柴犬を飼っている方の中には、換毛期の対処に四苦八苦されている方も多いのではないでしょうか。
抜け毛の対処が不十分だと皮膚病の原因になることもあるので、換毛期でなくても毎日ブラッシングをしてあげることが大切です。
この記事では、柴犬の抜け毛の原因や対処法についてまとめました。
目次
柴犬は抜け毛しやすいの?
柴犬は短毛種ですが、ダブルコートなので抜け毛の量は多いです。
春~夏の時期になると、紫外線などから皮膚を守ってくれていたオーバーコートを残し体温調整のために使われていたアンダーコートが大量に抜け落ちます。
柴犬が抜け毛をする!原因は?
生理現象
病気
抜け毛の主な原因は「生理現象」「病気」の2つです。
生理現象
年2回の換毛期になると大量の被毛が抜けますが、これは生理現象によるものです。
抜け落ちる被毛の量は、初めて柴犬を飼った人が病気になったのではと不安になる程で、まるでダイエットをした後のように見えることもありますよ。
病気
被毛が部分的に抜けているときは、病気の可能性があります。
「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」「真菌(カビ)の感染症」「ノミやダニによる皮膚炎」「ホルモン異常」などが原因として考えられますが、病気の場合は脱毛の他に「皮膚の赤み」「発疹」「痛み」を伴うこともあります。
体の一部に脱毛が見られる場合は、早急に動物病院へ行き治療を受けてください。
生理現象が原因の場合の対策はブラッシング
ラバーブラシやスリッカーブラシを使って余計なアンダーコートを除去した後に、コームを使って整えます。
コームを使った時に大量のアンダーコートが絡むようであればブラッシングが不十分なので、もう一度ラバーブラシとスリッカーを使ってブラッシングをやり直してください。
ブラッシングの方法は?
被毛のお手入れを嫌がる犬は多いので、短時間で終わらせることを心がけ少しずつ慣らしていくようにします。
楽しくスタートさせ、気持ち良く、楽しい気分のまま終わらせてあげるのがコツですよ。
Step 1
毛についた汚れを濡れタオルでふき取ります。
毛穴を開いて毛を抜けやすくするために、蒸しタオルで全身を拭き温かいタオルで全身を包み込んでください。
Step 2
初めての場合は獣毛ブラシを使います。
最初はブラッシングをするというよりも、愛犬に「何をするのか覚えてもらう」ことを目標にするといいですね。
嫌がらなくなったら、スリッカーブラシを使ってブラッシングしていきます。
Step 3
スリッカーブラシで毛を取った後、コームで毛をすきます。
慣れるまでは短時間で済ませるのがコツですよ。終わったらご褒美をあげてしっかりほめてあげてくださいね。
柴犬のブラッシングを始める年齢は?
生後6~7か月以降
子犬のフワフワの被毛は、離乳期が終わる時期から硬い成犬の毛に生え変わります。
本格的なブラッシング、トリミングのケアは生後6~7か月くらい経過して、硬い毛が生えそろってから始めてくださいね。
原因から判断してあげて!
抜け毛と一口にいっても、原因は様々です。
季節的なものだろうと決めつけて対処するのではなく、きちんと原因を突き止めて対処することが大切です。
病気が原因の場合は日々の小まめなケアで気づくことができることも多いので、コミュニケーションを兼ねてブラッシングしてみてくださいね。