ボーダーコリーとの生活を始めるにあたって、事前に知っておきたいことには何があるのでしょうか。
いざという時に困らないためにも、しっかりと知識を身につけておくことをおすすめします。
この記事では、ボーダーコリーの迎え入れ先や費用、飼育前に知っておきたいことまとめについてまとめました。
目次
ボーダーコリーの迎え入れにかかる費用
およそ25～40万円
ボーダーコリーの子犬の販売価格はおよそ25～40万円です。
価格の違いを生むポイントは下記でも紹介していますが、そのほかに血統や両親のドッグショーでの成績によっては30万円を超えることも珍しくありません。
ボーダーコリーの価格の違いはどこで生まれる？
価格の違いを生むポイントは、「ブレーズ（顔の模様）」「カラー（首回りの模様）」「毛色」「目の色」「性別」などです。
ブレーズの入り方
ブレーズとは、両目の間から鼻先にかけての白い線を指します。
左右対称でくっきりとした模様の個体であるほど値段が高くなる傾向があります。
カラーの入り方
カラーとは首周りの白い部分のことをいいます。
幅広く均一で、左右対称にまわっているのが理想的なカラーとされていますよ。
毛色
チョコ・ブラウン・レッド&ホワイト、ブルー&ホワイト、ブラック&ホワイトの順で価格が高くなります。
希少な色ほど、迎え入れにかかる費用が高くなりますよ。
目の色
左右の目の色が違うバイアイ（オッドアイ）の個体は、値段が安くなる傾向があります。
違和感を覚える方もいるかもしれませんが、両親がノーマルアイであればバイアイでも健康上なにも問題はありません。
性別
一般的に、男の子より女の子の方が迎え入れにかかる費用が高くなる傾向があります。
ボーダーコリーの迎え入れ方
ボーダーコリーの迎え入れる方法は、「ブリーダー」「里親」「ペットショップ」の3つです。
ブリーダー
子犬を迎え入れた後も、ボーダーコリーの専門家として相談できるパートナーになってくれることが多いです。
親や兄弟を見ることができるので我が家に合った子を探しやすいですが、中には悪質な事業者もいるのでご注意ください。
里親
里親から迎え入れる場合は成犬が主流となるため、しつけ済みで大人のボーダーコリーを飼いたい方におすすめです。
里親は基本的に無償での譲り受けなので、引き渡し時の交通費以外に負担はありません。予防接種も済んでいることが多いため安心ですね。
ペットショップ
ペットショップには、見たいときにいつでもボーダーコリーを見に行けるというメリットがあります。
子犬が出回ることが多いため、子犬のときから飼いたいという人にはおすすめです。
ボーダーコリーを飼う前に知っておきたいこと
飼育環境
飼育グッズ
食事
しつけ
運動
ブラッシング
飼育環境
室内飼いと外飼い、向くのは？
ボーダーコリーは室内でも飼育は可能ですが、活発な犬種なので広いスペースがあることが前提です。
出来れば自由に出入りして動き回れる庭などがあると良いですよ。
室温は25℃前後がベスト
ボーダーコリーは分厚い被毛に覆われているため寒さには強いですが、暑さは苦手です。
基本的に人間が過ごしやすい温度をキープすれば問題ありませんが、夏場の直射日光などによる温度上昇には気をつける必要があります。
滑りにくい床にする
室内の畳やフローリングは犬にとって大変滑りやすく、関節や筋肉に過度な負担がかかってしまいます。
愛犬が行動できるところには、カーペットやペット専用の滑り止めマット、コルクマットを敷くなどの滑りにくくする対策をとることをおすすめします。
飼育グッズ
ボーダーコリーは成長すると体長50~55cm、体重15~20kgほどの大きさになります。
十分な寝るスペースとトイレ置き場を確保できる、簡単に飛び越えられないことを考慮すると、「横幅170cm、高さ90cm程度」のケージ・サークルを揃えることが望ましいです。
食事
活発に動き回ることが大好きなボーダーコリーは、股関節形成不全になりやすい傾向があります。
体重が増えすぎると関節系の疾患の引き金になるだけでなく症状を悪化させることにもつながるので、普段の食事で体型を維持してあげることが大切です。
またアトピーやアレルギーなどの皮膚病にもなりやすい面もあるので、穀物や人工添加物を使っていないフードを選んであげることも忘れないでくださいね。
しつけ
ボーダーコリーは賢いからこそ、リーダーである飼い主さんのあいまいな態度を見破り、いうことを聞かなくなってしまいます。主従関係を意識しつつ、子犬の頃から良い悪いをはっきりと教えていくことがポイントです。
しつけに不安がある場合は、専門のトレーナーさんに相談してみるのも良いですね。
運動
運動能力が高くスタミナもあるボーダーコリーの飼育では、毎日かなりの運動量を確保する必要があります。散歩は1日2回がベストです。
散歩では平坦な道を歩くだけでなく、上り下りのある坂道やボール遊び、アジリティなど頭を使う激しい運動も取り入れることをおすすめします。
ブラッシング
ボーダーコリーは抜け毛が多いので、抜け毛の散らかり防止や皮膚の健康を保つためにも定期的なブラッシングが欠かせません。できれば毎日ブラッシングを行うことがおすすめです。
スリッカーブラシとコームを用意し、スリッカーブラシで余分なアンダーコートを根元から取り除いたあとにコームで細かい部分や残った被毛を取ってあげます。
自分にあったボーダーコリーとの生活を楽しもう
ボーダーコリーは従順で頭がよく、エネルギーに満ち溢れた犬種です。
思い通りにいかないこともあると思いますが、この記事で紹介した内容が参考になれば幸いです。
