ラグドールの値段や性格は?体重や寿命の特徴・飼育のポイント

ラグドール

ふわふわと長い被毛と、人なつっこくて飼いやすい性格から人気の猫、ラグドール。

室内飼いの愛玩猫として理想的な猫種といわれています。今回はラグドールの性格や特徴、気になる寿命や飼育のポイントについてご紹介します。

ラグドールってどんな猫?

ラグドール

ラグドールの歴史

ラグドールは1960年代、アメリカのカルフォルニア地方で飼われていたシールポイントがベースとなっているといわれています。

その後、ペルシャ猫やバーミーズなどとの交配を重ね、改良がされてきました。CFA(アメリカの猫種登録協会)に公認されたのは2000年と、比較的新しい猫種なのです。

抱っこされることが好きなことから英語で「ぬいぐるみ人形」という意味があるラグドールという名前がつけられました。

カラーの特徴は?

吸い込まれそうな青い瞳を持ち、白をベースとする豊かな長毛に、クリーム色やブラウン、レッドやブルー、チョコレートなどのポイントカラーが特徴です。

耳と耳の間がやや離れていて、耳の間が平らになっている頭もかわいいですよね。

大きく丸みのある体つきや骨太な脚、長くてふさふさしたしっぽ、ポイントカラーは猫というよりもタヌキやアライグマを連想させます。

ラグドールの体重は?大きさはどれくらいになる?

ラグドールの画像

ラグドールの体重

男の子:5.1~7.2kg
女の子:4.3~5.7kg

ラグドールは骨格ががっしりとしており、筋肉質でもあります。体重は男の子が5.1~7.2kg、女の子が4.3~5.7kgほどに成長します。大きい男の子のラグドールだと10kgを超えることも。

ラグドールは他の猫に比べて成長がやや遅く、完全な大人の体つきと色になるまでには3~4年かかるといわれています。

ラグドールの性格は?

ラグドール

ラグドールの性格

おとなしい
懐が深い
飼い主に従順

人なつっこい性格をしているので、抱っこされることを好みます。これは他の猫にはなかなか見られない特徴です。抱っこされるのが好きで、抱っこをしても本物のぬいぐるみのようにじっと大人しくしています。

おおらかな一面もあるので、小さな子供にちょっかいをかけられても感情を表に出すことは滅多にありません。根気よく接する優しさ、懐の深さを持ち合わせているのです。

狩りや運動への関心も低く、爪を立てたり引っ掻いたりもほとんどしません。イタズラで家具などを傷つけることも少ないです。

他のペットとも上手に暮らしていけるため、室内飼いの猫として理想的といえます。従順なので、しつけで飼い主さんの手を焼かせることもありません。猫を初めて飼う方にも安心で人気の猫なのです。

ラグドールの特徴は?寿命はどれくらい?

ラグドール

ラグドールの特徴

青い瞳
白ベースの長毛
丸みのある体つき

ラグドールの寿命

12~15年

ラグドールの毛並みはシルクのようにフワフワとしており、何時間でも触っていたくなるほどです。飼い主に抱っこされてなでられるのが好きなので、猫とたくさんスキンシップを取りたい方におすすめの猫種です。

やや抜け毛は多いですが毛は絡みにくく、お手入れは大変ではありません。長毛種なので毎日丁寧にブラッシングしてあげてくださいね。

寿命はどれくらい?

寿命はおよそ12~15年です。ただし、個体によって異なるため15年を超えて長生きする子もいます。

健康管理や適切な栄養、運動、定期的な獣医の診察などのケアが寿命に影響を与える要素となります。また、ラグドールが遺伝的に特定の疾患を持っている場合は、それによって寿命が短くなることがあります。

飼い主さんの適切なケアと愛情によって、ラグドールが健康で幸せな生活を送ることができるようにしましょう。

気を付けたい病気は?

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の壁が厚くなることで心臓の中に十分な血液が流れず、全身へ血液を上手く送り出せなくなってしまう病気です。

ラグドールがなりやすい遺伝性の病気で、特に男の子で5歳以降にみられます。

発症しても初期は目立つ症状がなく、呼吸が早くなったり食欲が落ちたり心不全になることではじめて症状に気付くことがほとんど。

ラグドールを迎えいれる際は両親や兄弟で心筋症になった子はいないかの確認、迎え入れたら定期的な心臓の健診を行う必要があります。

そのほか、猫だからこそ気を付けたい病気

尿石症や皮膚炎、熱中症などに注意しましょう。特に尿路系の疾患は、日頃から飲水量に気を付けていても発症してしまう可能性があります。

早期発見できるように、愛猫のトイレでの様子やおしっこの量や色は毎日確認しましょう。

ラグドールはどこから迎え入れる?

ラグドール
ラグドールは、ペットショップで飼育されている頭数も専門のブリーダーも多いため、どちらからでも迎え入れることができます。

ペットショップ、ブリーダーどちらが良いと優劣はありませんが、専門的な知識や経験のあるブリーダーさんのほうが安心して成約まで進めるかもしれません。

子猫を迎えいれるのにかかる費用は?

ラグドールの子猫の値段

18万円程度

ラグドールの子猫は18万円前後で迎え入れることができます。

ブリーダーや専門業者を介して、ショータイプや良血の子猫を購入する場合、男の子なら25万円程度、女の子は繁殖も視野に入れられるためオスより3~5万円程度高い値段で販売される傾向があります。

ラグドールの飼育のポイントは?

ラグドールの画像

飼育のポイント

室内で飼育する
安心してくつろげる場所を作る

ラグドールと上手に暮らすポイントは、「室内で飼育する」ことです。いつもリラックスしていて、鈍感な性格をしているので、室外での危険に機敏な対応ができません。

神経質な一面も?

ラグドールは帰巣本能の強い猫といわれており、家に迎え入れたときや引っ越しのときは神経質になる傾向があります。

ペットケージやハウスなどで安心してくつろげる場所を作り、新しい環境に慣れるまではあまり構わずにそっと見守るようにしてあげてください。

愛情とコミュニケーション

ラグドールは愛情深い性格を持っていますので、飼い主とのコミュニケーションや触れ合いが重要です。

ラグドールと時間を大切にして、撫でる・遊ぶ・話しかけるなどの愛情表現を行いましょう。

飼い主さんにべったりとくっつく抱っこちゃん!

ラグドール

一度心を開いてくれるとべったりと身を預けて「抱っこちゃん」の状態になる様子は本当に愛らしく、その優しく温かいさわり心地は忘れられなくなってしまいますよ。

この写真は、左がラグドール、右がメインクーンとラグドールのミックスの猫ちゃんです。どちらも可愛いですね。

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