猫といえば喉をゴロゴロ鳴らすとよく知られていますよね。
愛猫がかわいい顔をしてゴロゴロというと、甘えたいのかな?と思いますが、中にはなでてもゴロゴロ言わないことや、喉を鳴らしたまま噛むこともあります。
今回は猫がゴロゴロと喉を鳴らす行動の意味や理由について詳しくご紹介します。
猫がゴロゴロと喉を鳴らすのは、安心と甘え
子猫の頃に喉を鳴らす回数が最も多いといわれています。母猫に体を擦りつけながらゴロゴロ、母乳を飲みながらゴロゴロと鳴らします。また、大人になっても飼い主にアゴをなでられると気持ちよさそうにゴロゴロと鳴くことがあります。これは甘えているという意味で、母猫に甘えていた頃を思い出して、飼い主に思い切り心を許した瞬間にする行動です。飼い主としてはとても嬉しいことですね。
猫がゴロゴロ言わない理由は?
母猫から早い時期に離れた猫は、喉がゴロゴロ言わない傾向が強いようです。甘えた期間をほとんど経験していない猫に多く見られ、いくら喉を撫でてリラックスさせても鳴らさないそう。少しさびしい気もしますが、だからといって甘えてこないということではないのです。
ただ、ゴロゴロ言わないだけでしっかり体もすり寄せてきますし、抱っこされると気持ちよさそうにウトウトすることもあります。猫の体に耳をくっつけると、ようやく聞き取れるくらいの小さな音でゴロゴロしている猫もいるのです。人の声量と同じで聞こえにくいだけの場合もあるみたいですよ。日常的にスキンシップをとって、リラックスさせてあげて下さいね。
ゴロゴロ言いながら噛むのは威嚇ではなく甘え
飼い主が困惑するパターンとして、「猫をなでているうちにゴロゴロしてきて、突然噛まれる」ことがあります。さっきまであんなにうっとりしていたのになぜ?と思いますよね。しかも噛みついた後もまだゴロゴロ言っているので、疑問を感じるものです。
実はこの噛みつきは、甘えの延長線上にある行動です。触られたくない部分をうっかり触ってしまって怒ったのでは?というのは誤解で、なでられた嬉しさのあまり、つい噛んでしまっただけなのです。噛まれると痛いので困りものですが、猫の方は不快感を表しているわけではないので安心してくださいね。噛まれたくない方は、ゴロゴロ言ってしばらくしたらなでるのをやめると噛まれずに済みますよ。
突然、猫がゴロゴロ言わなくなったら?
猫が突然ゴロゴロ言わなくなったら、何か異変があったのかと心配になりますよね。「甘えたい気分ではない」という意味では体が完璧に幸せな状態ではない可能性があります。例えば、部屋が寒いときやストレスが溜まっているときはゴロゴロ言わなくなりますので、その原因を見つけて取り除いてあげ、安心させるようになでてあげてくださいね。ただし、病気にかかっている可能性もありますので、食欲不振や震えがないかなど、他の症状も合わせて確認してみましょう。他の体調異変があれば、獣医に診てもらうと安心です。
猫のゴロゴロは愛情表現
猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは心を許した飼い主への「愛情表現」の意味があります。猫がゴロゴロ鳴いているときは、最高のリラックスを猫に提供できていると思って、もっとかわいがってあげてくださいね。