温和で優しく飼育しやすいといわれるサモエドは、吠えることで飼い主とのコミュニケーションをとる犬です。
喜びや愛情表現として吠えることが多いので、マンションなどの集合住宅では騒音問題となるので飼育は気をつけたほうがよいでしょう。
この記事では、サモエドが吠えるときの対応と上手しつけ方法をまとめました。
目次
サモエドはしつけやすい?
人間に対して従順、人間の気持ちや行動を読み取る知性も持ち合わせているので訓練性能が高くしつけやすいです。
これは、サモエドがシベリア地方の極寒の地で「サモエド族」という民族の作業犬として共に生きてきた歴史があるからです。
しつけを行う際は、作業や遊びを通して飼い主とサモエドが共同作業をするようなしつけの方法が合っていますよ。
サモエドをしつけるときのポイント
主従関係をはっきりさせる
サモエドはとても人懐っこいため、可愛いからといって甘やかし過ぎてしまうのは良くありません。人間の方がサモエドよりも下とみられ、主従関係が反対になってしまうからです。
飼い主は「要求を絶対に受け入れない」「指示に従わせる」といった強いリーダーでいることが大切です。
自分が認めたリーダーに忠誠を尽くしたいと思わせることがコツですよ。
サモエド、吠えるときのしつけ方法は?
無駄吠えは無視する
大きな音を立てる
サモエドは喜びや愛情表現として、吠えることで飼い主とコミュニケーションをとる犬です。まずは、無駄吠えなのか、愛情表現としての吠えなのかをきちんと理解しましょう。
無駄吠えであれば、基本的に無視します。無駄吠えに反応してしまうと「吠えると気付いてくれる」と思うため、吠えがひどくなってしまうからです。
それでも吠えるようであれば、大きな音を立てます。たいていの犬は大きな音を嫌うので、驚いて吠えるのをやめたら、すぐに褒めてあげてください。それを根気よく繰り返すと直る場合がありますよ。
サモエド、トイレのしつけ方法は?
2~3ヶ月齢が最適
成功したら褒める
トイレのしつけのコツは、叱らずに上手にできたときに褒めることです。時期的には、好奇心旺盛な2~3ヶ月齢の子犬の頃から学習させると短期間に覚えてくれるのでおすすめです。
うまくできない時は、サモエドの行動範囲をサークルで限定し、そのスペース内にトイレシートを敷き詰めます。オシッコをしたら褒めて、使用済みのシートを中心に残しておきます。次にオシッコをしたら再び褒めて、徐々にトイレシートを減らしていきます。
少しずつ着実に、くれぐれも急かさないように挑戦してみてくださいね。
サモエド、散歩中リードを強く引くときのしつけ方法は?
散歩は飼い主がリードする
強く引っ張らない
散歩では、サモエドが飼い主よりも先に歩かないようにすることをしつけることが大切です。
サモエドがリードを強く引く時は、飼い主の強い引っぱりが原因かもしれません。強く引っ張ると、サモエドも強く引っ張り返すようになります。
さらに、「引っ張ることで望み通りに人間が付いてきてくれる」と学習するからです。また、リードを短く持つことで、地面の臭いを嗅ごうと前傾姿勢になり引っ張ることを防ぐことができます。
サモエドは人懐っこい!
サモエドは、従順でしつけがしやすいため、あまり手がかからず飼育しやすい犬種です。
小さな子供からお年寄りまで一緒に生活しやすいのも魅力です。サモエドの愛情表現を理解して、よりよい関係を築いて楽しい生活を過ごしてくださいね。