サモエドの寿命は?長生きさせるコツは?

サモエド

近年、犬の健康への関心が高まったことで犬の寿命が延び、高齢化が進んでいます。

大切な家族の一員であるサモエドとより多くの時間を一緒に過ごすためには、飼い主さんの心がけとケアが大切ですよ。

この記事では、サモエドの寿命や長生きさせるコツについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

サモエドの寿命は?

サモエド

寿命

12年前後

サモエドの寿命は、12年前後です。

遺伝性の疾患が比較的少ない犬種なので、飼い主さんの健康管理次第では平均寿命を越えて長生きさせてあげることも可能ですよ。

ちなみに、同じスピッツ系の中~大型犬の平均寿命は、アラスカン・マラミュートが10~12年、チャウ・チャウが9~12年、シベリアンハスキーが13~15年です。

 

サモエドのかかりやすい病気は?

サモエド

サモエドは他の犬種に比べて遺伝的な病気は少ないといわれています。しかし全くないというわけではなく、特に皮膚や目の病気は報告例があります。

また中~大型犬に多いとされる関節のトラブルや胃拡張・胃捻転も気をつけたいですね。これらは飼い主さんの管理方法によってはある程度は対策することができるので、日頃から病気にならないような生活を送らせてあげてくださいね。

 

サモエドの健康維持、長生きさせるコツは?

サモエド

長生きのポイント

良質な食事を与える
飼育環境・温度の管理
適度な運動、散歩
避妊・去勢手術
かかりつけの動物病院を見つける

サモエドを長生きさせるコツは、上記で紹介したポイントを守ることです。

 

良質な食事を与える

サモエドは「消化不良による胃捻転」「アレルギーによる皮膚炎」を発症しやすい犬種なので、穀物不使用のグレインフリーのフードを与えることが大切です。

消化分解できない食べ物は体内でアレルギー物質として認識されやすくなるので、トウモロコシや小麦などの穀物を使用していないフードを選んであげてくださいね。

 

飼育環境・温度の管理

サモエドは暑さに弱いだけでなく寂しがり屋の一面もあるので、温度管理ができる室内飼育を徹底してください。

シベリア地方の極寒の地で生まれた犬種なので寒さには強いですが暑さを苦手としています。夏場はエアコンなどを活用し、室温が20℃前後になるように調整する必要がありますよ。

また、散歩などの運動は早朝や日の暮れた夕方など涼しい時間帯に行うようにしてくださいね。

 

適度な運動、散歩

サモエドは、カモシカの狩猟・そり引き・トナカイの警護などの仕事に従事してきた犬種なので、激しい作業に耐えうる体力や持久力を持ち備えています。

運動不足はサモエドにとって大きなストレスになるので、イライラ・無駄吠えなどの問題行動にも繋がります。適度な運動と散歩を行い、ストレスのない生活を心がけてあげることが大切ですよ。

 

注意点

運動させることは大切ですが、食後すぐの運動は胃捻転発症のリスクを高めます。

食後はしばらくの間安静にさせて、こなれてきた頃に運動させるようにしてくださいね。

 

避妊・去勢手術

避妊・去勢手術をすると、「乳腺腫瘍」「子宮蓄膿症」などのメス特有の病気や「精巣腫瘍」「前立腺肥大」などのオス特有の病気をケアすることができます。

また、性ホルモンが原因で起こる「発情」に対する様々な問題行動を減らせるというメリットもありますよ。

 

注意点

手術後はオス・メス共にホルモンバランスが崩れて肥満になりやすいので、食事管理や運動で健康管理をしてあげてくださいね。

 

かかりつけの動物病院を見つける

サモエド
かかりつけの動物病院を見つけておくと、いざというときに素早く診察してもらえるというメリットがあります。また、カルテを継続して作成できるので将来気をつけたい病気を予測、早期発見・治療することも可能になりますよ。

「自宅から近い」「夜間・救急受付がある」「胃捻転の手術が出来る設備が整っている」の3点を重視して病院を選ぶようにしてくださいね。

 

普段のちょっとした心遣いが大切!

サモエド
サモエドとより長い時間を過ごすためには、普段のちょっとした心遣いが大切です。

「グルテンフリーのフードを与える」「室内飼育と適正な温度管理」「定期的な健康診断」などに気をつけて、サモエドがストレスなく過ごせるようにしてあげてくださいね。

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