日本でも人気のあるイングリッシュコッカースパニエルとアメリカンコッカースパニエル。「コッカースパニエル」という名前が共通しているように、外見が似ている犬種同士です。
この記事では2犬種の歴史や外見から特徴の違いをまとめました。
(以下文章では一部、イングリッシュコッカースパニエルを「イングリッシュ」、アメリカンコッカースパニエルを「アメリカン」と省略して表記しています。)
目次
イングリッシュコッカースパニエルの歴史は?
イングリッシュコッカースパニエルはイギリス原産のスパニエル系の祖先にあたる犬種です。17世紀からイギリスのウェールズ地方で山シギ猟の猟犬として活躍していました。
イギリスでシギ(コック)を狩るスパニエル犬種ということで、「イングリッシュコッカースパニエル」とよばれるようになりました。
アメリカンはイングリッシュを改良した後に誕生した犬種とされていますよ。
アメリカンコッカースパニエルの歴史は?
19世紀後半にイングリッシュコッカースパニエルはメイフラワー号という船に乗って、イギリスから移民と共にアメリカへやってきました。
アメリカにてペット向きにイングリッシュは小型犬に改良されて、アメリカンコッカースパニエルが誕生しました。
アメリカンはディズニー映画の「わんわん物語」にも登場するほど、アメリカで大人気になった犬種ですよ。
イングリッシュとアメリカン、特徴の違いは?
大きさ 39~41cm
彫りの深い顔
大きさ 36~39cm
マズルが短い
被毛が多い
イングリッシュの大きさは39~41cmで、アメリカンの大きさは36~39cmです。イングリッシュはアメリカンよりも一回り体が大きいといえますね。
大きさだけでなく、顔の特徴も2犬種は異なります。イングリッシュは頭蓋がドーム状で彫りの深い顔が特徴的ですが、アメリカンはマズルが短くてイングリッシュほど彫りが深くありません。
また、イングリッシュは優しいながらも威厳を保った表情をしていますよ。被毛はアメリカンの方が多いです。
イングリッシュとアメリカン、飼い方は?
両犬種とも陽気で活発な性格です。飼い主に従順なので飼いやすい犬種といえますよ。
ただ、アメリカンはアメリカでペット向けに改良された歴史を持ちますがイングリッシュはあくまで猟犬育ちなので、アメリカンのほうが初心者には飼いやすいといえます。
散歩はどちらの犬種もに必要です。また、被毛が長いのでこまめなブラッシングや定期的なトリミングによる手入れも必要です。
愛犬の特徴や歴史を深く理解する
イングリッシュもアメリカンも長い歴史をもつスパニエル系犬種の中でも代表的な犬種です。この記事はイングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエルを飼っている方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
飼い主さんが、愛犬に似ている他の犬種との特徴の違いや歴史を正しく理解することで、より愛情を込めて愛犬と暮らせるようになるかもしれませんね。