ニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島を原産地とする超大型犬です。
日本ではまだ珍しい犬種のため、ジャパンケネルクラブ(JKC)には160頭前後しか登録数されていませんよ。体が大きいため、怖いイメージを持たれやすいですが、独特のやさしい表情と豊かな被毛が魅力的な犬種です。
この記事では、ニューファンドランドの性格や子犬の販売価格、寿命や飼育の注意点、散歩についてまとめました。
目次
ニューファンドランドの性格は?大きさは?
温厚で優しい
飼い主への忠義心が強い
学習能力が高く、しつけやすい
オス 71㎝、60~68kg
メス 66㎝、45~54kg
ニューファンドランドは温厚で優しい性格をしています。飼い主への忠誠心が強く心強いパートナーになってくれますよ。
救助犬として活躍していたため、知能や学習能力も高くしつけやすいです。子どもや他の動物とも仲良くなってくれます。
ニューファンドランドの大きさはオスが71cm、メスが66cmで、超大型犬に分類されます。
体重はオス60〜68kg、メス45〜54kgまで成長します。骨格はがっしりとしており、力強さと安心感を感じさせてくれますよ。
ニューファンドランドの子犬の販売価格は?
30~40万円
ニューファンドランドは、日本ではまだ数の少ない犬種なので、子犬の販売価格は30〜40万円と高額です。ワクチン代などを含めると50万円程度必要になります。
ペットショップではほとんど扱いがないため、基本的にはブリーダーから直接購入になります。
ただ、日本ではニューファンドランドのブリーダーが少ないので、子犬の飼い主募集情報が出るとすぐに売り切れてしまいます。
ニューファンドランドを飼いたい場合は、ブリーダーサイトの情報をこまめにチェックし、気になる子犬がいたらブリーダーに早めの連絡を心掛けてくださいね。
子犬の選び方は?
ニューファンドランドの子犬を購入する場合、できるだけ性格がよく、健康な子犬を選びたいですよね。
健康な子犬を選ぶには、遺伝性の病気の兆候がないか確認することが大切です。
足腰ががっしりとしていて、フラフラとせずにまっすぐに歩ける子犬を選んでくださいね。歩き方が安定していない子犬は股関節に異常がある可能性もあります。
ニューファンドランドの寿命は?病気は?
7~10年
ニューファンドランドの寿命は7~10年で、他の大型犬と同様、小型犬と比べると短いです。長生きのためには病気の早期発見が大切ですよ。
ニューファンドランドがかかりやすい病気のうち、命に関わる病気をご紹介します。
胃がねじれてしまう「胃捻転」、熱場にはとくに注意が必要な「熱中症」、心臓病である「拡張型心筋症」「大動脈弁狭窄症」があげられます。
進行性の病気である心臓病は症状がわかりにくいことが多いので、心機能や血液検査はこまめに行ってくださいね。
すぐに命の危険はないですが、股関節に異常が生じてしまう「股関節形成不全」も注意が必要な病気のひとつです。
歩き方がフラフラするときや腰を振って歩いているときは、動物病院で股関節の検査をしてもらうのがおすすめですよ。
ニューファンドランドの飼育の注意点は?散歩は?
大きな飼育スペースが必要
よだれを垂らす
頻度 1日2回1時間程度
ニューファンドランドは性格やしつけのしやすさという点からはとても飼いやすい犬だといえますが、超大型犬なので、大きな飼育スペースが必要です。
また、よだれを垂らしやすい犬種なので室内に飼育スペースを置く場合は室内が汚れることを覚悟しなければなりません。
運動量が多い犬種なので、散歩は1日2回1時間程度の散歩や引き運動をしてあげてくださいね。泳ぎが得意なので、普段の散歩に加えて川や海に連れていくと喜んでくれますよ。
ニューファンドランドの歴史は?
ニューファンドランドは、「海の救助犬」とも呼ばれ、古くから漁師の手伝いや救助をする犬として活躍してきました。
泳ぎが得意で、寒さに強いニューファンドランドは、17世紀以降のカナダやヨーロッパ、アメリカなどで海難救助犬として多くの人命を救ってきましたという歴史があります。
人になじめるニューファンドランド
ニューファンドランドは力の強い超大型犬なので、人間社会になじめる性格の個体を選ぶことも大切です。人を異様に怖がったり警戒することがなく、呼びかけに元気に反応してくれる子犬を選んでくださいね。