猫と人間の赤ちゃんは同居できる?注意点は?向いている猫種は?

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愛玩動物看護師
監修者:渡邉鈴子

栃木県生まれ。帝京科学大学にて4年間、動物看護学をはじめとした動物関連の科目を学び、2023年5月には愛玩動物看護師免許を取得。これまでにうさぎや猫の飼育経験あり。2024年にはペット栄養管理士の資格も取得。

女性の愛猫家は妊娠中、猫を飼い続けるのを反対されることもあるようです。主な理由として、生まれてくる赤ちゃんへの影響がよくないといわれているためです。実際に猫は赤ちゃんに悪い影響を与えるのでしょうか。

この記事では、猫と人間の赤ちゃんとの同居の注意点や、向いている猫種についてまとめました。

猫と人間の赤ちゃん、同居は可能?

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赤ちゃんに先天的な重度アレルギーがなければ、同居は可能です。猫と赤ちゃんの同居にはいくつかの注意点がありますが、注意点を守れればこれまで以上に楽しい時間を過ごすことができますよ。正しい知識を身につけ、周囲の理解が得られるようにしてあげてくださいね。

 

猫と赤ちゃん、同居の注意点は?

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ここでは代表的な同居の注意点とその対処法についてご紹介します。

猫から人に感染するトキソプラズマ感染症

トキソプラズマ感染症は、猫から人にうつる可能性がある感染症です。

妊娠中に感染すると、母体から胎盤を通じて胎児にも感染する「先天性トキソプラズマ感染症」につながる可能性があります。妊娠初期では25%以下の確率で、妊娠末期だと60~70%程の確率で発症するといわれています。赤ちゃんが視力障害、脳性麻痺などの重度障害になる可能性は、妊娠初期で60~70%、妊娠末期では約10%という研究データがあります。

つまり「妊娠初期には母子感染しにくいが、感染すると、赤ちゃんが重度の障害を持って生まれてくる可能性が高い」といえます。

現在猫を飼っており、今後妊娠の可能性がある方は、飼い主は婦人科で、猫は動物病院で検査を行っておくと安心です。猫がトキソプラズマへの感染に陽性を示した場合は、猫との接触を避け治療をしてください。完治するまでは排泄物を早く片付ける、猫と一緒に寝ない、食べ物の口移しをしない、口元を舐めさせないなどのルールは守ってください。また、猫と触れ合ったあとは必ず手を丁寧に洗うようにしてくださいね。

猫アレルギーの発症

アレルギーは、原因となるアレルゲンとの接触量がその人の許容上限を超えた場合に発症します。赤ちゃんが小さいうちから猫と近くにいることで、そうでない赤ちゃんと比べて猫アレルギーを発症しやすくなるといえます。アレルゲンの許容量は人により異なるため、どの時点で発症するかはわかりません。詳しくは関連記事にまとめているので参考にしてみてくださいね。

猫とのふれあいによるケガ

猫が攻撃的な性格だったり、音や衝撃に敏感だったりする場合、赤ちゃんと触れあっているタイミングに何かあると、爪を立てて傷つけてしまう可能性があります。爪を切っておき、赤ちゃんが猫と触れ合っている状況を注意してみておいてください。ある程度はトラブルを防止することはできますが、完全に抑えることは難しいです。この問題は猫の性格によるところが大きいため、愛猫の正確によっては赤ちゃんとの生活スペースを分けるなど、ルールを追加して対処することをおすすめします。

 

猫と赤ちゃんの同居、向いている猫種は?

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猫の性格は千差万別なので、純血種、雑種問わず、猫種によっての同居の向き不向きはありません。

ただ、短毛種と長毛種では性格の違いがあります。長毛種の方が動きがゆっくりしていて、穏やかな性格をした猫が多い傾向にあります。

オスとメスでは、メスの方がややキツい性格をしていることが多いようです。

もし、まだ猫を飼い始めておらず、どのような猫を飼おうか検討している方は長毛種のオスがおすすめです。関連記事も参考にしてみてくださいね。

 

愛猫との生活で子育て生活を豊かに

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飼い主の妊娠と出産によって、猫も飼い主も生活が一変します。育児は母親にとってストレスが溜まりやすいといわれていますが、かわいがっている猫がそばにいれば、癒しになってくれますよね。猫との共存ルールを決めて、楽しい生活環境を整えてあげてくださいね。

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