秋田犬は「あきたけん」と読まれがちですが、正しくは「あきたいぬ」とよびます。
忠犬ハチ公でおなじみの、飼い主に忠実な犬種ですね。日本の天然記念物にも指定されおり世界的にも人気がある大型犬ですが、どのような病気にかかりやすいのでしょうか。
この記事では、秋田犬がかかりやすい病気4つについてまとめました。
目次
秋田犬の寿命は?
秋田犬の寿命は、およそ10年です。他の大型犬と同じくらいですね。
かかりやすい病気としては、「皮膚病」「臍ヘルニア」「逆さまつげ」「甲状腺機能低下症」などがありますよ。
秋田犬がかかりやすい病気1.「皮膚病」
生まれつき皮膚が弱い子が多いため、秋田犬は皮膚病にかかりやすい犬種といえます。数ある皮膚病の中でも特に「肉芽腫性脂腺炎」に注意が必要ですよ。
皮膚病にかかると皮膚の油分が増えるので、「被毛のベタつき」「フケ」「脱毛」がみられます。
一時的に薬で良くなることはありますが、完治することは難しく徐々に悪化していくことが多いですね。
治療法
治療は「副腎皮質ホルモン剤」や「免疫抑制剤」「ビタミン剤」を使用します。外用療法として「角質溶解性シャンプー」が使われることもありますよ。
秋田犬がかかりやすい病気2.「臍ヘルニア」
臍ヘルニアとは「でべそ」のことで、マスカット程度からリンゴ程の大きさになることもあります。
患部が熱を持ち、「嘔吐」「腹痛」「食欲不振」などの症状がでますよ。
治療法
重症化すると内臓の病気を併発しやすいため、手術が必要です。
触ってみて柔らかい程度の臍ヘルニアであれば、成長に伴い自然治癒することが多いので経過観察で済ませる事が多いですね。
秋田犬がかかりやすい病気3.「逆さまつげ」
逆さまつげは「眼瞼内反症」という病気が原因です。
症状が軽い場合は「目の充血」「目やに」など「結膜炎」のような症状がみられ、症状が重い場合はまぶたが痙攣することもあります。
まつ毛が目にはいることの痛みから地面に目をこすることもありますよ。
治療法
結膜炎や角膜に傷がある場合は点眼薬などで治療をします。
逆さまつげの症状が強く、まつ毛が角膜をひどく刺激するなど重症化している場合は手術やレーザー治療の必要があります。
秋田犬がかかりやすい病気4.「甲状腺機能低下症」
甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が低下する病気です。
元気がなくなる他、特徴的な症状として左右対称の脱毛が起きたり、食事量を変えていないのに体重が増えたりします。
適切な治療をしないと衰弱し、死に至ることもある恐ろしい病気ですよ。
治療法
「甲状腺ホルモン」を生涯投与する必要があり、完治は見込めません。
高齢の犬に多く見られる疾患なので、少しでも違和感を感じた時は診察を受けることをおすすめします。
しっかりと病気のケアを
愛犬には、いつまでも長生きして欲しいですよね。
特に甲状腺機能低下症は、治療が遅れると死に至ることもある怖い病気です。
愛犬の様子がおかしいと感じたら、すぐにかかりつけの病院で診察を受けるようにしてくださいね。