ペルシャ猫の体つきにシャム猫の青い瞳やポイントカラーを兼ね備えた猫、ヒマラヤン。
この記事ではヒマラヤンの歴史や価格の相場、選ぶポイントについてご紹介します。
ヒマラヤンの歴史は?
ヒマラヤンは1955年GCCFに「カラーポイントロングヘアー」として、1957年CFAに「ヒマラヤン」として公認となった猫種です。
もともと人気があるペルシャ猫とシャム猫の良さを兼ね備えた愛猫家の理想の猫として、1920年半ばごろから交配の研究がされてきました。
30年にも及ぶ研究の末、産み出された猫種なのです。現在は独立した猫種ではなく、ペルシャの一部とされています。
出典:TICA「Himalayan Breed」、タムシン・ピッケラル著/五十嵐友子訳/アストリッド・ハリソン写真「世界で一番美しい猫の図鑑」、早田由貴子監修「まるごとわかる猫種大図鑑」
ヒマラヤンの体重は?
ヒマラヤンはオスで4〜5kg、メスで3〜4kgにまで育つ中型から大型に属する猫です。
運動の苦手な猫種なので、食べてばかりいると8kgほどにまで育つ場合もありますよ。
ヒマラヤンの価格の相場は?
ヒマラヤンの価格の相場はペルシャ猫と同程度かやや高い場合が多く、平均して15万円強となっています。
ポイントカラーの入り方や血統により10~30万円程度と幅があります。
価格差の要因は?
ヒマラヤンの代表的な毛色はブルー、ライラック、チョコレート、フレーム、クリーム、シールなどが存在します。
中でもポイントカラーがシャム猫のように濃く入る「シールポイント」と呼ばれる毛色のヒマラヤンはキャットショーなどでも高い評価を得ており、30万円前後の高額がつけられていることもあります。
ヒマラヤンを選ぶポイントは?
注目すべきヒマラヤンの特徴は、顔のタイプが二種類存在することです。
ドールフェイスは昔から存在する、鼻筋の通った普通の猫に近い顔立ちです。一方でエクストリームフェイスはペルシャ猫よりも更につぶれた鼻を持つ個性的な顔立ちです。
日本では長い間ドールフェイスが主流となっていましたが、近年はエクストリームフェイスの数もかなり増えてきました。現在の割合としては半々に近い割合で存在するため、同じ毛色でも顔立ちの好みから選べるという楽しさがありますよ。
おすすめのヒマラヤン
全体的な特徴はペルシャ猫と近いため、全身が詰まった感じでズッシリとした重量感があり、毛並みがふわふわと柔らかな個体がオススメです。
譲り受ける前に抱っこして健康状態を把握してくださいね。見るべきポイントは関連記事内にまとめたので参考にしてみてください。