが必要となってきます。ワクチンは生後50~60日頃に打つことが望ましいといわれているので、ワクチン接種がちゃんと行われているか、ペットの生年月日とワクチン接種日を確認してみてくださいね。
ペットショップのチェックポイント5「特設ブースではなく店舗経営」
ホームセンターなどで特設のペットブースが設けられ、ペットが売られている様子を見かけることもありますよね。自分の店舗を持たずにペットを販売している業者もいますが、アフターケアをお願いしようと思っても連絡が取れないというケースも少なくありません。購入後のトラブルを避けるために、可能な限り店舗を持つペットショップで購入するようにしてください。
ペットショップの店員への質問
ペットショップ店員への質問1「ブリーダーさんから直送ですか?」
ペットショップが動物を仕入れてくるルートは、「ブリーダーから直接仕入れる」「せり市や卸業者から仕入れる」などさまざまです。可能な限り、ブリーダーからペットを直送してもらっているペットショップで購入をするのがおすすめですよ。
きちんとしたブリーダーに育てられれば、母犬や兄弟犬と長く時間を過ごすことができ、社会性が身につきやすくなります。せりにかけられたり、何度も仲介業者を経てショップに来たペットよりも、繁殖のプロであるブリーダーから直接仕入れられたペットの方が元気で育てやすい可能性が高いといえます。
ペットショップの店員への質問2「生後何日でお店に来るのですか?」
「動物愛護管理法」では、離乳期前の子犬や子猫は譲渡は禁止されています。母親や兄弟達と一緒に過ごすことで社会性を身に付けるためにも、生後45日未満で母親から引き離すことは不適切だとされているためです。
ブリーダーから直送の場合、生後45日以上経過してからお店に送られているのかを確認をしてみてくださいね。せり市や卸業者から仕入れているのであれば、具体的にいつ頃母親から引き離されているのか確認してください。生後40日程度でショップに来ている場合、生後30日ほどで母親から離されている可能性が高いです。
ペットショップの店員への質問3「ワクチン接種証明書はもらえますか?」
ワクチンを接種をしている場合、ワクチンの種類と時期が書かれた証明書が獣医師からもらえます。自治体に提出が求められることもあるので、ワクチン接種証明書はとても重要です。
とくに狂犬病の予防接種は法律で「生後90日以上経過後」「毎年4~6月の間」に受けることが義務付けられています。予防接種を打ったのかどうかを確認し、打っている場合「予防接種証明書」をきちんともらうようにしてくださいね。
ペットショップの店員への質問4「購入後の病気はどんな対応をしてくれますか?」
ペットを飼ってすぐに病気になってしまった!というトラブルがあった場合に備え、購入後の保障制度はあるのかを聞いておいてください。獣医師と提携しているショップの場合は、定期的に健康相談を行ってくれることもあるので、こうしたサービスを上手く利用したいですね。
ペットショップの店員の態度と知識も大切
ペットショップに行ったら、店員さんに飼育の注意点、気をつけたい病気やしつけのコツなどを質問し、会話を続ける中で色々な情報を得るようにするのも重要です。
ペットショップの店員は獣医師ではありませんが、きちんと店員を教育するショップであれば、店員は動物の飼育について知識持ち、質問にも丁寧に対応してくれるはずです。親切で動物への熱意と愛情にあふれた店員の方がいるペットショップであれば、安心して購入することができますよね。