柴犬(しばいぬ)は、日本古来の犬種で国の天然記念物に指定されている日本犬です。
飼い主に忠実な日本犬の特性と「柴距離」と呼ばれる柴犬独特の少々気分屋な距離感が魅力で、近年ではヨーロッパを中心に海外でも人気の高い犬種となっています。
この記事では、柴犬のケージの選び方や飼い方をまとめました。
目次
柴犬の生活の歴史
ケージというと、犬を檻に閉じ込めるようで嫌。愛犬がストレスを感じないかという心配があるかと思います。
しかし柴犬はかつて穴ぐらを寝床としていたため、それと同じ役割をするケージは柴犬にとってむしろ安心できる空間になります。
愛犬を我が家に迎える前に専用のケージを準備しておくといいですよ。
ケージで飼うメリットは?
ケージでの飼育は、犬にとって安心できる場所になるだけでなく、様々な危険から愛犬を守ることにも繋がります。
留守番の時など目が行き届かない時は「危険なものを誤飲していないか」「怪我していないか」など心配になってしまいますよね。
ずっとケージの中で過ごすわけではなく、必要に応じてケージに入ってもらうという形なので犬にストレスもかかりにくいですよ。
ケージで飼うデメリットは?
デメリットとしては、ケージを設置するスペースを確保する必要があること、衛生管理が大変なことが挙げられます。
特に衛生管理は、小まめな掃除を心がけないと健康を損なうことにもなりますし、ケージでの生活を嫌がるきっかけになってしまうかもしれません。
ケージで飼うときトイレはどうする?
寝床とトイレは離す
犬の習性として、寝床周辺では食事や排泄をしません。
寝床用とトイレ専用のケージが連結していると、トイレのしつけが上手くいかなくなってしまうことがありますよ。
トイレ用ケージは、分離した状態でなるべく寝床から離して設置してあげてくださいね。
ケージはどこに設置したらいい?
人通りが多い
直射日光が当たらない
ケージを置く場所は、リビングがベストです。
人通りが多く、コミュニケーションが取れるような場所の方が愛犬も安心できるからです。
ただ、日当たりが良すぎるとストレスを感じてしまうことがあるので、直射日光が当たらないようにしてあげてください。
柴犬に合うケージの選び方は?
大きさ・高さ
柴犬には中型犬用ケージがおすすめです。
女の子であれば幅50cm、奥行80.5cm、高さ56cmほど、男の子であれば幅58.5cm、奥行95.5cm、高さ65cmほどのものを選んであげるといいですよ。
素材
素材は、噛み癖があるかどうかで判断することをおすすめします。
噛み癖がある場合は、木製ではなく金属製を選ぶといいですよ。
屋根
身体能力にもよりますが、屋根のないものだとケージを飛び越えてしまうことがあります。
柴犬は活発な子も多いので、屋根の取り外しが可能なものを選んであげるといいですよ。
ケージは安心できる空間
ケージは場所を取ってしまうというデメリットもありますが、愛犬にとって安心できる空間になります。しつけや危険管理などにも役立ちますよ。
選び方のポイントなどを参考に、愛犬にぴったりのケージを探してあげてくださいね。